流れてゆく星々を
ワイングラスに受け止めて
恋人よ、貴女は何を眺めているのか?
想えば、やっぱり愛しくて
貴女を、しっかり抱きしめたい。
寒い夜明けにふと目が醒めて
貴女のいないこの部屋で
黙って独り唇を噛む。
布団の上に寝返って、机のタバコに手を伸ばす。
独りのぽっちの寝たばこは、なぜか煙が目に染みる。
貴女の肌の冷たさが
思い出されて堪らない。
すぐに会いたい
今すぐに。
貴女の言葉を思い出す。
私の髪に手を添えて
真っ白だねと貴女は言った。
貴女は ぽつんとつぶやいた。
さよなら、またねとつぶやいた。
貴女の気持ちは無視できないが
私は黙ってそっぽを向いた。
暗い小さなこの部屋で
ふと振り向いて手を伸ばしても
何も触れない。
貴女はいない。
長い私の夢の果て。
ワイングラスに受け止めて
恋人よ、貴女は何を眺めているのか?
想えば、やっぱり愛しくて
貴女を、しっかり抱きしめたい。
寒い夜明けにふと目が醒めて
貴女のいないこの部屋で
黙って独り唇を噛む。
布団の上に寝返って、机のタバコに手を伸ばす。
独りのぽっちの寝たばこは、なぜか煙が目に染みる。
貴女の肌の冷たさが
思い出されて堪らない。
すぐに会いたい
今すぐに。
貴女の言葉を思い出す。
私の髪に手を添えて
真っ白だねと貴女は言った。
貴女は ぽつんとつぶやいた。
さよなら、またねとつぶやいた。
貴女の気持ちは無視できないが
私は黙ってそっぽを向いた。
暗い小さなこの部屋で
ふと振り向いて手を伸ばしても
何も触れない。
貴女はいない。
長い私の夢の果て。