80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

手を広げすぎるなよ

2017年01月04日 12時49分57秒 | 考える
2017年 新年早々、夢の話。 

1月4日(水) 朝方、夢を見た。
考えてみると、今年に入って初めて・・・。
「初夢」だ。

人混みの中を歩いている。
初詣だろうか? (・・・これは、とってつけ。)
ただ、集団の中を、まわりの人につられて歩いていく。 

不意に、すぐ後ろから声がかかった。


「・・・手を広げすぎるなよ。」 

振り返ると、顔見知りのお年寄りが私に話しかけている。
どうやら、ずっと、私と一緒に歩いてきたらしい。
まわりにも、何人か見知った方々が連れだって歩いている。  

気がつかなかったが、私に声を掛けてくれた方は、
どうも、先ほどからずっと私に話しかけていたらしい。


私としては、不意を突かれた感じで、
「はいっ・・・?」 と聞き返す。 

が、声を掛けてくださったご老人は、すでに私の横を通り過ぎ、
お仲間と話し始めている。

重ねて声を掛けづらい状況に戸惑っている内に、
ふと気がつくと、私は独り、人混みの中に独り取り残されていた。  ・・・

どうしようかと考えていると、不意に目が覚めた。 

何故か、胃袋の辺りが、妙に冷たい。
体の中、他の部分はそれなりに暖かいというのに、
妙に冷たい感じがしてならない。


時計は5時を指している。
・・・まだ外は真っ暗だ。

部屋の中は電灯で昼間のように明るい。
どうやら、消し忘れて、そのまま眠ってしまったらしい。 

再び、布団を頭から被って、身を丸めて考える。


「・・・手を広げすぎるなよ。」

一体、どういう意味なのだろうか? 
どうやら、前から話しかけてくれていたのを、
気付かずに聞き漏らしてしまったらしい。

残りの人生はそれほど長くはないのだぞ。
もっと集中して生きろよ。


そういう意味なのだろうか?


今度また出会ったら、ちゃんと最後まで聞いてみる必要がある。