ブログにコメントをくださる雷鳥さんが「道元の冒険」が面白かったと仰ったので、私も読もうと思いました。戯曲で道元の半生が喜劇のように書かれています。道元は曹洞宗の開祖で宇治に興聖宝林寺を建立、わが国最初の禅寺だそうです。夢の中の道元2人、1人は禁欲の仏教者道元、1人は現代の色情狂患者。夢かと思えば現実で、現実かと思えば夢の中。内容も面白ければ表現も面白かったです。
第1幕では鐘の音を人声によって表現されています。
「グワン モン モン モン モン モン モン」
その音色も余韻が残るときには
「ヨィーン ヨィン ヨィン イン」
のように人の声によって表現されています。舞台を観ればもっと面白かったと思います。
また、劇中劇の主題歌
「そのとき
道元 道元 道元禅師は
どげんしたとな?
そのとき
道元 道元 道元禅師は
どげんして
あげんして
そげんしたとや
道元禅師の 御誕生を
いざや告げん」
ふざけていますよね。すべてこんな調子で禅問答も面白いです。道元は、宋へ渡って、天童如浄(てんどうにょじょう)という禅師と出会います。彼の弟子になったそうです。とにかくふざけていると思うことばかりで面白かったです。
2023-7-7(金) 図書館資料 請求番号:B/912.6/イ
道元禅師という人をここまではちゃめちゃに分解(笑)
してしまうことに痛快なものも感じます。
「笑いの共有」はとても難しいことのように感じています。
例えば、吉本新喜劇をテレビで見ていて、娘の夫はケラケラと
声を上げて笑うのですが、私は笑えなくて・・。娘婿は、徳島の実家で子供の頃から家族で吉本の番組を見ていて
みんなで楽しんでいたそうです。笑いのツボが違うようです。
読んで、感想を頂いてありがとうございました。とても
嬉しかったです♪
私は宗教にも疎くて難しいことはわからないのですが、面白く書かれているので
読むことが出来ました。もっと面白いところを書けばよかったのですが
探すのが面倒になり適当に書いてしまいました。
比叡山との確執なども面白おかしく上手に書かれていましたね。
人によって本の好き嫌いも違いますし、笑いのツボも確かに違いますね。
漫才はギャグで笑わせるのではなくて言葉の言い回しで笑うのが好きです。
笑うことは健康にもいいですし、リラックスも出来て機嫌がよくなりいうことありませんね。
ありがとうございます。