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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

メイズ 大脱走

2018-04-16 20:04:51 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の名物企画興行<未体験ゾーンの映画たち2018>で上映された1本です
こちらも80年代アイルランドとイギリスとの紛争秘話
実は・・・実話だそうで(汗

IRA(アイルランド共和国軍)の幹部ラリーは難攻不落脱走不可能に作られたメイズ刑務所に投獄されていた
彼らは政府に対し反対の意思を示すために行ったハンガーストライキで
10人の仲間を亡くし絶望していた
彼を再び奮起させたのはこの刑務所からの脱出を企むことだった

メイズは刑務所の名前ですか、それに副題として”大脱走”が付いてると
どーしても我々世代にはジョン・スタージェスの「大脱走」を思い浮かべちゃいますが
こちらは実話ベースの作品と言うことからでしょうか
日光の手前駅名ほど面白くありませんでした・・・

普通に刑務所脱獄って言うと最近では"プリズンブレイク"とかハラハラドキドキ感が
堪らなく面白いのですよねぇ
しかしこの作品には、そんなハラハラドキドキ感が全くありません
簡単に言っちゃうと、看守たちの坊を真ん中にしてその回りに囚人房を配置しての一元管理
それをしられないように房と房の移動は囚人に目隠ししてわかんないようにしてるだけ

そんな刑務所の見取り図を作成するためにラリーは掃除の任務について
コツコツと見取り図を作成していく過程の中で一人の刑務官と交流して
計画がばれないようにしていくのですが
いざ決行っていっても刑務官たちを縛り上げて、
給食を運んでくるトラックを奪って逃げようって言う実に粗っぽいものなんです

映画としては全体的に盛り上がりも無く淡々と進んでいくので
脱走での緊張感もなかった
さらに不可思議なのは決行の時に何人かが拳銃とか隠していたモノを
とりだしちゃって、あっという間に刑務官を制圧しちゃうし、
どこからどうやって刑務所に隠せたのか、もっと前に使ってもいいだろう
って思わず突っ込みいれてました

結局は門を出る前にバレて・・・って、
そもそも、当の計画者ラリーは脱獄しないって言うのがもう不思議でしかないし
鉄扉の門を数人でこじ開けるなんてねぇ嘘だろう?
ってここでも再突っ込み

実に淡々として盛り上がらない映画でした

2017年製作、イギリス・アイルランド・スウェーデン・ドイツ合作映画
スティーヴン・バーク脚本・監督作品
出演:トム・ヴォーン=ローラー、バリー・ウォード、マーティン・マッキャン、アイリーン・ウォルシュ、ニーヴ・マグレイディ
コメント
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