MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

子連れ狼 三途の川の乳母車

2019-01-05 21:04:11 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は若山富三郎の拝一刀の子連れ狼第二弾です

なぜか柳生烈堂が画面に出て来ない作品
前作「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」での伊藤雄之助さんの姿は
明石柳生の別式女に黒鍬衆の頭が前作での裏柳生の二人の討ち死にの回想会話の中で出て来るだけですか

明石柳生の別式女の頭の松尾嘉代が美しく素敵でしたし
別式女の女たちが皆さんお美しいお方を揃えてらっしゃる
プロデューサーとしての勝新太郎の資金繰りの力量と映画製作への情熱が凄いなー
これだけの美人たちが手を変え品をかえして拝一刀に次々と襲うものの
簡単に排除されるし、なんと乳母車のからくりを使って今作では大五郎も何人かを倒す
父子揃って冥府魔道に生きてる証しと言うことか

今作は前作をしのぐスプラッターであり切り株映画
顔面削がれる、手足切断と言うか斬断です
更に手鉤でぐっさぐっさ

明石柳生の次に現れる弁天来の三兄弟が実にすごい
こんな連中が幕府にの使いと言うことですからやっぱ原作の劇画自体も荒唐無稽と言うことか今回も原作劇画作家の小池一雄が脚本も書いているので
拝一刀の500両の刺客仕事はこの弁天来三兄弟が刺客対象ですので
クライマックスのケレンはこの三兄弟との対決ですが

この映画自体、拝一刀に降りかかる柳生の刺客との死闘の剣戟のそれぞれの対決にも見応えある趣向を宍戸大全が考え抜いた演出してるのでもう拝一刀の殺陣自体がケレンでもあったりして・・・

また500両は乳母車にいれていたのですね
旅籠での番頭の掌返しが実にいい

1972年製作、日本映画、勝プロダクション作品、東宝配給
三隅研次監督作品
出演:若山富三郎、富川晶宏、松尾嘉代、岸田森、小林昭二、新田昌玄、三島ゆり子、鮎川いづみ、大木実
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる

2019-01-05 15:31:30 | 邦画
お仕事始めですねぇ
ってことでこのブログでも新年最初の企画記事
今年最初の企画記事は一日一本時代劇映画を見ていく企画を二ヶ月連続で
その記念すべき第一作品は若山富三郎さんの「子連れ狼」
その第一作品はなんと時代劇ファンが見た途端にビックリドッキリのスプラッター&切り株首チョンパ作品

グロの首チョンパだけでなくエロもありますよ
まんが見ないので原作の劇画は読んでませんし錦之助さんのTVシリーズも見てないけども
原作のまんまなんでしょうか原作の劇画作家の小池一雄さんが本編の脚本を書いてらっしゃるからでしょうか、もうおっぱい出まくり
なかでも特記すべきは真山知子さんの豊乳おっぱいが見られます
蜷川幸雄さんの奥さまで
映画監督もされる蜷川実花さんのお母さんですが

葵の御紋を許された公儀介錯人拝一刀
その座を虎視眈々と狙う裏柳生柳生烈堂による謀略に嵌まり
拝一刀は一子大五郎とともに闇の刺客として諸国行脚しつつ
わが子と共に冥府魔道に堕ちて裏柳生柳生烈堂との対決していく映画ですが

東宝のロゴに次がいで勝プロダクションのロゴが
1972年の作品ですから大映さんがつぶれてしまい
映画会社が経済的に四苦八苦してきはじめて
大映日活だけでなく自社作品での自社映画館にプログラムピクチャーを供給するのが苦痛になってきてる訳で

いち早く自社での映画製作をやめて群少プロダクションの作品を率先して配給会社に転嫁していった東宝さんの商売上手には感嘆する
その中でダントツの興収をあげたのがこの「子連れ狼」だったのね

勝新さんのんも旧大映のスタジオ、スタッフに倒産以降の生活面をバックアップしていくんですね
役者は旧大映の役者と若山一家と言っていいような東映の悪役面の合同チーム
映画会社の枠を越えて実に楽しい作品を作ってくれていたのですねぇ

本作はそもそもの物語の始まりで、"いかにして拝一刀は刺客・子連れ狼となったか"を描いている訳でして・・・これから先が楽しみです
柳生烈堂演じる伊藤雄之助が実に憎々しい演技力に圧倒されます

1972年製作、日本映画、勝プロダクション作品、東宝配給
三隅研次監督作品
出演:若山富三郎、富川晶宏、露口茂、真山知子、藤田佳子、内田朝雄、渡辺文雄、伊藤雄之助
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする