外道軍団

オールインの前身GPミュージアムの2011年製作、のヤクザアクションんですよね
白竜さんと寺島進さんがジャケットに描かれてるんで
ある映画を思いださせますが、このお二人実は敵対する組織の人間という間柄
さらに松田一三さんに國本鍾建＆松田優さんに監督が片岡修二って言うと
この製作時には並行して「極道の紋章」のクライマックスの撮影もあったりでしょうかねぇ
ってことで松田一三の役柄は白竜さんにタメグチきく間柄ですし

先に書いたように7年前に親分を白竜さんにはじかれ
白竜さんを親の敵と狙う敵対組織啓仁会の人間ですが
7年の刑期を終え、娑婆に帰ってきた白竜さんを迎えたのは、倉見誠演じる弟分のみ
なんと刑期中に親分は死んで組は松田優に代替わりをしたのはまだ許せるんだろうが
代替わりを機に、事もあろう白竜さんがはじいたに憎き啓仁会の傘下に入っていたのだった。

体良く新組長にあしらわれた白竜さんは組長に無断でシマうちに事務所を構え、倉見誠以外に
ムショで知り合った偽造屋、元レーサー、鍵師、そして元関西ヤクザと言った一芸に秀でた仲間たちを次々集めて
さらに堂島を仇と狙う黒崎組幹部の金子まで仲間にして
なんと自分の組の全財産を奪うという計画をたてて

ってことでなんとヤクザ映画の姿を借りて「オーシャンズ11」のパクじゃなかった
オマージュ作品に・・・
ただそこはVシネマですからちょっというよりかなりなチープ感は否めないものの
一般的なヤクザものとは少し毛色が違って中々面白かった

そして見事に現金奪取に成功するんですが白竜さんを執拗に狙う男の寺島進さんの
あのなんというか軽薄でありつつも信念を曲げない男を飄々とした演技で演じつつ
なんと劇中ではなく見てるこちらをも騙す演技が実にいい
ま、こんな彼のキャラクターを買っての起用だったんでしょうね

2011年製作、日本Vシネマ、
片岡修二脚本・監督作品
出演：白竜、松田一三、國本鍾建、Koji、猪瀬孔明、木村木、倉見誠、武蔵拳、松田優、寺島進

札幌・横浜・名古屋・雄琴・博多 トルコ渡り鳥

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は東映チャンネルの今月の深夜枠でTV初OAの作品
さらに未だかってVHSにしても、DVDにしてもパッケージ化もされていない作品と言うことで
3回のOAがあったんですが、なぜか他番組の録画とかさなっていたり、またまさかの大雨というアクシデントがあったりで最終OAの23日にようやく録画できたものの録画視聴でしたが

芹明香演じるひろみというトルコ嬢と東龍明演じるトルコ嬢のヒモ男利夫の二人の
トルコを渡り歩くトルコ嬢の人生模様と、
実際にトルコにカメラを持ち込んでトルコでの泡踊りとか
なんとマットプレイでの２輪車、３輪車とか５輪車のプレイを撮していくという
セミドキュメンタリー作品となっていますが

実際の泡プレイではモノ本のトルコ嬢なんでしょうが
お客さんとかお顔も映ってるってのは激ヤバでしょ
ってことでお客さんとかはスタッフさんだったりして・・・
が結構長く写される。

ということでトルコ嬢ひろみとそのヒモ利夫は札幌のトルコで働いていたが、
”冬に寒い場所にいても客が少ない”という結論に至り
稼ぐで場所を移ることに決まりひろみは決意の放尿をなんと安宿の二階から・・・

そして横浜から雄琴に行くものの雄琴で犬を飼っていたが、利夫がパチンコをしているときにその犬は逃げ出し、車に轢かれて死んでしまう
このエピソードは現役トルコ嬢のインタビューからですが
そうだ、なんとこの映画はセミドキュメンタリーって言うことで山城新伍の真面目なナレーション(映画では絶対に見せんクソ真面目なナレーションでした)
と、サイレント映画並みのスーパーインポーズでドラマとドキュメントを繋いでいるんですね

犬の死と同僚トルコ嬢との火遊びでで二人の間に溝ができて・・・一旦は彼のもとを逃げ出したひろみですが
酒田でまた二人は一緒になる。

ドラマでは先に書いたように２階の窓から放尿するシーンがあり、
ラストでも列車の最後尾車両のドアを開けそこから放尿をするシーンで終わる
というシンメトリー

こういった放尿シーンってトルコ嬢のひろみの"何があっても逞しく生き抜く"という象徴なんでしょうねぇ

1975年製作、日本映画、東映作品
関本郁夫監督作品
出演：芹明香、三浦ひろみ、東龍明、山城新伍(ナレーション)