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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

もしも徳川家康が総理大臣になったら

2025-02-05 05:05:05 | 邦画
2025年の一月もとうとうこの作品で終わります。
一番最後に期待値大の作品を持ってきたものの、さほど期待したほどではなかった作品ではありました。
けど原作がベストセラーってこともあって見てて退屈はしなかった
ケド原作はいつもの通り未読
 
眞邊明人による原作小説がそれなりに売れて、日本の出版ビジネスにおけるプロトタイプとしてこれを漫画化し
そして映画化って言う寸法の作品
個人的には野村萬斎さんって時代劇映画に向いてないと思うんだけどまぁ仕方ないよね
 
て言うのも古典芸能の人だから時代劇映画の中でも一人時代劇になってしまって他の俳優さんとのいわゆるコミュが浮いて見えるとこが個人的に嫌いだったんですが
この作品ではやはり家康演じても基本時代劇ではなく現代劇でしたのと
最後に見せ場があるだけで前半とクライマックスに至る元凶はやはりあのお方で
最後の締めに長台詞を頂いてるだけで後は存在価値を示してればいいだけなので
彼の時代劇時代劇した演技は今作ではきっちりとはまっていた
 
後の偉人もそれなりにハマっていたもののできれば吉宗さんは松平健さんをキャスティングできてて、あの台詞を吐かせてくれてると良かったけど
珍しく東宝が製作委員会筆頭幹事会社で東宝製作の映画ってことで「暴れん坊将軍」の版権は東映さんが持ってるからねぇ
まぁ遠目ですと高島さんもマツケンさんに見えていたからこれは不思議
 
まぁ現代日本の政治批判であり、かつ政治への願望を歴史上の人物に託してた作品ということで主題は見え見えなんですが
それに歴史上のウグイスに例えられた三人の英傑の歴史的な確執と野望をそのまんまテーマにしていたので見てるうちにミステリー部分んが透けて見えてしまって・・・
結果秀吉の家康への江戸の仇は長崎で的なお話でしかなかったのね
 
浜辺美波さんをしっかりとヒロインにしていたんですね
今や日本映画界において欠かせない女優さんになられた感のある浜辺美波サン出演作にも恵まれてるようですね
彼女と竹中さんで見せる映画ではあったものの
もっと竹中さんをはっちゃけさせて欲しかったかな
まぁ現代日本へのメッセージ映画としても底が浅かったのは否めませんですが、眞邊明人さんと言うお方はそれなりに歴史に造形の深い方だったようですな
 
っていうか久々お金のかかってる邦画にお目にかかった
モブシーンでのエキストラの人海が半端なかった。
 
2024年製作、日本映画、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会作品、東宝配給
武内英樹監督作品
出演:浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、髙嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、小手伸也、長井短、音尾琢真、山本耕史、田中茂弘、梶原善、小籔千豊、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎
 
コメント
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