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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

最後まで行く

2024-06-28 05:05:03 | 邦画
韓国映画「最後まで行く」のリメイク作品
最初に言っておきますが東宝さんもとうとうレンタルに出さずに配信とセルのみでの二次使用に踏み切ってくれましたねぇって思ったらどうやら製作委員会にHuluが絡んでいるようで
そこいらがこの作品をレンタルに出さないようにしてるってことなのかな
でこの韓国映画がオリジナルで次に中国で「ピースブレーカー 」という作品でリメイクされた。そして次にフランスで「レストレス」と言う邦題でリメイクされてるがこれは配信のみの作品だったので私は未見。
そして今回日本で3度目のリメイクとなる作品
 
上記オリジナルと中国リメイクの時に私自身も書いてるしこの二国の映画自体もその通りに進行してるんですが
この作品の芯の一つとして土葬っていう風習が一応鍵になっていて
日本では土葬が禁じられてる国でどのように死体回収するのかっていうとこに一番の興味がありましたが
そこはきちんとっていうか火葬中止させて死体回収してましたが
 
それはいいとして一言この作品韓国映画と同様に邦題もまんま「最後まで行く」なんですが
この日本版は言うときますが“最後まで行かず”に映画が終わるんですね
これはあかんやろ
確かに綾野剛と岡田准一が車走らせてどこまでも・・・
で終わってるんですがこれは善意に解釈させてもらうなら、
ある意味私がいちばん好きな終わらせ方の一つでもある所のこの先は観客のお前らが脳内で補完せよって言うことなのか
でもそういう意味での終わらせ方とはちょっとちゃう感じやないですか
岡田くんと綾野剛との2人の間での決着の付け方としては間題は無いけど
 
”濡れ手に泡“でもないなぁ”漁夫の利“のヤクザの親分倒してこそが日本版リメイクの映画としての肝になるんとちゃうんかなぁ
あのまま2人が柄本明んとこに殴り込むちゅうならめでたく日本版としてリメイクが完成されたって言えるんだろうけど
たとえお金を取り戻さなくても受けた仕打ちは返さないとねぇ・・・
 
まぁ常日頃からこのブログでも散々言ってきてますが、リメイク作品はオリジナルなぞるだけでなくその国特有の文化とか風習を入れておかなきゃリメイクした意味もなんもないわけで
そういう意味では政治の裏金っていう日本特有の悪徳文化を取り入れてるとこはいいにしても
やっぱ”最後まで行く“べきだよねこの作品は
最後でこう言ったボケかまされるといちばん腹立つんだよね
 
前半は死体隠しのコミカルさを見せてくれて、もう後半では化け物感が半端ない綾野剛とのアクションで見せてくれて二時間楽しまさせてもらった末のあのラストシーンと余計な説明映像を入れるなよ
ホント最後まで行けずになんで終わらせた・・・
映画としてのカタルシスもなくただただ綾野剛の怪演だけで見せる映画に堕しちゃってる
こういうとこが日本映画のダメなところ、もっと振り切って欲しかったなぁ
 
2023年製作、日本映画、映画「最後まで行く」製作委員会作品、東宝配給
藤井道人共同脚本・監督作品
出演:岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村悠斗、駿河太郎、山中崇、黒羽麻離央、駒木根隆介、山田真歩、清水くるみ、杉本哲太、柄本明

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2 コメント

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こんにちは! (ヒロ之)
2024-06-29 15:49:02
コメントありがとうございました。

傑作のオリジナルを日本がどういう風にリメイクしているのか、事前に鑑賞者の評価が高かったので、期待しての鑑賞でしたが。。。
ヤクザを絡ませての大金を見付けるまでは特に悪い印象は持てず良かったのですが、あのラストは無いでしょう。
日本風にどうしても変えたかった、そんな製作陣の意図は汲み取れますが、流石に中途半端過ぎ。
もう少し別のエンディング思いつかなったのかと。
役者は皆個性活かして頑張っていただけに勿体ないですよあれは。
返信する
ヒロ之さん、こんばんは (morkohsonimap)
2024-06-30 02:32:34
コメントありがとうございました。

ホントこの映画全く最後までイケてなかった作品でしたねぇ
日本的な風土に合わせていた点は合格点ですが
エンディングがなぜに中途半端だ終わらせてしまったのか
ホントそこだけが残念な作品でありました。
返信する

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