![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/96/6470732c947d7011ff70fdaea6d15aab.jpg)
東映版菅原文太の木枯し紋次郎の第二作目
柳の下に二匹目の泥鰌がいないって知らしめる作品だった
っていうか前作が笹沢佐保の原作の映画化だったのでそれなりに渡世人のあり方とか紋次郎という人物像が描かれていたように思えるものの
なんと今作は原作から離れて紋次郎という人物だけ借りての野上龍雄にオリジナル脚本で作られた作品となってる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/35/501da0c18f9afc953a37bbe52029a5c4.jpg)
まぁ個人的に市原悦子さんのネチネチとした演技が嫌いな私ですからねぇ
乗り切れないって言うのもあったのかもしれませんが
映画の内容的には重くてくらい作品となってるのもマイナス点かもしれない
こびきのお話がトップシーンから始まり
それが紋次郎の人間性に尾を引いてるって言うのがなんとも
東映の作風に合わないないように思える
しかし、待田京介さんにしても田中邦衛さんにしてもいい役でしたねぇ
んsんと名和宏さんがたったあれだけですから東映の役者の層の厚さを思い知らされる
手紙を国定忠次の代貸しに読んでもらうのは文盲だからでしょうが
田舎女郎の手紙にしては実によくできてる手紙でしたが生い立ちから考えても紋次郎の姉にしても文盲(再びの差別用語ご無礼つかまつる)としか思えんのだが
そこいらの矛盾に気はつかなかったのか野上さんは・・・
まぁ紋次郎人気という時代の流れに流れに乗っかって作られたこの二作品の時代劇でしたが
この後深作さんが「仁義なき戦い」で監督として不動の地位を得て時代劇を本格的に作るまでの徒花的な作品だったわけね
1972年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演:菅原文太、市原悦子、田中邦衛、大木実、汐路章、志賀勝、月亭可朝、白川浩二郎、待田京介、大木晤郎、山本麟一、伊達三郎、川浪公次郎、西田良、奈辺悟、中村英子、丸平峰子、賀川雪絵、平沢彰、名和宏
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます