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私自身はB級映画というか、ゴミ映画みたいな作品も好きですし
A級映画もしっかりみますが、ある意味権威主義的なこととランキング的なことが好きでなく
日本やアメリカのアカデミーには興味があまりなく、『キネ旬』や『映芸』の単年度ベスト10とかは一応自分の見た作品がこういう評価か
ッテ思うだけでベストワンだから見なければっていう事はないし
こんなとるに足らない映画レビューまがいのブログ作って毎日更新はしてるけど
マイベスト10みたいな評価基準もやってません
この作品も今年の日本アカデミーで作品賞、主演男優賞受賞した事は普通に知っていますが
個人的には草彅剛作品ということでの視聴でした
日本映画を”積極的に見ていく“のこのブログでの企画でもなく、個人的に草彅剛の映画だからっていうことでの視聴でして
いや流石に凄まじい作品でしたねぇ
ある意味現代日本が抱えてる社会問題
つまり草彅剛のLGBTだけの問題ではなくて、子供役の服部樹咲の養育ネグレクト問題まで組み入れてきてる作品だったのね
つまり二人のヒロインにはそれぞれ自分ではどうしようも無い闇を抱えて一人は社会の底辺を生き
もう一人は未成年であるために保護する人物が必要で、いやでもその保護管理からは成人になるまでは自由になれないっていうことがこの映画のミソ
そして黒い鳥がいつか白鳥になって羽ばたいていく
それまでは闇の世界で生きて耐えていかねばっていうのを
タイトルの“ミッドナイト”に喩えられていたような
そしてその闇から脱出するには草彅剛演じるトランスジェンダーの凪沙は命を落とすことで白鳥として羽ばたいていけたってことなのね
そしてネグレクトの親から自立するためにはバレリーナとして
アメリカに留学することで彼女も白鳥となっていったようですね
劇中のバレエに因んでのタイトルでもあったようですね
そういえば劇中一果の唯一心を許した同級生も屋上から飛び降りて白鳥になって羽ばたいて行ったエピソードもありましたねぇ
貧困か裕福かではないんですよね人間の生き方というか人生は・・・
日本アカデミー賞で草彅剛が主演男優賞をとりましたが
やっぱ権威主義なんでしょうね、長沢まさみさんには申し訳ないですが、ここは主演女優賞ではなかったかと・・・
それくらいの度量というかユーモアというか洒落っ気を見せて欲しかったなぁ日本アカデミー
それくらいの度量というかユーモアというか洒落っ気を見せて欲しかったなぁ日本アカデミー
主演男優賞だと作品の意図を全く理解してないような気がするのは私だけでしょうか?
性転換手術はドバイじゃないんだって見てて思ったら
やっぱラストに繋がっていたようですね、タイでのいわゆる不衛生で廉価な性転換手術は
ラストは個人的には海岸でのシーンで終わっても良かったんじゃないかとは思ったんですが
この拙文の最初の方で書いたように草彅剛クンだけに焦点を当ててるんだったら
海岸でエンドマークでいいんだろうけども
もう一人の主人公がいるわけで、彼女の白鳥としてのはばたきもやっぱ必要となるとこれがベストではあるんですね
草彅剛と新人服部樹咲に焦点当てて書きましたが
いやネグレクトな母親を演じた水川あさみさんもこんな素晴らしい演技を見せてくれてたんだとびっくりしました
オネエの一人として出演されてた吉村界人クンとバレエ教室の先生を演じてた真飛聖さんとかは「列島制覇ー非道のうさぎー」でつい最近見たばかりだったなぁ
2020年製作、日本映画、Midnight Swan Film Partners作品、
内田英治脚本・監督作品
出演:草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖
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