
まずはビックリしたのは、こんなに面白い作品なのに劇場未公開作品だってこと
一応Blu-rayとDVDとの同梱でDVDスルー作品としてリリースされているのはニコケイが出演してるからでしょうか
そしてニコケイは一応W主演だし肝心のドラキュラ伯爵を演じてその演技力で怪演ぶりやら肉体が色々痛めつけられてもうある意味肉体七変化ぶりを見せてくれるものの
なんと下僕が反旗翻すから自分に都合の良いレンフィールドのは敵側に鞍替えしていくって言うとこ
この二つにちょっとビックリさせられたけど、第一からしてドラキュラ伯爵の下僕であるRenfieldがタイトルですから
この映画の主役は当然ドラキュラではなく下僕に焦点が当たってる映画な訳ですが
なんかドラキュラにこき使われて疲れ果ててるレンフィールドが主役ですから勢いドラキュラのわがままご主人ぶりを楽しく演じて映画にメリハリつけてくれてるニコケイさんが実に楽しそうでよかったけど
これって結構グロいんだよねでもノー天気で陽気なグロでしたねえ
それでも映倫さんのレイティングはR -15
そりゃそうだよねアクションにおいて人体の破壊が凄まじい
ギャング共を虫を食って力を得たレンフィールドがバッタバッタって手足引きちぎりそれを武器にさらに敵を粉砕っていうか、倒れて使いものにならない奴でさえ頭踏み潰し血飛沫ブシャーですからねぇ
ドラキュラにこき使われてパワハラ上司だってレンフィールドが自助グループのミーティングを訪ねるところから始まる。その語りでドラキュラの横暴ぶりとそれに振り回されるレンフィールドの件が面白い
二人のこの関係性はある意味風刺として現在のは雇用制度と繋がってるところだし
下僕が疲れているのに比例してドラキュラが逆に元気にっていうのがいいよね
まさにニコケイここにありって感じ
そんなニコケイドラキュラさん、下僕がなんと婦人警官と仲良くなっちゃって敵対するギャングに肩入れしちゃうわけで
ギャング対レンフィールド&婦警さんの構図に何故かドラキュラさんまで下僕に裏切られたってギャングに肩入れしちゃいますからねぇ
FBIと婦警さんと姉妹だったんですね
何見てたんだろう気づきもしなかった
ってことで頭使わず気楽に目で楽しめる娯楽映画っていいよね
適当以上に人体破壊も楽しめるしドラキュラさんは最期コカインで逝っちゃうし
もうアメリカ映画お得意のハチャメチャアクションコメディ
また言うけどコレを公開しない日本の映画興行業界って一体何・・・
2023年製作、アメリカ映画
クリス・マッケイ監督作品
出演:ニコラス・ケイジ、ニコラス・ホルト、オークワフィナ、ショーレ・アグダシュルー、ブランドン・スコット・ジョーンズ、ジェナ・カネル、ベン・シュワルツ、キャロライン・ウィリアムズ
いやあ実に楽しいホラーコメディでした。
ドラキュラ伯爵を悠々と演じているニコケイも絶賛ものですが、グロさとユーモアのバランス加減の絶妙さが自分的に凄く好印象。
色んな意味でにやけてしまう作品内容でしたが、劇場公開出来ない程の酷さなんてどこにもなかろうと、その点では勿体ないですよね。
まぁニコケイが実に楽しそうにドラキュラさんを演じられてて・・・
それに踊らされる下僕のニコラス・ホルトのアクションが実に乱暴というかグロくてエグい
それが実に楽しい作品になってるっていうのに
未公開作品
でもある意味いい時代です米未公開作品であってももこうしてDVDだ見られるんですからね