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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

人間爆弾 立ち止まったら、爆発

2025-02-12 05:05:05 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミアム枠で日本初OAされて、DVDスルーされた未公開映画。
これってまぁ時代を反映してアラブ系のテロ自爆を題材としてるけど
ずーっと歩いてないとセンサーによって爆弾ベストが爆発するっていうアイディアは
日本映画なら「新幹線第爆破」(1978)、アメリカ映画なら「スピード」(1994)これらは一定の速度が落ちたら爆発するという仕掛けだしフェイク画像で犯人をだまくらかすのも「スピード」で使ってる
その変形として走り続けるというか車のシートに重量計が仕込まれて車から降りられないっていうのの先駆者はこの映画と同様のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー 」(2015) そして2018年はドイツ版リメイク「タイムリミット 見知らぬ影 」さらに韓国リメイク「ハード・ヒット 発信制限」(2021) そしてリーアム・ニーソンでも2023年にも米国版でも「バッド・デイ・ドライブ」というふうに作られてきてまして
 
いわゆるリミットをかけられてどうなるんかいっていうのが肝になるのとこがサスペンスなんですよね
前半はなんだよこのおっさん爆弾ベストつけられておらんやん
自爆テロ犯とのなんとなく友情を感じさせるちょっといい話っていう展開に見てるこっちが戸惑いを感じるものの
後半は爆発テロ犯に逆にこの主人公のタクシー運転手のおっさんが歩き続けないと爆発するっていう爆弾ベストをつけられて
 
いかに警備側との駆け引きでどういう結末を迎えるかっていうのが肝になる作品
これは見てる人間にもそれなりの緊張感を強いてくる作品で
上に書いたようにいっぱい過去の作品で使われたリミットが二重にかけられたプロットを
どう料理して見せるかがこの映画を作った作家さんの腕の見せどころっていうことになってる映画
時代がハイテクになればそれなりに時代の潮流に乗っかった作りになるのが必然
 
でも時代が変わって人の生活様式が変わっても変わらないのは家族愛で、こ映画のテーマは家族愛だったようでラストシーンはある意味問わず語らずではあるものの泣かせるシーンであった
ってか爆弾ベストを着せられた運転手を演じてたルイス・トサルって「暴走車ランナウェイ・カー」でも主演してた人だったんだ
 
2023年製作、スペイン映画
ダニエル・カルパルソロ監督作品
出演:ルイス・トサル、インマ・クエスタ、パトリシア・ビコ

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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2025-02-14 18:29:30
こちらにも。

プロット自体は使い古されたものでしたが、そこはきちんと家族との会話等を被せてきていて、ある程度感動させる作りになっておりました。

>自爆テロ犯とのなんとなく友情を感じさせるちょっといい話っていう展開に見てるこっちが戸惑いを感じる

ここ読んでいて笑ってしまいました。
いや私も、この部分は「なんで仲良くなってんねん」て思いましたから(笑)。
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ヒロ之さんコチラにも (morkohsonimap)
2025-02-14 23:27:19
ありがとうございます。
まさか主人公のおっさんが「暴走車ランナウェイ・カー」のあの人だったなんて見終わって周辺調査して解ってびっくりしました。
もうなんか最初っから爆弾背負って歩かされるかと思っていたんで自爆者とあんな行動をとるとは思って無くてあんな表現になってしmしまぢたが、
あれがあっての爆弾歩きになるって理路整然としてますよね
返信する

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