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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

恐解釈 花咲か爺さん

2024-05-21 05:05:32 | 邦画
今月のジャパニーズホラーはなんと言っても昔噺しを現代に置き換えてホラー映画に仕立て直したこの“花咲か爺さん”と“桃太郎”の二作品
まずはその第一弾として作られたこの皆さんよく知ってる“枯れ木に花を咲かせましょう”と“此処掘れワンワン”のフレーズでお馴染みの『花咲か爺さん』から
ザックザックって出てくるのはお宝ではなく、なんと解体された死体のパーツですからねぇ
正直爺さんはそのパーツを一つ一つ集めてなんと人肉花を咲かせてくれてます。
 
っていうかこの作品なんと意地悪爺さんを演じてる神羅万象さんのもう完全一人舞台のお話で
彼無くしてこの作品は作れなかったって言っても過言ではないと言える作品。
そんな意地悪爺さんの孫のお婆さんが交通事故で目の前で死んだことから、全く笑わなくなったっていうか笑顔を見せなくなったことから、人の死を見せれば笑うはずと孫の笑顔を取り戻そうと必死に町から人をさらって来て孫の目前で殺戮を繰り広げ人体を解体するお話。
 
じゃどこで花咲か爺さんと繋がるのかっていうと孫にもなついてる犬の死を見せるために犬を借りて来て殺しちゃうだけでなくなんと焼いてしまう
そして愛犬を殺された隣の爺さんがこれまた完全にぶちキレて意地悪爺さんを犬の遺灰で殺してしまうという
そんなお話になっておりまして
 
っていうことで現代版「花咲か爺さん」の物語は意地悪爺さんが主役の殺人オンパレードな作品でして
そう孫っていうか意地悪爺さんにはちゃんと家族がいて
先にも書いたように婆さんが死んだ時から
笑顔を見せない孫の笑顔をとり戻そうとするため散々人を殺しまくるだけのお話で
そんな爺さんには2人の娘がいて長女の息子がその笑顔をなくした孫の母親でさらに現在もお腹の中にさらに・・・
そして次女は東京から恋人を連れて帰郷してくるもののなんと父である意地悪爺さんに最終的に彼氏も殺される
 
まぁスプラッターと人体破壊の映画ですがR−15ってことで殺戮シーンも解体シーンもみんなスクリーン外で行われており森羅万象さんの一人芝居とSEできちんと脳裏で見せてくれる作品でした
が、物語の展開上解体された人体のパーツはそれなりの造形でしたけど・・・
 
ま、見る人を選ぶ作品であることは間違いない
さて次は「恐解釈 桃太郎」を見るとするか
 
2023年製作、日本映画、恐解釈製作委員会作品、ストリーム配給
浦崎恭平共同脚本・監督作品
出演:森みはる、西川風花、五十嵐諒、リアン、下東久美子/都丸亜華梨、飯塚大、川松尚良、海老原正美、森羅万象

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