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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

アローン・イン・ザ・ゼット

2017-09-10 23:03:09 | 洋画未公開
9月2日にレンタルリリースされたゾンビえいがです
ってもホラーではありません、ゾンビえいがですウィルスに冒された近未来のアメリカ
パンデミックを逃れた二組の見ず知らずの家族が交差する人間ドラマが中心課題ですので
確かにゾンビは画面に出てくるし、生きた人間を餌?として認識し襲ってもきますが
所謂物語の中心にゾンビがいるわけではないので

ある意味ゾンビがいなければお話も進みはしないのも事実ではありませんが
なんだろうなぁ無くてはならんものではあるがメインではないもの
刺身のツマみたいな存在なゾンビのゾンビ映画ですので
実に静かに淡々と物語は紡がれていきますし
登場人物もごくわずか

近未来のニューヨーク北部、謎の感染病によって崩壊した世界。
食品店を経営しているアンと夫のジェイソンと娘は、
感染病を逃れてジェイソンが生まれ育った田舎の森に逃げる
ジェイソンはアンに森の中で生き残る方法を教えるが、
ウィルスに感染しジェイソン、次に赤ん坊の娘まで死んでしまい
たった一人森の中で二ヶ所のキャンプを造り上げ孤独に生きてるアン

ある日、食料調達に民家の缶詰などを漁った帰り道
重傷を負ったオリビアと義父のクリスを助ける
彼らは北に逃れようとしていたのだったがアンの看護で快復したクリスは
義理の娘のオリヴィアと一緒にアンを北部に誘うが、

アンはその場を離れる意思はなかった
オープニング泥だらけのアンが森の中で全裸でに立っているショッキングなシーンから
始まります
そして体についた泥を湖で洗い流します
つまり夫から教わったサバイバル方法と今までの経験からゾンビに見つからずに食料調達の方法なんです
自分の輩出した糞尿を溜めてそれを被って生きてる人間の匂いを消し去っていたり
孤独なサバイバルの姿を丁寧に活写していく姿が実にいいし
アンの確固たるサバイバルな姿勢と孤独感を浮き彫りにします

そんな時にふとであったクリスたち
最初は警戒からかぎこちない距離間があったものの
実はクリスとオリビアも血がつながっておらず、かつオリビアの実母とは結婚する寸前にパンデミックになり母親は罹患しちゃって二人で逃げてきてると言うことがわかってきまして
孤独な心と傷心とがやがて打ち解けあって
クリスとアンが結ばれるのは極限下では当然だったのかわかりませんが
それを知ってしまったオリビアは・・・

思春期の感情なのかはわかりませんが
アンに対しての反感がゾンビに襲われた時に殺意に変わって・・・
三人は悲劇的な結果を迎える

ゾンビ映画です、間違いなくゾンビ映画ですグログチャグチャのゾンビ映画とは趣を異にし、かつまたゾンビに追いかけられると言ったハラハラドキドキの展開も殆どないものの
極限状態の中での孤独に生きる人間ドラマでしたねぇ
こう言うゾンビ映画もアリですねぇ

2016年製作、アメリカ映画
ロッド・ブラックハースト監督作品
出演:ルーシー・ウォルターズ、ジーナ・ピアルサンティ、アダム・デヴィッド・トンプソン、シェーン・ウェスト

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (ヒロ之)
2017-12-13 12:23:57
コメントありがとうございました。
ジャケットだけでゾンビ相手に戦いまくるアクション映画を想像しちゃってましたが、人間ドラマって感じでしたね。
どうこの世界を生き残るのか、その術を実に丁寧に描いていましたが、ただ前述したようにアクションを観たかった自分としては物足りない気持ちにはなりましたねぇ。
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Unknown (morkohsonimap)
2017-12-13 21:44:44
ヒロ之さん、今晩は
コメントありがとうございました
ゾンビ映画ですからやっぱりゾンビとの戦いを描いてくれるアクションを期待しちゃうのが常ですよね
この映画だとなんだコレじゃゾンビ映画じゃないよねってなりますよね
人間ドラマって言うがなんとも・・・
返信する

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