クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

映画アルゲリッチ

2014-10-20 | 日記

少し前のことですが、

下の娘の友達Sちゃんのお母さんと映画を見に行きました。

「アルゲリッチ 私こそ音楽!」。

なんだか内容に対して、邦題がしっくりきませんが、

世界的ピアニスト・アルゲリッチのドキュメンタリー映画です。

アルゲリッチの娘が、娘視点で自らカメラを回しています。

アルゲリッチに興味のない人にとっては、たぶん退屈な映画、

でもアルゲリッチが大好きな人にとっては、ものすごく貴重なフィルム。

ピアノのことは何も知らない私ですが、

アルゲリッチのことも名前しか知らない私ですが、

これは本当に面白かった。

天才アルゲリッチの素晴らしい演奏があるわけでもないし(昔の録画は少し出てきます)、

彼女の情熱的な人生をことさらドラマチックに描いているわけでもない。

娘だからこそ撮れる、全く作られていないありのままの素顔。

自由奔放で、自分に正直で、愛があって、何より強い。

アルゲリッチの生きざまに、ぐいぐい惹きこまれてしまいました。

ところどころで涙さえ流しましたからね、私。

しかし、シャルル・デュトワが2番目の夫だったとは!

3番目の夫であるピアニスト、スティーヴン・コヴァセヴィッチは、人格者だなー

アルゲリッチも彼のことを最も愛し信頼しているのが伝わってくる。

アルゲリッチはね、シューマンが一番好きなんですって。

ベートーベンも大好きだけど、シューマンは特別だって。

魂の部分でグッとくる…みたいなことを言っていたかな。

今、下の娘もシューマンを練習しているし、ぜひアルゲリッチのシューマンを聴いてみよう。



映画の後、Sちゃんママとお昼ごはん。

渋谷ヒカリエ内、韓国料理のお店「水刺斎」で。









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