3月のことになりますが…
東京ステーションギャラリーで開催されてい
た 「佐伯祐三 自画像としての風景」 展を
鑑賞して来ました。
東京ステーションギャラリーは、JR東京駅丸
の内北口ドームにあります。
ドームの天井を見上げると、八角形の美しい
レリーフを見ることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/65/9a2c510b416686198c139de30fcd7d62.jpg?1682672425)
「ユトリロ」 が好きな私としては、佐伯祐三
の風景画にも見られる、壁などの比較的大き
な余白部分への独特な色味や質感にとても惹
かれます。
これまでにも数点の作品を目にし、気になっ
ていたので、今回の展示会は絶対行こう!と
思っていました。
↓ ギャラリー入口の大きな看板に使われて
いた絵などはまさに私が好きな作品です。
「コルドヌリ (靴屋) 」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9c/31ce694b0f1e752d9d171b7b243dc98b.jpg?1682672425)
この作品は展示されていたので、じっくりと
鑑賞しましたが、乳白色の塗り壁の影や光、
厚塗りの質感、黒の効果にとても惹かれまし
た。
写真撮影は不可でしたので、他に作品の写真
はありません。
↓ はチケットですが、「郵便配達夫」 と
いう作品の一部をデザインに使っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/bf/018174e589d08f0ae188929c60cec791.jpg?1682672425)
30年という短い人生だったことに驚くと共に
残した作品の多さにも驚きました。
体も強くなかったようですが、東京、大阪、
パリと、自身が暮らした3つの街の風景を精
力的に描き続けました。
特にパリの風景画からは、パリの街並みに対
する特別な想いを感じます。
パリという街は、どこをどう切り取っても必
ず絵になる唯一無二の街。
日本からやってきた画家にとっては、どれだ
け煌めいて目に映った事でしょう。
もっともっと長く描き続けたかっただろうな
と思うと同時に、もっともっと多くの彼が描
くパリの風景画を見たかったなと思います。
今は大阪で催されているようです😌