クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

付属高校に入学後の下の娘について その7

2013-09-11 | 下の娘ごと

入学早々、E先生の爆弾発言で激震が走った我が家ですが、

今はすっかり落ち着いて、下の娘も目の前の課題を日々こなしている状況です。

今月下旬には、ピアノの前期実技試験が迫っており、現在弾き込みの段階です。

10月には、E先生門下発表会があります。

夏休み前には曲も決まり、譜読みは終了、肉付けの段階です。

また、文化祭では、連弾と二重奏をやる予定なので、その練習も同時進行です。

勢い、ピアノが中心の日々となっていますが、

本当は声楽も同等に頑張らなければいけません。

あまり頑張れていないようだけど。

先日のレッスンでも、練習不足がすぐにばれてしまい、

いつも朗らかで優しい先生に、

「歌い込みが足りない。」と注意されてしまったそう。

ピアノ同様、声楽も、今月末に実技試験があります。

仲の良い友達が本番の伴奏を引き受けてくれたので、

合わせ練習も始めました。

今月7日に始業式があり、一応夏休みは終了、

学校が始まったことになっていますが、

一般授業はなく、上の娘はオーケストラの授業、下の娘は合唱の授業、

それとそれぞれ実技指導の先生のレッスンのみ。

とにかく実技試験に向かって練習練習また練習の日々なのです。


そういえば、8月末に突然行われたE先生のレッスンですが、

怒られるのを覚悟でびくびく出掛けたわりには、

すっきりした表情で帰ってきました。

抜き打ちのようないきなりなレッスンだったので、

少しは甘く見てくださったのかもしれません。

初めてのご自宅でのレッスンということで、

最寄の駅までE先生自ら車で迎えに来てくださったそうです。

帰りも送ってくださったそうで、申し訳ないです

ご住所が、昔友達が住んでいて行ったことがある街なので覚えているのですが、

大邸宅が建ち並ぶ高級住宅街。

やはりそうだったようで、日本をまだあまり知らない下の娘が、

「坂になっててね、すごく大きな家がずらーっと並んでてね、

 先生の家もその1つだった!」

とびっくりした様子。

大きなお宅の1室がレッスン室になっていて、

大学の先生であれば当然のことながら、

グランドピアノがドドーン、ドドーンと2台。

でも、これはなかなかないと思うのですが、

その2台が2台とも、Steinway & Sons!!

スタインウェイが2台とは、す、すごすぎる


TULLY'Sでパンケーキ




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付属高校に入学後の下の娘について その6

2013-09-09 | 下の娘ごと

下の娘の転科について、

私もE先生と電話でお話しました。

E先生は、転科することが当たり前のように思っていらして、

とてもそこに水を差すようなことは言えない雰囲気でした。

今すぐこの場で、「転科はしません。」と断る必要は全くないし、

乗り気でないとか、迷っているとか、

そういうネガティブな要素を言う必要もないと思いました。

なので、否定はしないけど、はっきり肯定もしない微妙な感じになってしまいましたが、

最終的に「資料を見てよく考えます。」と答えました。

娘は娘で、乗り気でないまま、

担任の先生に、E先生から転科を薦められた旨を話しました。

その結果判明したのが、まず、転科に関する資料はないということ。

そして、転科は高校在学中に1度しかチャンスがなく、

そのための転科試験は、実技の先生の推薦があった上で、

2年生の後期実技試験の時に行われるということ。

よ、よ、よかった~

やっぱり、転科は簡単なことではなかった~

実際、この学校のピアノは特別レベルが高いので、

今の娘にはハードルが高すぎます。

無理すぎる。

入学早々、まだ学校にも慣れていないのに、

ガタガタするのは避けたかったから、とりあえずホッとしました。

娘ももちろん、ホッ。

ピアノ一筋になるのが嫌だったからこそ選んだ科ですからね。

そのままいられるとわかり、喜んでいました。

が、しかしね、喜ぶのは違うと思うよ。

転科試験は2年生の後期であっても、

E先生は転科させるつもりでいらっしゃいますからね。

試験に向けて、長い目で厳しいレッスンをされると思うのです。

ピアノ科の生徒に対するのと同じ厳しさで接すると思うのです。

でも、それは素晴らしいことだと思います。

その方が絶対にいい。

すごくありがたいこと。

最終的に転科試験を受けるかどうかはわからなくても、

E先生が、娘のほんの小さな素質を見出して伸ばしてくださるなら、

そんな嬉しいことはありません。

娘も食らい付いていくべきです。

今はピアノ一筋が嫌だと言っても、

練習を積み重ねて、一つ一つ技術を習得して、曲を作り上げていくうちに、

何かが見えてくるかもしれないし、

ピアノが好きでたまらなくなるかもしれない。

まあ、その逆も十分ありえますけどね。

とにかく、最前にあるものを常に頑張っていけばいいと思うのです。



某ランキング番組のファミレス編で、

ジョナサンのタンドーリチキン&メキシカンピラフ(だっけ?)

が何位かに入っていたので、食べたくなって食べてみた。



スパイシーでボリューミーで美味しかった!



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付属高校に入学後の下の娘について その5

2013-09-07 | 下の娘ごと

「ピアノ科に転科しなさい。」

予想していなかった言葉にびっくり仰天、固まってしまった下の娘。

意思表示もはっきりとできないまま、

E先生のお話は続きました。

「私は高校のことは全くわからないから、

 まず、担任の先生に聞いて、転科するための資料をもらってらっしゃい。」

とりあえず、「はい。」と答えるしかなかった娘。

その後、レッスン開始。

レッスン中は、切り替えてしっかり集中できたそうですが、

レッスン終了後、

「じゃ、なるべく早くね。」

とまた念を押されて、

これは、やばい! どうしよう!

と、憂鬱な気分に陥りながら、帰ってきました。

娘にとって予想外だった先生のお話は、

もちろん私にとっても驚くものでしたが、

全く予想もしていなかったというものでもありませんでした。

冬期講習会、受験直前集中レッスンと付き添っていた私は、

もしかしたら・・・となんとなく感じていました。

手応えのない生徒にあそこまで熱く指導はしないんじゃないかな、とか。

合格後に頂いたメールでも、娘のことをとても気にかけてくださっているのが

伝わってきましたし。

でも、まさか、最初のレッスンでいきなり切り出されるとは!

早すぎる。

もしかしたら、受験本番の出来を見た時点で、

すでに決めてらしたのかもしれない。

これは、喜ぶべきことなのか?

正直、嬉しかったです。

娘に多少なりともピアノの才能があるのかも?って。

だって、本当に拙い技術しか持ち合わせていないのです、うちの娘は。

周りは、超絶技巧の難曲をさらさら弾きこなす兵ぞろいなのです。

憂鬱な様子の娘に、答えはわかっていたものの、聞いてみました。

「転科する気持ちはあるの?」

「やだ!絶対にやだ!」

「だよね~」

「声楽だってすごく楽しみにしてるのに、出来なくなっちゃうんでしょ?

 そんなの絶対にやだよ。」

「うん、わかった。 だけど、たぶんそう簡単には転科できないと思うよ。

 少なくともこの1年間はカリキュラムも決定しているし、無理なはず。」

とりあえず、担任の先生に、実技指導の先生から転科を薦められた旨を話して、

資料をもらってくるよう言い聞かせました。

だけど、私はこの転科の話、

たぶん断ることはできないだろうなと思いました。



期間限定MOWカラメルカスタード


 


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付属高校に入学後の下の娘について その4

2013-09-06 | 下の娘ごと

音大付属高校を受験するためには、

その学校で開講される中学生向けの夏期講習会や冬期講習会に参加することが、

必須となります。

下の娘も当然の如く、夏期講習会・冬期講習会、共に受講しました。

講習会では、国語・数学・英語の一般教科の授業、

聴音・コールユーブンゲン・楽典の音楽専門教科の授業、

そして実技指導が行われます。

その実技指導の先生は、受講者の方で指名することができます。

ヴァイオリンの先生であれば、私もある程度認識があるのですが、

ピアノはまだまだ未知の世界で、先生のお名前を見たところで全くわからない。

そこで、上の娘が付いている副科ピアノの先生に、

娘を通してお願いすることにしました。

E先生です。

E先生は副科も担当されますが、きちんとピアノ科の先生でいらっしゃいますし、

何より上の娘がお世話になっているので安心です。

結果、快諾していただき、講習会で指導していただくことができました。

また、受験直前集中レッスンまでしていただくことができました。

合格が決まるとすぐに、E先生の方から、

入学後も引き続き指導したいという旨、おっしゃっていただけたので、

もちろん喜んでお願いしました。

早速、入学までにしっかり練習しておくべき宿題も出されました。

そして、ようやく、入学後最初のレッスンに至るわけです。

これまですべてのレッスンに付き添っていた私ですが、

当然のことながら、この日のレッスンにはもう付き添っていません。

長きに渡った2人の娘のレッスン付き添い業務は無事終了しましたw

さて、その最初のレッスン。

宿題に出された数曲の練習はこの程度でよかったのか?

もっと完璧に仕上がっていないとだめかもしれない・・・

ドキドキしながら臨んだ下の娘ですが、

E先生が最初に口にした言葉は、想定外のものでした。



「ピアノ科に転科しなさい。」



娘、え

娘、ええっ?

娘、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!




今日も写真がないので、

上の娘が下の娘を使って撮った変な写真を。



下の娘、まろちゃん(ぬいぐるみ)に乗る!?の画です。



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付属高校に入学後の下の娘について その3

2013-09-05 | 下の娘ごと

「音大付属高校入学後最初のレッスン」について書く前に、

これこそ書いておかなければいけないことがありました。

下の娘は、ピアノで受験しましたが、ピアノ科在籍ではありません。

これまで繰り返し書いてきた通り、

下の娘はピアノだけが大好きなのではなく、音楽全般が好きなのです。

実際、なかなか思うように弾けず苦しんでいたヴァイオリンも、

決して嫌っていたわけではなく、むしろ続けたいと思っていました。

だからこそ、中学3年の夏になるまで諦めきれなかったのです。

小さい頃から歌うことも大好きで、

大きくなった今は、よく自室にこもって、日に何曲も熱唱しています。

「のだめカンタービレ」を見てからは、コントラバスをやってみたいと

言い出しました。

中学3年生になって、進路を真剣に考えなければならなくなったときに、

何度も話し合いをしました。

「音楽を専門に勉強して、音楽を教える人になりたいとは思うけど、

 ピアノだけを専門にやりたいとは思わない。」

娘はそう言いました。

そうか、ならば、高校は普通高校でもいいんじゃないか?

上の娘のようなヴァイオリンだけを専門に頑張りたいという明確な意志とは違う。

私の気持ちの半分は、

普通に勉強して、普通に部活を頑張って、普通に友達と遊ぶ、

ほとんどの高校生がしているような普通の高校生活こそを

下の娘には送ってほしい・・・だったのです、実のところ。

しかし、本人に自覚がなくとも確実に持っているらしい音楽的才能の片鱗を、

最も伸びると言われる高校生の時期に伸ばさなくてよいものだろうか・・・

という気持ちもやはり強くて、それはたぶん半分よりも侵食していたのだと思います。

だから、最終的に、

第一志望は音大付属高校、第2志望は普通高校としました。

第1、第2とも落ちてしまったら行くところがなくなってしまうので、

安全のため、レベルの低い音大付属高校を第3志望に入れました。

そして、第一志望校にのみ唯一ある、「音楽全般を学べるコース」

を受験することにしたのです。

こちらに合格すれば、受験時の楽器とは別にもう1つ楽器を選択して、

専門的に指導を受けることができるという、下の娘には打ってつけのコース。

ピアノ科やヴァイオリン科であれば、

当然のことながら、もうその楽器だけに全力で突き進むしかない。

無事第一志望に合格した娘は、

ピアノのほかに、もう1つ楽器を選ぶこととなりました。

ヴァイオリンではありません。

あれほど粘ったヴァイオリンですが、いったん止めてしまえば、

身も心も解き放たれ、意外なほどすっきり。

繊細で難しい楽器ですから、半年を越えるブランクは大きすぎたし、

勘を取り戻すのも大変。

迷いもしませんでしたw

高校生から始めても十分間に合うコントラバスも考えたのですが、

最終的に「声楽」を選びました。

声楽も比較的年齢が行ってから始めるものですし。

こうして、娘の高校生活は順調に始まりました。

ピアノと声楽をそれぞれ大学の先生から専門的に学ぶことができるけれど、

ピアノ科や声楽科のように、より深くより厳しくより専門的に学ぶわけではない、

そして他の科では学ぶことのできない指揮法、シンセサイザー、吹奏楽指導法等々

を順次学んでいくというスタンスのコースです。



写真がなかったので、昨日の夜ごはん。





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