だいぶ間が空いてしまいましたが、9月6日の「プラハ散歩」 その2です。
プラハでは、丸1日フリーデーも半日フリーデーもあったし、宿泊先のホテルも比較的街の
中心部にあったため、ゆっくりと観光できたようです。
右端の建物に、「STARBUCKS COFFEE」 の文字が。
フランスでもそうでしたが、100年、200年経った旧建築に、お馴染みのカフェのチェーン店
が入るってなんだか不思議。
でも、意外にもすんなり馴染んでいるんですよね。
同じスタバのドリンクでもどこかお洒落感が漂うなー
娘は、アンジェリーナの名前でオーダーしたそうですよ
プラハ城。
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チェコ・プラハでの公演は、スメタナホールにて。
前夜、オペラ「トスカ」を鑑賞したホールもそれはそれは素晴らしいホールでしたが、
こちらのスメタナホールもまた、アールヌーヴォー様式が美しい立派なホールです。
しかも、このホールはですね、あの「のだめカンタービレ」のドラマや映画に登場したホール
なのです!
ドラマでは、千秋がコンクールに出場した時の舞台であり、デビューコンサートでタクトを
振った時の舞台。
また映画では、のだめがミルフィーの指揮でショパンのピアノコンチェルト第1番を演奏した
時の舞台なのです。
宿泊先のホテルから、スメタナホールへは徒歩で15分ほど。
その道のりの景色がこの息をのむような素晴らしさ。
まさにおとぎの国の世界。
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このユースオーケストラに参加したら、一流奏者や指揮者による指導、厳しい練習、優秀なメンバー
たちからの様々な刺激、クラシック音楽の本場欧米での本番経験・・・と、必ずや一回り大きく
なって帰って来る! と確信していました。
が、しかし、あれ? 意外にそうでもない?!
練習三昧だったリハーサルキャンプの厳しい3週間に対し、ツアーがスタートしてからの6週間は、
送られてくる写真を見ても、まるでただの観光目的の海外旅行のよう。
ツアー中の6週間には、12ヶ国で21回もの公演が予定されていました。
アジアという大きな名前を背負い、アジアの若い音楽家の代表として、すべての演奏会を成功
させなければいけないという使命を持って、ツアーはスタートしました。
耳が肥えている欧米の聴衆を前に、1回1回公演をこなしていくのはとてもとても大変なこと。
並大抵のことではないはず。
それは認めた上で・・・、だとしても、ゲネプロと本番の時以外、自由すぎるのでは?
ほぼほぼ観光。
滞在は一般客も一緒のホテルだから、部屋で練習をすることもできないだろうし。
もしや、というより、きっと、腕が落ちているのでは?
ヨーロッパに入る頃から少しずつ感じていたことが、ツアーが終盤に近付くにつれ確信に変わって
行きました。
帰国した娘に、そう思っていたことを言ってみると、まさに娘も全く同じように思っていたの
でした。
以下娘が話したことを適当にまとめました。
ツアーに入ってからは、観光ばかりして、普通に旅行に来たのかと思う時もあった。
完全なフリーデーの日ではなくても、1日のうちに自由な時間が結構あるから、そういう時も街に
出てその辺を見て回った。
みんながみんな活動的なわけではなく、疲れが溜まっていたり、体調を崩していたり、ゆっくり休み
たいという子たちはホテルでおとなしくしていた。
いつも一緒にいた子たちはみんな元気で、ホテルに籠っているのはもったいないと思うタイプだった
ので、時間があればすぐ外に出ていた。
食べることも好きな子たちだったので、よく食べた。
ホテルに残ったところで、練習はできないから、外で楽しく過ごした。
移動がとにかく多いので、それは本当に大変だった。
バス移動は長時間に渡るので特につらかった。
本番は、だいたい夜8時開演なので、終わってから遅い食事をとって、ホテルに戻ると、午前2時
とかになっていて、そこからお風呂に入ったり、洗濯をしたりすると、午前3時を過ぎていることが
ざらだった。
本番の翌日、移動のため早朝にホテル出発などということもよくあって、そんな時はオール(徹夜)
だった。
疲れと睡眠不足は慢性的にあったけど、それ以上に毎日楽しかったから大丈夫だった。
ゲネプロと本番以外、ヴァイオリンを弾かないので、下手になっているかもという思いはあった。
でも、まだ自分は良い方で、降り番(曲によっては舞台に乗れない)の多い、管楽器や打楽器は
もっと危機感を持っていたと思う。
ヴァイオリンは、曲中ほとんど弾いているし、自分は降り番もなかったからフル出演できて良かった。
1st と2ndに優劣はないけれど、今回に限っては主旋律を常に弾くことができる1stで本当に
良かった。
2nd だったらと思うとちょっと怖い。
そんなところでしょうか。
フランス・トゥールーズで宿泊したホテルの朝食。
全ての宿泊先での朝食の中でナンバーワンだったそうです。
何が良いかって、パンの美味しさだそうです。
バゲットにしろ、クロワッサンにしろ、昔パリでいつも食べていた本物のフランスのパンだった!
そうです。
確かに、この弾力ある生地。
これは美味しいはず。
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