びすた~り、びすた~り。

のんびりゆっくり歩いていこう。Kana-catの、日々のつぶやき。

初!冬のネパール6000m峰⑪

2020-01-06 20:23:38 | Nepal
◆1月6日(月)BC‐HC 晴れ~くもり

 明るくなったので起きる。夜中は風が強かったが、出発時には収まっていた。良かった。
 テントは撤収し、要らない荷物だけ脇に固めてデポ。ダワはダウンスーツを着ている。私も、荷物を減らすべく最初からオーバーダウンパンツをはいてしまう。この標高では過剰装備だが、ゆっくりしか動かないから汗をかくことはない。
 HCまでは標高差400m程度。岩峰を越えるだけなのですぐかなあと思いきや、これが結構時間がかかった。しばらくガレ場を登るとナイロンのフィックスロープが登場。下界であればなんということもない岩場だが、標高が高くて酸素が薄いので難易度が上がる。特に重荷を背負っているダワやポーターは、背負ったまま登れない箇所があり、荷物だけロープで引き揚げたりしている。岩登りは高所でするものじゃなないなあとしみじみ思う。つかまないと登れないから全力で頼るけど(もちろんアンザイレンはしているが)、なかなか立派なロープである。そんな箇所が5,6箇所。最後は稜線に出て終了。数少ないチュルー・ウェストの記録では、ここが核心のようだった。雪が降ったり、風が強く吹いていたりしなくて本当に良かった。
 HCは、フィックスが終わってすぐ、くぼ地に降りたところ。皆でテントを設営。風がなく、日差しもあったのでテントの中はぽかぽか。暖かいなんて初めてだ!荷物も最小限しかないので、室内整理する必要もなく、暇。コンロも2個あったのを1個に減らしたので、お湯をもらうまでに時間がかかる。標高は5500m程度か。今回は順応でも5400mまでしか上がっていないので、早く体を慣らさなければならない。普段に比べて、SPO2がなかなか上がらない。脈は意外と速く落ち着いたのだが。やはり順応ができていないらしい。深呼吸を心掛ける。
 夕食は、海老ピラフとカレー。前日の反省を生かし、控えめにする。下痢したくないので、予防的に薬を飲んでいたため、特に問題はなかったが、下痢する前提で下痢止ばかり持ってきてしまい、整腸剤を忘れる。アホである。お湯がふんだんにはないので、湯たんぽはなし。カイロを貼りまくって寝る。明日の夜はレダーのロッジの予定だからテント泊はこれでおしまいだ!午前2時起床、3時出発の予定。

<明るくなってから起床>


<テントは撤収し、余分な荷物はデポ>


<あの岩峰の上に出なければならない>










<ここから核心。ナイロンのフィックスが残置されている>


<雲が増えてきた・・・>


<岩峰の上に出た。やれやれ。>




<HCまではすぐ>


<チュルー・ウェスト。意外と遠い・・・かも(かもじゃなくてほんとに遠かった)>
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