◆2022年3月20~21日(日・祝)鋸岳中間ルンゼ
今シーズンのアイス納め。当初は唐沢岳幕岩の予定でしたが、降雪で雪崩が心配だったので南アルプスに転戦しました。
1日目は、戸台川を熊穴沢出合まで歩いてテントを張るだけ。お昼に道の駅南アルプスむら長谷集合だったのでのんびり家を出ます。途中駅伝に引っかかるも、11時過ぎに到着。うわさに聞いていたクロワッサンを買いに行くと、予約注文分しかありませんでした。その予約も20個とか40個とかいう単位で飛ぶように売られていきます。・・・恐ろしい。あきらめてアップルパイを手にレジに並んでいると、「試食用」のクロワッサンが入り口に提供され、すかさずゲット!確かにおいしいけど、注文までして欲しいかといわれると別にいいかな(笑)。
今回ご一緒させていただくのはYガイドとHさん。戸台川の奥の駐車場まで車で入り(ゲートでちょっとトラブルりました)ます。2時間も歩けばつくさ~とYガイドは言ってましたが、1月に行ったときは雪のせいもありましたがもうちょっとかかったので、鵜吞みにせずに出発。案の定、2時間半かかりました。やはりおととし?の大雨で登山道が荒れてしまってからまともな道がなくなってしまったので以前より時間がかかるだろうとのことでした。アップダウンはほとんどないのに、結構消耗するのはそのせいみたいです。
2日目は3時半起床。4時半過ぎにヘッデンで出発。まず川を渡って、熊穴沢に入ります。こちらも一応登山道があるらしいのですが、暗いのでわからず、倒木やらでかい岩やらを乗り越えて登ります。中間ルンゼに入るまで標高差600m。意外とかかります。気温も高めでやたらのどが渇きます。
標高1800mあたりで登攀装備にして、サブザックに替え、残りはデポ。やっと登攀~ですがなかなか立派な氷が現れません。小さいのを1つ登ると、しばらく雪壁。ようやくまあまあのがF4で、結局氷はこれがメインでした。次に出てきた氷は細すぎて登れず、左に巻いたらすさまじいアスレチックで消耗。木をかき分け、またぎ、岩をよじ登りの連続。ようやく元のルートに戻った時はほっとしました。しかしそのあとも雪壁、薄い氷のトラバースからの巻きが続き、ようやく稜線に出たときはやれやれ、やっと解放されるわー(すぐ右手に見えるのが終了点の第2高点だと思っていた)と安心しました。
<F4。これがメインでございました。赤いロープのルートを登攀>
<頑張っているのにちっとも標高が上がらない・・・>
<やっと稜線に出て、ここで終わりだと思ったのに、第2高点まで1時間かかりました。。。>
しかーし!ここからがまた長かった・・・。稜線もやっぱり道があるわけではないので、木をかき分け、またぎ、・・・(以下略)。もちろん先頭のYガイドはラッセルしてます。ああもううんっざり!やっと第2高点に到着したときは、さすがのYガイドも「長かった~!!!」と叫んでおられました。テントサイトから標高差1200m。取付まで600,登攀600mで普通の登山なら4時間程度なのに、なんと8時間もかかりました。氷ほとんどないし・・・(涙)。
<もー、うんざり!!!!!おそらくサングラスの下は恨みがましいまなざしだったと思われます(笑)>
<景色は最高ですが>
<鋸岳山頂>
<カメラに向かって頑張って笑顔を作る・・・>
そして恐ろしいことにここは折り返し地点。休憩もそこそこに下山開始。帰りは縦走路から熊穴沢の登山道を降りるので懸垂などもなく歩き、ということでしたが、最初の雪壁は急だし、沢に入ったら踏み抜きまくり、もう切れ気味(笑)。心の中で呪いの呪文を唱えながら足を動かします。だって動かさないと帰れないんだもの!!!
<ウンザリは続く>
取り付きで荷物を回収し、アイゼンを外し、今度こそまともな登山道を降りられるかと思えばやはり道らしいものはなく(一応テープはところどころにあったが・・・)、戸台川に降り立つ頃には足の踏ん張りがきかなくなっておりました。こんなに消耗するのはいつ以来だ、というくらい。今シーズン、アイスだのスキーだのでまともな登山をしてなかったせいか?とこぼすとYガイドが「いやこれは疲れる」と慰めてくれました。いやでも慰めてもらっても楽にはならない(笑)。
やっとテントサイトに戻ったのが15時過ぎ。急いで撤収して、やっぱり道なき道をとぼとぼと2時間ちょっと歩いて19時前に車に到着。もちろん最後はヘッデン。前回の戸台川アイスに引き続きのヘッデン。もう笑うしかナイデスネー。
結局2日目の行動時間は14時間超え。久々のタフな登山で、総合力、なかでも精神力が試されるルートでした。そして、整備された登山道のありがたみが身に染みた2日間でございました。
今シーズンのアイス納め。当初は唐沢岳幕岩の予定でしたが、降雪で雪崩が心配だったので南アルプスに転戦しました。
1日目は、戸台川を熊穴沢出合まで歩いてテントを張るだけ。お昼に道の駅南アルプスむら長谷集合だったのでのんびり家を出ます。途中駅伝に引っかかるも、11時過ぎに到着。うわさに聞いていたクロワッサンを買いに行くと、予約注文分しかありませんでした。その予約も20個とか40個とかいう単位で飛ぶように売られていきます。・・・恐ろしい。あきらめてアップルパイを手にレジに並んでいると、「試食用」のクロワッサンが入り口に提供され、すかさずゲット!確かにおいしいけど、注文までして欲しいかといわれると別にいいかな(笑)。
今回ご一緒させていただくのはYガイドとHさん。戸台川の奥の駐車場まで車で入り(ゲートでちょっとトラブルりました)ます。2時間も歩けばつくさ~とYガイドは言ってましたが、1月に行ったときは雪のせいもありましたがもうちょっとかかったので、鵜吞みにせずに出発。案の定、2時間半かかりました。やはりおととし?の大雨で登山道が荒れてしまってからまともな道がなくなってしまったので以前より時間がかかるだろうとのことでした。アップダウンはほとんどないのに、結構消耗するのはそのせいみたいです。
2日目は3時半起床。4時半過ぎにヘッデンで出発。まず川を渡って、熊穴沢に入ります。こちらも一応登山道があるらしいのですが、暗いのでわからず、倒木やらでかい岩やらを乗り越えて登ります。中間ルンゼに入るまで標高差600m。意外とかかります。気温も高めでやたらのどが渇きます。
標高1800mあたりで登攀装備にして、サブザックに替え、残りはデポ。やっと登攀~ですがなかなか立派な氷が現れません。小さいのを1つ登ると、しばらく雪壁。ようやくまあまあのがF4で、結局氷はこれがメインでした。次に出てきた氷は細すぎて登れず、左に巻いたらすさまじいアスレチックで消耗。木をかき分け、またぎ、岩をよじ登りの連続。ようやく元のルートに戻った時はほっとしました。しかしそのあとも雪壁、薄い氷のトラバースからの巻きが続き、ようやく稜線に出たときはやれやれ、やっと解放されるわー(すぐ右手に見えるのが終了点の第2高点だと思っていた)と安心しました。
<F4。これがメインでございました。赤いロープのルートを登攀>
<頑張っているのにちっとも標高が上がらない・・・>
<やっと稜線に出て、ここで終わりだと思ったのに、第2高点まで1時間かかりました。。。>
しかーし!ここからがまた長かった・・・。稜線もやっぱり道があるわけではないので、木をかき分け、またぎ、・・・(以下略)。もちろん先頭のYガイドはラッセルしてます。ああもううんっざり!やっと第2高点に到着したときは、さすがのYガイドも「長かった~!!!」と叫んでおられました。テントサイトから標高差1200m。取付まで600,登攀600mで普通の登山なら4時間程度なのに、なんと8時間もかかりました。氷ほとんどないし・・・(涙)。
<もー、うんざり!!!!!おそらくサングラスの下は恨みがましいまなざしだったと思われます(笑)>
<景色は最高ですが>
<鋸岳山頂>
<カメラに向かって頑張って笑顔を作る・・・>
そして恐ろしいことにここは折り返し地点。休憩もそこそこに下山開始。帰りは縦走路から熊穴沢の登山道を降りるので懸垂などもなく歩き、ということでしたが、最初の雪壁は急だし、沢に入ったら踏み抜きまくり、もう切れ気味(笑)。心の中で呪いの呪文を唱えながら足を動かします。だって動かさないと帰れないんだもの!!!
<ウンザリは続く>
取り付きで荷物を回収し、アイゼンを外し、今度こそまともな登山道を降りられるかと思えばやはり道らしいものはなく(一応テープはところどころにあったが・・・)、戸台川に降り立つ頃には足の踏ん張りがきかなくなっておりました。こんなに消耗するのはいつ以来だ、というくらい。今シーズン、アイスだのスキーだのでまともな登山をしてなかったせいか?とこぼすとYガイドが「いやこれは疲れる」と慰めてくれました。いやでも慰めてもらっても楽にはならない(笑)。
やっとテントサイトに戻ったのが15時過ぎ。急いで撤収して、やっぱり道なき道をとぼとぼと2時間ちょっと歩いて19時前に車に到着。もちろん最後はヘッデン。前回の戸台川アイスに引き続きのヘッデン。もう笑うしかナイデスネー。
結局2日目の行動時間は14時間超え。久々のタフな登山で、総合力、なかでも精神力が試されるルートでした。そして、整備された登山道のありがたみが身に染みた2日間でございました。
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