レース:ツアー・オブ・タイランド2014 第6(最終)ステージ
カテゴリー:UCI2.2
日程:2014/04/06
開催地:第6ステージ Phayao-Chiang Rai 140㎞(タイランド)
ツアー・オブ・タイランド、第6ステージが行われ、アイサンレーシングの西谷選手がステージ優勝しました。ステージ2位には昨日まで総合2位につけていたアイサンレーシングの中島選手が入り、ツアー・オブ・タイランド2014 の覇者となりました。
レースはフラットな140㎞、今大会連日小集団の逃げ切りが決まる展開が続いていることから、同じような展開になるのか、もしくは大集団でのスプリントになるのか、読みにくいレースとなりました。シマノレーシングとしては、スプリントで勝負できる吉田を勝敗を決める集団に送り込みステージ優勝を狙うべく出走しました。
レースは前半、入部、野中の入る10名の逃げ集団ができましたが、間もなく集団に吸収されます。その後6名の逃げ集団ができ、その中には1分台の遅れを持つブリヂストンアンカーの内間選手も含まれました。しかし、この逃げはリーダーの香港チームだけでなく、上位チームすべてにとって脅威となるため数チームが集団を牽引。この流れを変えるためアンカーの内間選手は後続集団へ戻ります。
しかし、5名の逃げ集団とメインとの差は香港チームの牽引により1分前後キープしました。ラスト20㎞、カザフスタンの選手が口火を切り、先頭5名との差を詰めはじめます。
ラスト10㎞を切り、逃げ集団まで数秒と迫ったところでシマノレーシングは大集団の先頭に出て牽引を開始、逃げ集団を吸収します。
昨日のステージ、最終局面での動きを他チームに任せた事で勝負の位置に駒を進める事が出来なかったシマノレーシングは、自らレースを作ることを選びました。
ゴール前5㎞、スプリントを狙う他チームも前に出ます、ラスト2㎞アイサンレーシングが隊列を組み集団先頭に出てそのままラスト1㎞から始まる市街地の直角コーナーが連続する場所へと突入。
コースマップでは、ラスト2㎞からコーナーが始まることになっていたことも影響したか、各チームの選手が少々慌ててポジションを上げる動きをしたことも影響したか、ゴール前500mから始まるコーナー2か所それぞれで落車が発生。先頭を固めるアイサンレーシングのすぐ後ろで発生したため、そこにギャップが生まれ、ハイスピードを維持したアイサンレーシングはステージ成績の1位から4位を独占する形となりました。
好位置につけていた吉田でしたが、転んだ選手のバイクと接触しながらもなんとかスルーしスプリントを開始しましたがアイサンのトレインまでは届かず、5位という結果に終わりました。
吉田選手のコメント
「体力の消耗もありましたが自信もあっただけに悔しい結果です。しかしながら、(勝利への)手ごたえを得ることはできました。ゴール前の駆け引きはクラッシュのリスクもありますが自分を信じてチャレンジを続けます。」
畑中キャプテンのコメント
「チームとして今日のようなチャレンジを繰り返せば結果は出るという手ごたえがあります。僕たちにとってタイはまだ開幕戦、気持ちを入れ替え次のチャンスを確実に仕留めることに集中します。」
第6ステージ成績
1 JPN NISHITANI Taiji AIS 3h09m39s
2 JPN NAKAJIMA Yasuharu AIS +0s
3 JPN MORI Kazuhiro AIS
4 JPN FUKUDA Shimpei AIS
5 JPN YOSHIDA Hayato SMN
6 JPN UCHIMA Kohei BGT
7 UZB TUYCHIEV Vladimir UZB
8 KOR JUNG Ha Jeon SCT
9 JPN HATANAKA Yusuke SMN
・
34 SIN LOW Darren SMN
64 JPN NONAKA Ryoma SMN
76 JPN IRIBE Shotaro SMN
個人総合成績(最終結果)
1 JPN NAKAJIMA Yasuharu AIS 25h49m25s
2 HKG CHEUNG King Lok HKG +2s
3 ESP MANCEBO Francisco SKD +9s
4 ARG HAEDO Lucas SKD +13s
5 AUS SHEPPARD Eric TSI +24s
6 TPE FENG Chun Kai TPE +43s
7 AUS DAVIS Samuel EDH +59s
8 JPN UCHIMA Kohei BGT +1m13s
・
13 JPN YOSHIDA Hayato SMN +1m56s
18 JPN NONAKA Ryoma SMN +8m41s
28 JPN HATANAKA Yusuke SMN +16m12s
59 SIN LOW Darren SMN +34m56s
80 JPN IRIBE Shotaro SMN +50m23s
※ゴールシーン、吉田が追い上げたが届かず5位
※総合優勝を決めたアイサンレーシング中島選手を祝福する畑中キャプテン。中島選手は今大会随所で安定した力を見せていた。僅かなチャンスをものにしたアイサンレーシングの結束した走りは素晴らしいものであった。
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