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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第2ステージ京都 木村が山岳賞に挑む 横山が14位

2018年05月21日 | レースリポート・動画

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第2ステージ 【京都】
5/21(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース
<パレード3.8㎞> + <4.2㎞ + 16.8㎞ x 6周 = 105.0㎞>
獲得標高 = 1,836m
観客数:53,000人

アジア屈指のステージレース「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月21日の第2ステージは京都。京田辺市、精華町をめぐる周回コースは急激なアップダウンや細かなコーナーが多く、落車も多い。しかし最後は、けいはんなプラザ前の幅の広いストレートでゴールし、スプリント勝負となることも考えられる。

シマノレーシングはスプリンターの黒枝咲哉でゴールを狙いつつ、あらゆる展開に対応する作戦でスタートラインに並んだ。

この日も青空が広がり、最高気温は25℃ながら、強い日差しが朝から選手たちに降り注ぐ。京都府京田辺市にある普賢寺ふれあいの駅から全94選手がパレード走行をスタートし、周回コースに入ったところでレーススタート。すぐさま安原大貴(マトリックスパワータグ)がアタックし、これをシマノレーシング・キャプテンの木村圭佑と草場啓吾(日本ナショナルチーム)、コナー・ブラウン(チーム・イルミネート)の3人が追いかけて合流。4人の逃げ集団を形成する。


レースをリードし続けた木村圭佑含む先勝集団の4名 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

 

メイン集団はペースダウンし、タイム差は最大4分30秒以上と大きく開く。3周目の1度目の山岳ポイントは先頭4人のスプリント争いとなる中、木村がトップで越える。スタート前から山岳賞を視野に入れていた木村が、これでジャージに一歩近づいた。

しかし、5周目のこの日最後の山岳賞は木村と草場の一騎打ちとなり、先ほど2位だった草場が先着して木村が2位。この結果、木村と草場が8ポイントのトップタイとなったが、この日の総合順位で草場の方が上位につけていたため、惜しくも木村はジャージに手が届かなかった。

この周回でラスト2周となり、メイン集団もペースアップ。シマノレーシングからは黒枝が遅れ始める。また、後方から2人の追走が木村ら4人にブリッジをかけるも、最終周回ですべて吸収された。

その後も、集団はアタック合戦や分裂を繰り返しながら活発に進み、シマノレーシングからも入部正太朗や横山航太らが積極的に対応する。ゴール前約2㎞で有力選手を含む8人が飛び出し、横山もその中に入り込んだ。10秒ほどタイム差を開き、チャンスをつかんだかに見えたが、最終的には後ろから来た集団に引き戻された。

その瞬間、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が単独で飛び出し、ゴール目掛けて独走。他の選手も懸命に追いかけるが、ギリギリの差で逃げ切ってステージ優勝をつかみとった。2位に入ったグレガ・ボレ(バーレン・メリダ)が、逆転で総合首位に立っている。

シマノレーシングは、横山の14位が最高位。また同一集団の25位でゴールした入部は、総合順位を12位まで上げている。

明日22日は、第3ステージいなべ。最大勾配17%の激坂を含む山岳賞の上りなど、厳しいコースが待ち受ける。ステージ争いとともに、総合争いでもタイム差が動く可能性が高そうだ。


▲雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が見事な勝利を飾る photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

<コメント>
木村圭佑
「スタート後に4名の逃げになったんですけど、その後は集団とのタイム差が開いた。僕は山岳賞をゲットしたかったので、1回目は1位通過、2回目は2位通過になってしまって、同ポイントで総合じゅにの差で今回は録れなかった。明日以降もチャンスを見出して、いい成績を残せるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います」

<リザルト>
第2ステージ京都
■ステージ順位
1 雨澤毅明 宇都宮ブリッツェン 2:49:29
2 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ st
3 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ st
4 レイモンド・クレダー チーム右京 st
5 オリバー・ウッド JLTコンドール st
6 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー st
7 ロビー・ハッカー チーム右京 st
8 シモーネ・ポンツィ  NIPPO・ヴィーニファンティーニ st
9 新城幸也 バーレーン・メリダ st
10 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム st

14 横山航太 シマノレーシング st
25 入部正太朗 シマノレーシング st
43 湊諒 シマノレーシング +50"
66 中田拓也 シマノレーシング +1'52"
76 木村圭佑 シマノレーシング +4'45"
89 黒枝咲哉 シマノレーシング +16'27"

■個人総合順位
1 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ 2:52:37
2 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +01"
3 イアン・ビビー JLTコンドール +04"
4 オリバー・ウッド JLTコンドール +05"
5 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー +05"
6 岡篤志 宇都宮ブリッツェン +05"
7 レイモンド・クレダー チーム右京 +06"
8 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +07"
9 キャメロン・ベイリー ベネロング・スイスウェルネス +07"
10 ロビー・ハッカー チーム右京 +07"

12 入部正太朗 シマノレーシング +08"
26 横山航太 シマノレーシング +13"
63 湊諒 シマノレーシング +1'14"
67 中田拓也 シマノレーシング +2'06"
78 木村圭佑 シマノレーシング +5'08"
90 黒枝咲哉 シマノレーシング +16'50"

■山岳賞総合
1 草場啓吾 日本ナショナルチーム 8pt
2 木村圭佑 シマノレーシング 8pt
3 コナー・ブラウン チーム・イルミネート 2pt 

photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


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