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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第6ステージ富士山 湊諒がステージ18位で総合20位に浮上

2018年05月25日 | レースリポート・動画

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第6ステージ 【富士山】
5/25(金)11:00
富士スピードウェイ西ゲート→富士スピードウェイ外周路周回コース→須走商店街→ふじあざみライン
<パレード1.5㎞> + <6.3㎞ + 7.4km + 19.2km = 32.9km>
獲得標高 = 1,760m
観客数:9,000人

「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月25日の第6ステージは総合争いの行方を大きく左右する富士山。今年は2020年東京五輪・自転車ロードレースのゴール地点に予定されている富士スピードウェイ西ゲート前をパレードスタートし、外周路を周ってふじあざみラインに突入する全長32.9km。標高2000mの富士山五合目まで平均勾配10%、最大勾配22%の急勾配を駆け上がるふじあざみラインが、今年も選手たちの前に立ちはだかる。


▲昨日クラッシュの中田拓也も無事出走した photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


▲富士山ステージ用に32Tのギアがセットされる photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

 

シマノレーシングは前日、落車に巻き込まれて負傷した中田拓也も出走を決め、6人全員でスタート。最終的な総合25位以内を目指す入部正太朗、湊諒、横山航太が全力でこの難コースに挑み、自らのチャンスを切り開く。

この日の出走は82選手。スタート直後は海外選手が2、3人アタックして約1分のリードを築くが、キナンサイクリングチームのコントロールでこの逃げを吸収し、集団はひとつのままふじあざみラインに入る。

最初に仕掛けたのはクリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス)だったが、これをマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)がかわして、残り7㎞あまりを独走。例年よりも気温が高く、富士山もくっきり姿を見せた五合目に単独で現れ、前日の南信州ステージに続いてキナンサイクリングチームがステージ2連勝を飾った。リーダージャージも僚友のトマ・ルバからガルシアへと渡っている。


▲圧倒的な登坂力を見せステージ優勝&総合首位に立ったマルコス・ガルシア選手(キナンサイクリングチーム)

シマノレーシングはチーム随一のクライマー湊が安定したペースで上り、日本人3番手となるステージ18位でフィニッシュ。総合でも30位からUCIポイント獲得圏内の20位へとジャンプアップした。

同じく総合上位を狙っていた横山はステージ36位で、総合では29位をキープ。ここまで好調だった入部正太朗は惜しくもペースをつかめずステージ40位、総合では14位から30位に後退した。

明日の第7ステージ伊豆は、日本サイクルスポーツセンターの周回コースが舞台。今年は修善寺駅前をスタートし、日本CSCまでの上り区間もコースに含まれる。アップダウンとテクニカルなコーナーが続く周回コースも、例年激しい争いが展開。総合上位勢のバトルが活発化することが予想されるが、シマノレーシングも最後までその戦いに加わることで上位進出のチャンスをつかみたい。

<コメント>
湊諒
「去年までのTOJと比べて自分のペースでいくことを目標にしていたので、ある程度成功したのかなと思います。コンディションは昨日からだんだん上がってきて、調子がいいまま富士山を迎えられた感じです」


▲最後まで力強い走りを見せた湊諒 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

<リザルト>
2018ツアー・オブ・ジャパン 第6ステージ富士山
■ステージ順位
1 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 1:19'19"
2 ヘルマン・ペルシュタイナー バーレーン・メリダ +28"
3 クリス・ハーパー ベネロング・スイスウェルネス +1'48"
4 ホセ・ディアス イスラエル・サイクリング・アカデミー +2'00"
5 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +2'04"
6 ホセ・トリビオ マトリックスパワータグ +2'04"
7 サルバドール・グアルディオラ キナンサイクリングチーム +2'04"
8 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +2'04"
9 キャメロン・パイパー チーム・イルミネート +2'11"
10 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム +2'13"

18 湊諒 シマノレーシング +4'29"
36 横山航太 シマノレーシング +8'17"
40 入部正太朗 シマノレーシング +9'20"
48 中田拓也 シマノレーシング +12'25"
57 木村圭佑 シマノレーシング +15'33"
74 黒枝咲哉 シマノレーシング +23'10"

■個人総合順位
1 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 14:03'02"
2 ヘルマン・ペルシュタイナー バーレーン・メリダ +0'35"
3 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム +0'46"
4 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +1'55"
5 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +2'01"
6 サルバドール・グアルディオラ キナンサイクリングチーム +2'07"
7 ホセ・トリビオ マトリックスパワータグ +2'08"
8 中根英登 NIPPOヴィーニファンティーニ +2'47"
9 クリス・ハーパー ベネロング・スイスウェルネス +2'53"
10 キャメロン・パイパー チーム・イルミネート +3'14"

20 湊諒 シマノレーシング +6'18"
28 入部正太朗 シマノレーシング +9'24"
29 横山航太 シマノレーシング +10'05"
74 中田拓也 シマノレーシング +47'00"
79 木村圭佑 シマノレーシング +1:00'51"
81 黒枝咲哉 シマノレーシング +1:12'07"

■山岳賞総合
1 小石祐馬 チーム右京 16pt
2 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 15pt
3 草場啓吾 日本ナショナルチーム 15pt

6 木村圭佑 シマノレーシング 10pt

動画
<YouTube>
 
 

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