栃木県那須にて開催されたJプロツアー2連戦、2日目の『那須ロードレース』にて木村圭佑キャプテンが勝利しました。
『JPT那須塩原クリテリウム』
【開催日】2018/06/9(土)
【開催地】那須塩原駅前⽚側2⾞線道路を利⽤した1周2.3㎞の周回コース
【レース】P1クラス
14:20- 62㎞(2.3km×27周)
【出場予定選手】入部正太朗・木村圭佑・湊涼・秋田拓磨・横山航太・黒枝咲哉
初日は那須塩原駅前に特設されたコースで行われるクリテリウム。2.3㎞のショートコースはT時に設定され、2つの直角コーナーと3つのUターンでのい減加速でのインターバルが選手に休息の暇を与えない厳しいコース。
通常、平坦路で行われるクリテリウムではスピードを武器にした選手が活躍しますが、加速の連続に耐えうる能力が必要、さらにはこの日の強風のコンディションにより高い出力を出し続ける必要もあり、耐久力を争うサバイバル的な能力も試されるレースとなりました。
レースは最終盤に残る10数名の争いとなり、その中から単独で逃げたホセ・ビセンテ選手(マトリックスパワータグ)が優勝。シマノレ―シングでは木村圭祐選手が4位に入りました。
▲入部正太朗を先頭にレースを牽引 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
『JPT那須ロードレース』
【開催日】2018/06/10(日)
【開催地】那須町役場前をスタート・ゴールとする1周7.2㎞の周回コース
【レース】P1クラス14:15- 108km(7.2km×15周)
【出場選手】入部正太朗・木村圭佑・湊諒・秋田拓磨・横山航太・黒枝咲哉・小山貴大・中田拓也
2日目は108㎞のロードレース。
雨が降り気温も上がらないコンディションのレースで、シマノレーシングは序盤から先頭でのアタックの掛け合いに参加します。
どの場面でも先行する選手に選手を送り込む中で、特に入部正太朗はスタートからアタックを繰り返します。
▲ラストラップまで続いた入部、横山含むエスケープ photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
レース中盤、横山航太が単独アタックし数秒先行する場面で、入部が石橋選手(ブリヂストン)と共に合流に成功。3名が勝利を目指し高速で逃げ続けます。宇都宮ブリッツエンを中心にライバルチームが追走しますが、その後方にシマノレーシングがしっかりと隊列を組み次の展開にも対応できる有利な状況を作り上げます。
入部、横山らの逃げは最終ラップで吸収されてしまいましたが、ライバルチームの体力を奪い取ることに成功。
ゴールへ向けた集団の隙を突き木村圭佑が残り1㎞でアタックを仕掛けます。
ここにブリヂストン橋本英也選手が反応し2名が抜け出す形に。
圧倒的なスピードを誇る橋本選手の先行は木村を苦しめますが、この状況にも冷静さを失わなかった木村は残り150mでスプリントを開始。昨年もこのレースの優勝争いのスプリントを経験している木村は最適なラインを見極め、橋本選手の鋭い追い込みを僅か数センチかわし先着。
自身初となるJプロツアーでの勝利を収めました。
▲ラスト1㎞からのアタックの後、スプリントを制した木村圭佑 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)