▲勝利した窪木選手(ブリヂストンサイクリング)photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
Jプロツアー第20戦『JPTまえばしクリテリウム』が9月29日(土)に群馬県前橋市内の特設コースにて開催され、ブリヂストンサイクリングチームの窪木一茂選手が今季シリーズ5勝目となる勝利をあげました。シマノレーシングでは横山航太が5位となっています。
9/29(SAT)
『まえばしクリテリウム』
レーススタート 14:10-43km=3.5km×12周 ※天候への対策で予定より2周回短縮
参加選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・小山貴大・中田拓也
迫りくる台風の影響で不安定な天候、雨のレースがスタート。
2週間前のJPTやまぐちクリテリウムで勝利している黒枝咲哉は国民体育大会への参加で、昨年このレースで3位になっている秋田拓磨も体調不良でこのレースをスキップ。
しかしながら、2年前の同レースでは入部正太朗がチームUKYOのオスカル・プジョル選手と逃げ切りの末勝利をかざっており、このレースも攻めの姿勢を見せます。
1周目から攻撃に出た入部は窪木選手(ブリヂストンサイクリングチーム)、小野寺選手(宇都宮ブリッツエン)と3名で抜け出します。4㎞パーシュート日本記録を保持する窪木選手、アジア選手権タイムトライアルU23で勝利した実績のある小野寺選手とのエスケープは逃げ切りのためには完璧な形となります。
▲スタート直後からアタックを開始した入部正太朗ら3名 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
しかしながら、数周回を重ねたところで窪木選手は自ら集団に戻り、この動きに同調するように小野寺選手も集団へ戻ります。
単独となった入部はそのまま独走を続け後続と15秒ほどの差を保ち先行、残り残り5周回のところで追走大集団内で大きなクラッシュが発生。
▲残り4周でクラッシュ発生、安全確保のためレースはいったん停止 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
安全確保のためレースは残り4周回という場所でいったん止められます。
残り5周回としレースは再開。審判からは入部の逃げも集団へ戻される判断となりましたが、ライバル選手の計らいで集団はペースダウン、入部は中断前と同じく15秒ほどの先行のままレースが再開されます。
のこり3周回、入部と追走大集団との差が10秒程と少なくなった場所で木村圭佑が一気にジャンプアップ、入部と合流しペースを上げます。
▲中断の後、木村キャプテンが入部に合流し2名で先行最終ラップに入る photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
2名のシマノレーシング選手が先行する形で最終周回へ入りましたが、残り3㎞で大集団へ吸収されてしまいました。
ゴールは残り500mで抜け出した窪木選手が差をつけて先着。力、判断力ともに違いを見せる展開で勝利しました。
シマノレーシングでは横山航太が5位、中田拓也8位、小山貴大10位となり、チーム年配者の攻めを無駄にせず、若手が結果につなげるレースとなりました。
▲入部正太朗、木村圭佑は周回賞を獲得 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
JBCFまえばしクリテリウム 結果(17.5km)
1位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング 22分51秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +1秒
3位 大久保陣(チームブリヂストンサイクリング )
4位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
5位 横山航太(シマノレーシング)
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
スプリント賞
窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
入部正太朗(シマノレーシング)
木村圭佑(シマノレーシング)
photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)