国内最高峰の自転車ロードレース「2018ジャパンカップサイクルロードレース」が今週末、栃木県宇都宮市で開催。それに先立って、10月19日はチームプレゼンテーションが宇都宮市内のオリオンスクエアで行われた。
ツール・ド・フランスなどにも参戦する世界トップクラスの選手が真剣勝負を繰り広げるジャパンカップ。今年は規模が拡大し国内外22チーム(クリテリウムは23チーム)が集結。過去数年、僅かなところでこのレースへの参加資格を逃していたシマノレーシングは2014年以来4年ぶりの出場で、入部正太朗(ロードレースのみ)、木村圭佑、湊諒、横山航太、黒枝咲哉、中田拓也、小山貴大(クリテリウムのみ)の7選手で世界の強豪に挑む。
野寺秀徳監督は「若手にシフトしてから難しい時期もあったんですけど、今季一気に成長してここまでかなりいいリズムで来ています。チームメイトであるとともに、それぞれがライバルとしてみんなここで勝ちたがっているので、その気迫を見せたいと思います」と意気込みを語った。
今季はツアー・オブ・タイランド、ツール・ド・熊野での区間優勝とチャレンジサイクルロードレースを含め3勝を挙げ、日曜日のロードレースで活躍が期待される入部正太朗は「今年は今までで一番力ついてきたんで、マジで行きます」と好調ぶりをアピールした。
▲ジャパンカップ本戦へ向けた決意を見せた入部正太朗 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
大勢のファンが駆け付ける中、入部選手が自転車をかついで登場したり、中田選手が得意の「ナカータ」のあいさつでわかせたりと久しぶりのジャパンカップ参戦を感じさせない雰囲気で会場を盛り上げた。
▲緊張のあまり?一番目立っていた新人ナカータ中田拓也選手 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
明日20日は、15時40分より宇都宮市大通りでジャパンカップクリテリウムが開催。9月にJPT山口クリテリウム、そして先週は地元での国際レース、おおいたいこいの道クリテリウムを制し、勢いに乗るスプリンター黒枝咲哉を中心に勝利を狙いに行く。
photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)