2018年10月7日(SUN)
『経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ』
122㎞=10㎞×10周回+2㎞
出走選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・小山貴大・中田拓也
Jプロツアーのチャンピオンシップとして位置付けらる伝統のレース、「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」が新潟県南魚沼市にて開催され、マトリックスパワータグのフランシスコ・マンセボが優勝。シマノレーシングからは横山航太が3位、入部正太朗が4位、木村圭佑が6位と健闘しましました。
2018年シーズンのJプロツアー年間最終戦として開催されたこのレースは、今回で52回を数えるJBCF伝統のチャンピオンシップレースです。
南魚沼のコースは三国川ダムの周辺にコースが設置され、ダムの下流へと一旦下ることで2㎞の厳しいヒルクライムを含む難コースでの開催となり激しいタイトル争いが繰り広げられました。
コース中、もっとも標高が低い位置からのスタートとなり、直後のヒルクライム区間からアタックが繰り返されます。2周回に入り7名の逃げ集団が先行。ここにシマノレーシングからは湊諒が入ります。
▲序盤から形成された湊諒含む先頭集団 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
先頭集団のメンバーが優勝候補が揃い、宇都宮ブリッツェンから2名、マトリックスパワータグから2名の状況からシマノレーシングはこれを容認せず、小山貴大、中田拓也がメイングループを牽引。
▲レース中盤から終盤にかけての集団牽引は小山貴大と中田拓也のみで担った photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
先頭集団との差を2分以内に抑えながら終盤の展開に繋げます。
先頭グループは「別格の力があり実力の底が見えなかった」と湊選手がレース後に話したフランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)が主に牽引。
残り2周に差し掛かるヒルクライムでマンセボ選手が単独アタックし、湊は日本選手権覇者である山本選手(キナンサイクリング)と追走しますが、そこについていたホセ・ビセンテ選手(マトリックスパワータグ)もさらに単独でマンセボ選手に追いつきます。
後方ではシマノレーシングから宇都宮ブリッツエンに牽引が代わりペースアップ。
ラスト1周回を前に登り区間で湊&山本選手も集団に飲み込まれ、このタイミングで入部正太朗がアタック、これに増田選手(宇都宮ブリッツェン)と横山航太のみが反応する力を見せ3名で先頭を追います。しかしマトリックスパワータグ勢をとらえることはできず、マンセボ選手、ホセ選手の順でゴール。
▲ラスト周回を前に先頭2名を目指しアタックする入部正太朗 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
▲ラスト周回、入部正太朗、増田選手(宇都宮ブリッツェン)と追走を試みる横山航太
▲圧倒的な力と集中力で勝利したフランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
3位争いは横山航太が先着し、入部正太朗は4位。6位争いの後続集団も木村圭佑キャプテンが先着しました。シマノレーシングはレース全体として存在感をだし、3,4,6と素晴らしい結果を残しました。
▲3位横山航太、4位入部正太朗の順でゴール photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
▲木村圭佑キャプテンも6位争いを制す photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
しかしながら、世界の最高峰で活躍した過去を持つマンセボ選手の力には及ばず。確かな成長を感じると共に、目標とする世界との距離を実感させられるレース内容となりました。
▲今季安定した活躍を見せる横山航太が3位に食い込んだ photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
▲シマノレーシングは団体2位の成績 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
南魚沼ロードレース 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 結果(122km)1位 フランシスコ・マンセボ・ペレス(マトリックスパワータグ ) 3時間14分20秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) +0秒
3位 横山航太(シマノレーシング) +1分3秒
4位 入部正太朗(シマノレーシング) +1分7秒
5位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +1分13秒
6位 木村圭佑(シマノレーシング) +1分40秒
photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)