REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第6ステージ富士山 湊諒がステージ18位で総合20位に浮上

2018年05月25日 | レースリポート・動画

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第6ステージ 【富士山】
5/25(金)11:00
富士スピードウェイ西ゲート→富士スピードウェイ外周路周回コース→須走商店街→ふじあざみライン
<パレード1.5㎞> + <6.3㎞ + 7.4km + 19.2km = 32.9km>
獲得標高 = 1,760m
観客数:9,000人

「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月25日の第6ステージは総合争いの行方を大きく左右する富士山。今年は2020年東京五輪・自転車ロードレースのゴール地点に予定されている富士スピードウェイ西ゲート前をパレードスタートし、外周路を周ってふじあざみラインに突入する全長32.9km。標高2000mの富士山五合目まで平均勾配10%、最大勾配22%の急勾配を駆け上がるふじあざみラインが、今年も選手たちの前に立ちはだかる。


▲昨日クラッシュの中田拓也も無事出走した photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


▲富士山ステージ用に32Tのギアがセットされる photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

 

シマノレーシングは前日、落車に巻き込まれて負傷した中田拓也も出走を決め、6人全員でスタート。最終的な総合25位以内を目指す入部正太朗、湊諒、横山航太が全力でこの難コースに挑み、自らのチャンスを切り開く。

この日の出走は82選手。スタート直後は海外選手が2、3人アタックして約1分のリードを築くが、キナンサイクリングチームのコントロールでこの逃げを吸収し、集団はひとつのままふじあざみラインに入る。

最初に仕掛けたのはクリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス)だったが、これをマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)がかわして、残り7㎞あまりを独走。例年よりも気温が高く、富士山もくっきり姿を見せた五合目に単独で現れ、前日の南信州ステージに続いてキナンサイクリングチームがステージ2連勝を飾った。リーダージャージも僚友のトマ・ルバからガルシアへと渡っている。


▲圧倒的な登坂力を見せステージ優勝&総合首位に立ったマルコス・ガルシア選手(キナンサイクリングチーム)

シマノレーシングはチーム随一のクライマー湊が安定したペースで上り、日本人3番手となるステージ18位でフィニッシュ。総合でも30位からUCIポイント獲得圏内の20位へとジャンプアップした。

同じく総合上位を狙っていた横山はステージ36位で、総合では29位をキープ。ここまで好調だった入部正太朗は惜しくもペースをつかめずステージ40位、総合では14位から30位に後退した。

明日の第7ステージ伊豆は、日本サイクルスポーツセンターの周回コースが舞台。今年は修善寺駅前をスタートし、日本CSCまでの上り区間もコースに含まれる。アップダウンとテクニカルなコーナーが続く周回コースも、例年激しい争いが展開。総合上位勢のバトルが活発化することが予想されるが、シマノレーシングも最後までその戦いに加わることで上位進出のチャンスをつかみたい。

<コメント>
湊諒
「去年までのTOJと比べて自分のペースでいくことを目標にしていたので、ある程度成功したのかなと思います。コンディションは昨日からだんだん上がってきて、調子がいいまま富士山を迎えられた感じです」


▲最後まで力強い走りを見せた湊諒 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

<リザルト>
2018ツアー・オブ・ジャパン 第6ステージ富士山
■ステージ順位
1 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 1:19'19"
2 ヘルマン・ペルシュタイナー バーレーン・メリダ +28"
3 クリス・ハーパー ベネロング・スイスウェルネス +1'48"
4 ホセ・ディアス イスラエル・サイクリング・アカデミー +2'00"
5 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +2'04"
6 ホセ・トリビオ マトリックスパワータグ +2'04"
7 サルバドール・グアルディオラ キナンサイクリングチーム +2'04"
8 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +2'04"
9 キャメロン・パイパー チーム・イルミネート +2'11"
10 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム +2'13"

18 湊諒 シマノレーシング +4'29"
36 横山航太 シマノレーシング +8'17"
40 入部正太朗 シマノレーシング +9'20"
48 中田拓也 シマノレーシング +12'25"
57 木村圭佑 シマノレーシング +15'33"
74 黒枝咲哉 シマノレーシング +23'10"

■個人総合順位
1 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 14:03'02"
2 ヘルマン・ペルシュタイナー バーレーン・メリダ +0'35"
3 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム +0'46"
4 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +1'55"
5 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +2'01"
6 サルバドール・グアルディオラ キナンサイクリングチーム +2'07"
7 ホセ・トリビオ マトリックスパワータグ +2'08"
8 中根英登 NIPPOヴィーニファンティーニ +2'47"
9 クリス・ハーパー ベネロング・スイスウェルネス +2'53"
10 キャメロン・パイパー チーム・イルミネート +3'14"

20 湊諒 シマノレーシング +6'18"
28 入部正太朗 シマノレーシング +9'24"
29 横山航太 シマノレーシング +10'05"
74 中田拓也 シマノレーシング +47'00"
79 木村圭佑 シマノレーシング +1:00'51"
81 黒枝咲哉 シマノレーシング +1:12'07"

■山岳賞総合
1 小石祐馬 チーム右京 16pt
2 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム 15pt
3 草場啓吾 日本ナショナルチーム 15pt

6 木村圭佑 シマノレーシング 10pt

動画
<YouTube>
 
 

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【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第5ステージ南信州 地元・長野県出身の横山が8位に食い込む

2018年05月24日 | レースリポート・動画

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第5ステージ 【南信州】
5/24(木)9:15
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
<パレード7.3㎞> + <12.2㎞ x 10周 + 1.6㎞ = 123.6㎞>
獲得標高 = 2,580m
観客:38,000人

「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月24日の第5ステージは長野県飯田市などが舞台の南信州ステージ。標高561m、勾配10%の山岳ポイントの上りをはじめ、つねにアップダウンを繰り返す厳しいコースで、総合争いの絞り込みもいよいよ本格化する。シマノレーシングは最後までメイン集団の中で戦い、複数の選手による総合上位進出を狙っていく。

前日の美濃の雨とは打って変わり、青空に覆われ、強い日差しとともに気温も27℃まで上昇。87人の選手たちは飯田駅前からパレードランをスタートし、周回コースに入るところでレースは本格的に始まった。

1周目はアタック合戦が繰り広げられるも、なかなか逃げが決まらず。2周目、ついに9人の選手が抜け出しに成功。メンバーは鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)に加え、海外の有力チームからもほぼひとりずつが入る格好になった。

山岳ポイント逆転を狙っていたシマノレーシングの木村圭佑キャプテンだったが、連日のアタックによる疲れからかこの逃げには乗れず。また、レース序盤は落車などのアクシデントも何度か発生。シマノレーシングからは新人の中田拓也が落車でケガを負うも、レースを続行。横山航太、黒枝咲哉もメカトラや他選手との接触に見舞われる。

 


▲遅れながらも追走をあきらめない木村圭佑&中田拓也 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

相次ぐ混乱により、集団は分裂。逃げの9人を追うメイン集団にシマノレーシングは入部正太朗、湊諒、横山のみが残り、木村、黒枝、中田はグルペットに入る。

先頭9人は2分半ほどタイム差を築くも、メイン集団はこれを捕まえるべくレース前半からペースアップ。先頭集団は人数を減らして逃げ続けるが、6周目にはすべて捕まえられた。

代わって、集団からはダミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)が単独アタック。数周に渡ってひとりで逃げ続け、最大2分45秒と大きなリードを築く。しかし、9周目にトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、ホルヘ・カスティブランコ(チーム・イルミネート)が集団から追走。最終10周目にモニエを抜いて、この2人が先頭に立つ。さらに集団からはディラン・サンダーランド(ベネロング・スイスウェルネス)が新たに追走を仕掛ける。

約30人のメイン集団は、先頭2人から2分後方となかなかペースが上がらない。この中には、シマノレーシングの入部、湊、横山も力を残した状態で残っている。入部は最終ラップに前の3人を追うべくアタックするが、成功しなかった。


▲逃げきりステージ優勝と総合リーダージャージに袖をとおしたトマ・ルバ選手(キナンサイクリングチーム) photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

結局、先頭2人が逃げ切り、ルバがステージ優勝を獲得、さらに総合でも逆転してリーダージャージに袖を通した。

メイン集団は4位以下のスプリント争いとなり、地元・長野県出身の横山が集団の5番手、8位に食い込む。自身にとって5年目のツアー・オブ・ジャパンで、自己最高順位を獲得し、応援に来ていた家族や知人の期待に応えた。入部は11位、湊は26位と集団と同タイムでゴールしている。

 


▲4位争いの集団で横山航太、入部正太朗、湊諒がゴール。横山はステージ8位に食い込む photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

総合では、入部が14位をキープ。横山は29位、湊は30位に浮上し、UCIポイント獲得圏内の総合25位以内にチャンスを残した。

明日25日は、静岡県小山町での富士山ステージ。今年から富士スピードウェイの外周路周回コースが追加され、激坂のふじあざみラインに入る前に約20㎞の平坦区間を走る。これによりレース展開も変わってくる可能性があるが、最後のヒルクライムが結果を大きく左右するのは変わらないだろう。タイム差が大きくつくステージだけに、総合争いにとって正念場。シマノレーシングの選手たちも全力で駆け上って、総合順位アップを狙う。


▲長野出身の横山は注目される中でのレースであった photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

<コメント>
横山航太
「毎年ここのステージは苦しんでいたので、メイン集団でゴールできたのはよかった。UCIポイントが獲れる(総合)25位以内に可能性が残せたのはよかった。今年になってさらに力をつけられたのは実感していたので、それを地元の昔からお世話になった方々に見せられてよかった」

<リザルト>
2018ツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ南信州
■ステージ順位
1 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム 3:13'35"
2 ホルヘ・カスティブランコ チーム・イルミネート st
3 ディラン・サンダーランド ベネロング・スイスウェルネス +20"
4 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ +1'19"
5 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +1'19"
6 窪木一茂 チームブリヂストンサイクリング +1'19"
7 サルバドール・グアルディオラ キナンサイクリングチーム +1'19"
8 横山航太 シマノレーシング +1'19"
9 キャメロン・パイパー チーム・イルミネート +1'19"
10 中根英登 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +1'19"

12 入部正太朗 シマノレーシング +1'19"
26 湊諒 シマノレーシング +1'19"
74 黒枝咲哉 シマノレーシング +22'51"
75 中田拓也 シマノレーシング +22'51"
78 木村圭佑 シマノレーシング +22'51"

■個人総合順位
1 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム 12:42'16"
2 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ +1'01"
3 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +1'04"
4 ホルヘ・カスティブランコ チーム・イルミネート +1'06"
5 イアン・ビビー JLTコンドール +1'09"
6 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +1'18"
7 ロビー・ハッカー チーム右京 +1'21"
8 ディラン・サンダーランド ベネロング・スイスウェルネス +1'21"
9 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +1'24"
10 中根英登 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +1'27"

14 入部正太朗 シマノレーシング +1'31"
29 横山航太 シマノレーシング +3'15"
30 湊諒 シマノレーシング +3'16"
77 中田拓也 シマノレーシング +36'02"
80 木村圭佑 シマノレーシング +46'45"
81 黒枝咲哉 シマノレーシング +50'24"

■山岳賞総合
1 小石祐馬 チーム右京 16pt
2 草場啓吾 日本ナショナルチーム 15pt
3 鈴木譲 宇都宮ブリッツェン 14pt
4 木村圭佑 シマノレーシング 10pt

■2018ツアー・オブ・ジャパン 第5ステージ南信州 インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=s24goQ3C7As&feature=youtu.be
[parts:eNozsjJkhIPUZENDA6Nks2Ijk/T8QGNnc8diJjMTAyZjMwMmAyYEcHBwAAD8ZAht

All:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


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【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第4ステージ美濃 木村が再び山岳賞に挑戦 入部12位 黒枝14位

2018年05月23日 | レースリポート・動画

 

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第4ステージ 【美濃】
5/23(水)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
<パレード4.0㎞> + <11.6㎞ + 21.3㎞ x 6周 = 139.4㎞>
獲得標高 = 1,218m
観客:15,000人

「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月23日の第4ステージは岐阜県美濃市が舞台。今大会最長の139.4kmで争われるスプリンターズステージだ。前日のステージで落車、負傷した新城幸也(バーレーン・メリダ)らが未出走となり、この日は87選手が出走。天気予報通り朝から雲行きは怪しく、選手たちが美濃市の「うだつの上がる町並み」に集まり始めたころにはポツポツと小雨が降り出し、スタートラインに並ぶと雨脚も強くなってきた。気温も17℃と上がらず、ウィンドブレーカーやアームウォーマーで防寒対策する選手も多かった。

シマノレーシングでは山岳賞3位につける木村圭佑キャプテンが、この日も逃げて山岳ポイントを稼ぐべく最前列付近に並ぶ。スタート直後は、山岳賞争いのライバル草場啓吾擁する日本ナショナルチームとシマノレーシングがお互いチームメイト総出で激しいアタック合戦を繰り広げる。ようやく約1周を走ったところで、山岳賞1位の小石祐馬(チーム右京)、2位の草場、3位の木村、そして新城雄大(キナンサイクリングチーム)、阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)の5人の逃げが決まる。バーレーン・メリダがコントロールするメイン集団はこれを容認し、タイム差は最大5分以上まで開いた。

 

注目の山岳賞争い、2周目、1回目のポイントは草場、小石、木村の順に通過し、草場が暫定トップに返り咲く。4周目の2回目は、ポイントを持たない阿曽と新城が抜け出して先着。3位の1ポイントは草場が獲り、これで山岳賞ジャージ奪還を決めた。木村はここで逃げから脱落して集団に吸収され、この日も山岳賞ポイントは3位のままとなった。


▲山岳ジャージを争う集団に木村圭佑が入る photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

一方、メイン集団からは松田祥位(日本ナショナルチーム)、チェン・キンロ(HKSIプロ・サイクリング・チーム)らが追走に飛び出すが、レースは終盤のスプリンター対決に向けて各チームの動きが活発化。シマノレーシングも、過去に日本ナショナルチーム時代にこのステージでトップ10に入った経験がある黒枝咲哉での勝負に照準を切り替える。


▲最後のヒルクライムに向けた位置取り争いでシマノレーシングが先頭に出る photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

 

6周目の最終周回、シマノレーシングは横山航太がメカトラで遅れるも、入部正太朗、湊諒、中田拓也が黒枝のためにトレインを組んで集団の先頭に立ち、上り区間ですべての逃げを吸収。さらに下り区間を終えてメインストレートに出たときは、入部が集団前方の好位置に躍り出るが、濡れた路面での混乱の中、黒枝とはぐれてしまう。

最後は水しぶきを立てながらの集団スプリント争いとなり、ミッヘル・ライム(イスラエル・サイクリング・アカデミー)がステージ優勝をつかんだ。シマノレーシングはそれぞれ単独でのスプリントとなり、入部が12位、黒枝が14位に入った。

総合では、グレガ・ボレ(バーレーン・メリダ)が首位をキープ。同タイムでのフィニッシュとなった入部は、総合14位を守っている。


▲残り300mから入部正太朗が先頭でスプリントを開始 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

TOJ後半戦に突入する明日24日は、第5ステージ南信州。長野県飯田市などをめぐる厳しい山岳コースで、総合順位を守る、または上げるためには最後まで先頭集団で戦い続ける必要がある。もちろん、山岳賞争いでも残り少ない大きなチャンスのひとつだ。

<コメント>
木村圭佑
「チームとしても僕が山岳賞を目指すことをチャレンジさせてもらっているので、逃げが決まるまでも入部さんや中田、湊に協力してもらって逃げに乗ることができた。山岳ポイント1回目は3着通過、2回目は獲れなかった。明日の南信州はきついステージだけど、チャンスがあればチャレンジしたい」

<リザルト>
2018ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ美濃
■ステージ順位
1 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー 3:23'59"
2 レイモンド・クレダー チーム右京 st
3 マルティン・ラース チーム・イルミネート st
4 大久保陣 チームブリヂストンサイクリング st
5 窪木一茂 チームブリヂストンサイクリング st
6 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ st
7 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ st
8 アンソニー・ジャコッポ ベネロング・スイスウェルネス st
9 パク・サンホン LXサイクリング・チーム st
10 岡篤志 宇都宮ブリッツェン st

12 入部正太朗 シマノレーシング st
14 黒枝咲哉 シマノレーシング st
60 湊諒 シマノレーシング +33"
68 横山航太 シマノレーシング +1'31"
70 中田拓也 シマノレーシング +2'21"
82 木村圭佑 シマノレーシング +4'01"

■個人総合順位
1 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ 9:28'23"
2 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +0'05"
3 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー +0'08"
4 イアン・ビビー JLTコンドール +0'09"
5 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +0'17"
6 岡篤志 宇都宮ブリッツェン +0'17"
7 ロビー・ハッカー チーム右京 +0'20"
8 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +0'23"
9 中根英登 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +0'26"
10 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム +0'26"

14 入部正太朗 シマノレーシング +0'30"
40 横山航太 シマノレーシング +2'14"
41 湊諒 シマノレーシング +2'15"
71 中田拓也 シマノレーシング +13'29"
84 木村圭佑 シマノレーシング +24'12"
86 黒枝咲哉 シマノレーシング +27'51"

■山岳賞総合
1 草場啓吾 日本ナショナルチーム 15pt
2 小石祐馬 チーム右京 13pt
3 木村圭佑 シマノレーシング 10pt

■2018ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ美濃 インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=qBYbfQvKW3s&feature=youtu.be

:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


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【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第3ステージいなべ 入部が19位

2018年05月22日 | レースリポート・動画

 

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第3ステージ 【いなべ】
5/22(火)9:20
阿下喜駅前→下野尻交差点→いなべ市梅林公園周回コース
<パレード3.1㎞> + <8.6㎞ + 14.8㎞ x 8周 = 127.0㎞>
獲得標高 = 1,650m
観客数:23,000人

アジア屈指のステージレース「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月22日の第3ステージは三重県北部のいなべ市が舞台。最大勾配17%の激坂を含む山岳賞の上りなどが選手たちを苦しめる。

この日も青空が広がる中、91人の集団は阿下喜駅前からパレード走行を開始。スタート直後のアタック合戦の末に、小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、ダミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)の2人の逃げが決まる。一方、集団内では落車が発生。新城幸也(バーレン・メリダ)、昨日ステージ優勝の雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)ら有力選手が巻き込まれるも、レースには復帰する。

2周目の山岳賞は小石、モニエの順に通過。残された3位1ポイントをめぐって、集団内でシマノレーシングの木村圭佑、山岳賞ジャージを着る草場啓吾(日本ナショナルチーム)が争うが、ここは木村が競り勝ってこの時点で9ポイントと山岳賞暫定トップに立つ。

しかし、5周目の山岳賞は再び小石が先着し、計10ポイントで木村を逆転。さらに3位の1ポイントも今度は草場が奪い、木村の山岳賞ジャージ奪取はこの日はかなわなかった。

メイン集団は、逃げの2人を1分前後のタイム差でコントロール。序盤で落車した新城がリーダージャージを着るチームメイトのグレガ・ボレ(バーレーン・メリダ)のため、顔から出血しながらも懸命に集団をけん引する。

ラスト2周に入る直前、メイン集団は逃げの2人を吸収。さらに次の周回の後半に横風を利用して集団が分裂。先頭集団約20人、第2集団約20人と別れる中、シマノレーシングは先頭に入残れず、第2集団で入部正太朗、湊諒、横山航太の3人が追いかける展開に。しかし、粘りの追走でラスト約6kmで再び40人ほどの集団にまとまる。

最後はこの集団で、上り坂でのスプリント争いとなり、総合首位のボレが昨年のこのステージの覇者マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)を抑えて優勝。リーダージャージにも2日連続で袖を通した。

シマノレーシングは、入部が19位、湊が26位、横山が30位でゴール。ゴールで12秒のタイム差がついた入部だが、総合では30秒差の14位と好位置をキープしている。

明日23日の美濃ステージは、平坦区間が多く集団スプリントとなる可能性が高い。天気予報は雨だが、シマノレーシングはスプリンターの黒枝咲哉でステージ優勝を狙いつつ、木村の山岳賞争いや逃げ切りのチャンスにもトライしていく。

<コメント>
入部正太朗
「ラスト1周入る前の横風区間で集団が活性化して、ラスト1周の時点で20人、20人ぐらいの2つのグループの分断した。湊と横山もいたので後ろの集団で頑張って、ラスト6㎞ぐらいで前の集団に追いついた。スプリントする脚は残っていたけど番手が悪くて、前の中切れを埋めながらスプリントしたのでタイム差をとられてしまった」

<リザルト>
2018ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージいなべ
■ステージ順位
1 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ 3:11'57"
2 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +00"
3 イアン・ビビー JLTコンドール +00"
4 窪木一茂 チームブリヂストンサイクリング +00"
5 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +00"
6 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム +03"
7 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム +03"
8 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー +03"
9 中根 英登 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +03"
10 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +03"

19 入部正太朗 シマノレーシング +12"
26 湊諒 シマノレーシング +18"
30 横山航太 シマノレーシング +20"
77 中田拓也 シマノレーシング +8'52"
79 黒枝咲哉 シマノレーシング +10'51"
87 木村圭佑 シマノレーシング +14'56"

■個人総合順位
1 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ 6:04'24"
2 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +0'05"
3 イアン・ビビー JLTコンドール +0'09"
4 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +0'17"
5 岡篤志 宇都宮ブリッツェン +0'17"
6 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー +0'18"
7 ロビー・ハッカー チーム右京 +0'20"
8 ベンジャミ・プラデス チーム右京 +0'23"
9 中根英登 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +0'26"
10 マルコス・ガルシア キナンサイクリングチーム +0'26"

14 入部正太朗 シマノレーシング +0'30"
24 横山航太 シマノレーシング +0'43"
38 湊諒 シマノレーシング +1'42"
73 中田拓也 シマノレーシング +11'08"
84 木村圭佑 シマノレーシング +20'14"
87 黒枝咲哉 シマノレーシング +27'51"

■山岳賞総合
1 小石祐馬 NIPPO・ヴィーニファンティーニ 10pt
2 草場啓吾 日本ナショナルチーム 9pt
3 木村圭佑 シマノレーシング 9pt

 

動画
■2018ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージいなべ インタビュー
https://www.youtube.com/watch? v=LEQAYlp0PWw
 
 
photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)
 
 

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【Report】2018ツアー・オブ・ジャパン第2ステージ京都 木村が山岳賞に挑む 横山が14位

2018年05月21日 | レースリポート・動画

2018ツアー・オブ・ジャパン
出場選手:入部正太朗・木村圭佑・湊諒・横山航太・黒枝咲哉・中田拓也

第2ステージ 【京都】
5/21(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース
<パレード3.8㎞> + <4.2㎞ + 16.8㎞ x 6周 = 105.0㎞>
獲得標高 = 1,836m
観客数:53,000人

アジア屈指のステージレース「NTN presents 2018 Tour of Japan」、5月21日の第2ステージは京都。京田辺市、精華町をめぐる周回コースは急激なアップダウンや細かなコーナーが多く、落車も多い。しかし最後は、けいはんなプラザ前の幅の広いストレートでゴールし、スプリント勝負となることも考えられる。

シマノレーシングはスプリンターの黒枝咲哉でゴールを狙いつつ、あらゆる展開に対応する作戦でスタートラインに並んだ。

この日も青空が広がり、最高気温は25℃ながら、強い日差しが朝から選手たちに降り注ぐ。京都府京田辺市にある普賢寺ふれあいの駅から全94選手がパレード走行をスタートし、周回コースに入ったところでレーススタート。すぐさま安原大貴(マトリックスパワータグ)がアタックし、これをシマノレーシング・キャプテンの木村圭佑と草場啓吾(日本ナショナルチーム)、コナー・ブラウン(チーム・イルミネート)の3人が追いかけて合流。4人の逃げ集団を形成する。


レースをリードし続けた木村圭佑含む先勝集団の4名 photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

 

メイン集団はペースダウンし、タイム差は最大4分30秒以上と大きく開く。3周目の1度目の山岳ポイントは先頭4人のスプリント争いとなる中、木村がトップで越える。スタート前から山岳賞を視野に入れていた木村が、これでジャージに一歩近づいた。

しかし、5周目のこの日最後の山岳賞は木村と草場の一騎打ちとなり、先ほど2位だった草場が先着して木村が2位。この結果、木村と草場が8ポイントのトップタイとなったが、この日の総合順位で草場の方が上位につけていたため、惜しくも木村はジャージに手が届かなかった。

この周回でラスト2周となり、メイン集団もペースアップ。シマノレーシングからは黒枝が遅れ始める。また、後方から2人の追走が木村ら4人にブリッジをかけるも、最終周回ですべて吸収された。

その後も、集団はアタック合戦や分裂を繰り返しながら活発に進み、シマノレーシングからも入部正太朗や横山航太らが積極的に対応する。ゴール前約2㎞で有力選手を含む8人が飛び出し、横山もその中に入り込んだ。10秒ほどタイム差を開き、チャンスをつかんだかに見えたが、最終的には後ろから来た集団に引き戻された。

その瞬間、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が単独で飛び出し、ゴール目掛けて独走。他の選手も懸命に追いかけるが、ギリギリの差で逃げ切ってステージ優勝をつかみとった。2位に入ったグレガ・ボレ(バーレン・メリダ)が、逆転で総合首位に立っている。

シマノレーシングは、横山の14位が最高位。また同一集団の25位でゴールした入部は、総合順位を12位まで上げている。

明日22日は、第3ステージいなべ。最大勾配17%の激坂を含む山岳賞の上りなど、厳しいコースが待ち受ける。ステージ争いとともに、総合争いでもタイム差が動く可能性が高そうだ。


▲雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が見事な勝利を飾る photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)

<コメント>
木村圭佑
「スタート後に4名の逃げになったんですけど、その後は集団とのタイム差が開いた。僕は山岳賞をゲットしたかったので、1回目は1位通過、2回目は2位通過になってしまって、同ポイントで総合じゅにの差で今回は録れなかった。明日以降もチャンスを見出して、いい成績を残せるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います」

<リザルト>
第2ステージ京都
■ステージ順位
1 雨澤毅明 宇都宮ブリッツェン 2:49:29
2 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ st
3 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ st
4 レイモンド・クレダー チーム右京 st
5 オリバー・ウッド JLTコンドール st
6 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー st
7 ロビー・ハッカー チーム右京 st
8 シモーネ・ポンツィ  NIPPO・ヴィーニファンティーニ st
9 新城幸也 バーレーン・メリダ st
10 トマ・ルバ キナンサイクリングチーム st

14 横山航太 シマノレーシング st
25 入部正太朗 シマノレーシング st
43 湊諒 シマノレーシング +50"
66 中田拓也 シマノレーシング +1'52"
76 木村圭佑 シマノレーシング +4'45"
89 黒枝咲哉 シマノレーシング +16'27"

■個人総合順位
1 グレガ・ボレ バーレーン・メリダ 2:52:37
2 マルコ・カノラ NIPPO・ヴィーニファンティーニ +01"
3 イアン・ビビー JLTコンドール +04"
4 オリバー・ウッド JLTコンドール +05"
5 ミッヘル・ライム イスラエル・サイクリング・アカデミー +05"
6 岡篤志 宇都宮ブリッツェン +05"
7 レイモンド・クレダー チーム右京 +06"
8 サム・クローム ベネロング・スイスウェルネス +07"
9 キャメロン・ベイリー ベネロング・スイスウェルネス +07"
10 ロビー・ハッカー チーム右京 +07"

12 入部正太朗 シマノレーシング +08"
26 横山航太 シマノレーシング +13"
63 湊諒 シマノレーシング +1'14"
67 中田拓也 シマノレーシング +2'06"
78 木村圭佑 シマノレーシング +5'08"
90 黒枝咲哉 シマノレーシング +16'50"

■山岳賞総合
1 草場啓吾 日本ナショナルチーム 8pt
2 木村圭佑 シマノレーシング 8pt
3 コナー・ブラウン チーム・イルミネート 2pt 

photo:Tatsuya Mitsuishi(OCN)


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