にゃんこのヨガ的生き方

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ピアノ・レッスン

2012-06-10 21:24:03 | 映画・ドラマ
映画『ピアノ・レッスン』を観ました。

封切以来、もう10回以上観ていますが、未だに全く色褪せません。
この映画の日本公開は1994年、何と18年前の作品です。

19世紀半ば、スコットランドからニュージーランドへ子連れで嫁いだエイダ。
6才で喋ることをやめて以来、ピアノが彼女の言葉代わりです。

ピアノと共に浜辺に上陸したものの、写真のお見合いで結婚した夫は、
ピアノを浜辺に置き去りにしてしまいます。
同じ白人系の隣人ベインズがピアノを手に入れ、エイダに取引を申し出ます。
レッスンをするごとに、黒鍵の数で数え、ピアノを返そう、と。

初めは『演奏するところを見たい』から、『スカートをまくって見せてくれ』、
『服を脱いで横になってくれ』と、レッスンの内容が変わっていきます。
次第に燃え上がるベインズとエイダの官能。

エイダ役はホリー・ハンター。彼女自身ピアノを弾くそうですが、
ピアノを弾く彼女の表情が実に情感に溢れています。

エロティックとか、エロティシズムとか、官能とか。
そのようなどの言葉で表しても足りないほどの、エイダの力強さ、情感、性愛。
ホリー・ハンターは、役柄上一切言葉を発しませんが、
エイダを見事に演じきっています。

子役のアンナ・パキン、ベインズ役のハーヴェイ・カイテルもめざましい。
マイケル・ナイマンの音楽も忘れられない。
ピアノ・レッスンは、私にとって未だに不動の第一位です。
コメント (2)
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