にゃんこのヨガ的生き方

毎日をゆったり、元気に機嫌よく暮らす

お年頃

2012-06-23 22:47:20 | インポート
先日同僚が言いました。

「ここ2ヶ月ほどだるいのよね。
これまでだるいなんてことなかったのに、何をするのもかったるくて。
ちゃびりさんが言ってた『だるい』って、こんなことなのかなぁ~って思った」

同僚は同い年です。
これまで「だるいと思ったことがない」というのがすごい。
彼女は体力がある方で、睡眠時間も短い方。
それがこのところ体調が今ひとつ。だるい、何もしたくない、と。

ねぇそれ、お年頃じゃないの?と訊くと、
「うん、そうかもしれない」。

あれは一昨年の夏でした。

何もしたくない。だるい。やる気がない。
週末だというのにどこへ行く気にもなれない。
ジムに行き始めて半年、体を動かすことで
それなりに気分転換はできていたはずなのに。

真っ暗な部屋で電気を消して、何をするでもなく横たわっていると、
訳もなく涙が出てきます。
仕事をしていても気が上がりません。
人と話すとき、努力しないと話せません。
胸のあたりに何かがつかえているような気がします。
しまいには、(生きていてもしかたないな)と思うように。

(これはまずい、心療内科に行かなくては)と思いました。
検索するとしかし、この年代ならまず婦人科に行くように、とあります。
そこで婦人科で診察をしてもらうことにしました。

診断は更年期。
ホルモンバランスが乱れています。治療しますか?
そこでホルモン補充療法を選択しました。
薬で、少量のホルモンを補います。
一週間も経たないうちに元のとおり元気になりました。

治療は今も続けています。

その時に思いました。
食べたい、買いたい、欲しい。
欲望は煩悩ではあるけれど、ある意味、活力でもあると。
全ての欲がなくなった時の私は、抜け殻のようでした。
今は抜け殻ではありませんが(笑)、かつてと比較して欲がなくなってきています。

同僚に言いました。

「私、今に悟りを開いて、出家するかもしれないから」
「にゃんこに早朝に起こされて怒っているようじゃ、出家はまだまだ」

アハハ。確かにまだまだ煩悩の塊だね。
コメント
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