「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

止まらぬ不祥事、元凶放置と黙認は罪

2010-02-19 23:09:00 | ノンジャンル
新年に入っても止まらない不祥事続きを紹介した(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/528.html)のもつかの間、2月に入っても止まらない。
エコパでは耐用年数からいっても不可思議な天井コンクリートの剥離落下。
そして今日出てきたのは財務事務所の個人情報中の個人情報ともいえる滞納整理票18枚もの紛失だ。
会見の様子を見ても、不祥事慣れしたのか薄笑いを浮かべての会見というのは実に不快だ。この幹部、自分は責任は問われないし、しょせん他人事という感覚なのだろう。

県組織はどこでもそれなりに矛盾を抱えているが、不祥事の起こるところというのは特に組織に問題が多い。
財務事務所というのは税の賦課徴収が仕事だが、上にいくほど仕事をしない。
特に財務事務所長というのは1日何をやって過ごしているのかをとても公表できないほど仕事が無い。財務事務所は所長、課長がいなくても仕事が回るところだ。
ゆえに、以前から若い優秀な職員で支えている面もあって能力の逆転現象が顕著な中で管理が強化され、士気の低下も影響しての不祥事だろう。
所長は昔のように他所の所長との兼務とし、課長クラスにはもっと現場での模範を示す日々の成果を求めたいものだ。
さて、すでに紹介のとおり開示請求の結果と意見書の提出要請を待っていた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/537.html)のだが、今日は県民のこえ室からすでに情報公開審査会に諮問された件の非開示理由の変更通知が来た。
審査に入る前の理由変更だ。
当初の非開示の決定の際に真剣に理由を考えていなかったのか。
おそらく、役所が非開示といえば異議申し立てなどしないだろうという甘い考えが蔓延していたのだろう。お粗末極まる。
いずれにしてもすでに審査会に付された案件なのだから開示非開示自体は会が決めることだが、この理由変更という事実だけで、納得しないのにそれを黙認することがいかに悪をのさばらせるかという事実の証左となろう。

今日はほかにも、御前崎のクレーン事故隠ぺいに絡んでスズキの会長が川勝に役人の隠蔽体質を何とかせいと直接物言いをつけたそうだが、県民にあっても、一般職員にあっても、怠惰な役人相手には、いうべきことは言い、正すべき行動は実行に移すことが肝要だ。