「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

終わらない負のスパイラル

2010-02-02 23:07:00 | 静岡空港
ツアーの半額助成や金券プレゼントなど8千万円投入のキャンペーンを生んだのが搭乗率保証。
その搭乗率保証を生んだのが福岡線を含む過大な需要予測。
その過大な需要予測を生んだのが空港建設だ。

過ちが過ちを生む構造はこれで終わらない。
ANAの抗議を受けて今日早速、空港役人上がりの副知事がANAを訪問したが、内容は明かされず。
JALの機嫌をそこね福岡線就航のため搭乗率保証で県が譲歩した際とそっくりだ。
もはや、始まったキャンペーンは止められない。
無能役人の考えるのは4月以降の税金投入支援の約束だろう。
そんなことは100も承知のFDAまでもが、今日の新聞紙上でJALだけ支援に不満を表明。
ANA,FDAの両方に今回の支援を上回る税金投入支援が行われることとなるのは明白だ。

原因は、知事が興味のないことや説明しづらいことを役人任せにしていることだ。
このJAL支援キャンペーンも25日の会見で記者から特定企業支援ではと問われ「説得できる割引料金だと担当者から説明を受けた」と自身で何ら精査していないことを露呈。石川よりも川勝の方がまだましというが、悪政から愚政に変わっただけのことで県民の不幸は変わらない。

「1円たりとも無駄にしない」とか誰かが熱弁していたが、静岡県は真逆の無駄が無駄を生む世界といえるだろう。
観光旅行者に税金をばらまく一方で、保健衛生の現場では会議に出席する旅費も不足し支障が出ていることを川勝平太は知っているのか。
どうやら川勝流現場主義の現場には弱者向けの行政サービス現場は含まれないらしい。

「遠慮なければ必ず近憂あり」
いつまでも行き当たりばったりのその場しのぎで行政をしていると必ず足をすくわれることにそろそろ気づくべきだ。