まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【句作展望】俳句そのものへの批評性を取り込む/新俳句入門(44)

2018-02-04 02:06:20 | 新俳句入門

地の果ての源郷とあり神迎へ   まほろば  旧作

私の句歴は12年目に入ったように思う。ハッキリしないのは、最初の入門(1979~)と今度の入門(2013~)の二次に別れていて、間に30年近いブラックが大きな口を開けているからである。しかし、いずれも良き指導者と学びの場に恵まれ、かなり好き放題が許されていた。いま現在の2回目の入門後は、世紀変わりという決定的なインパクトもあった。1回目の大物俳人たちも死に絶え、時間の経過と共に有名になった同じ世代の俳人が迎えてくれた。それでも、この4年3ヶ月ほどの間に、複数年にわたって本格参加した2結社と1会員誌はあえなく辞めてしまった(1誌は終刊)。残るは1同人誌のみとなり、新たに2結社を加えたが、代表が旧知の前者はともかく後者は辞めた別結社の同人継承を断られただけに、やるだけやってはみるが、あらためて同人昇格は無理なのかもしれない。そこで残ったのが総合誌への応募である。同人誌も、総合誌投稿(偶然選者)がきっかけであった。先頃半年ぶりに、総合2誌への投稿を再開したが果たしてどうなることか・・私の投句オタクぶりにも、我ながらアキレ返るばかりである。同人誌では、季語の扱いのより精緻さが求められている。他同人が無季・破調を基本にしているので、どうしても私の有季(語)が目立つ。無季や破調も時には採用することもあるが、基本は有季・定型(17音数律)である。そのことによって、俳句そのものに対する批評性を持つことが狙いである。最初から、有季も定型(17音数律)もかなぐり捨てることは原則して来なかった。現代川柳を含む短詩型文学誌に数号参加した時に  亡骸に往復ビンタの兵隊さん  というような句も発表したが、17音数律は守っている。また  音楽が途切れ酒呑童子の夢から醒め  も破調止まりだ。無季=自由律までは自分には厳しく、今後どう進むかを問われているのは確かだ。・・・《続く》

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 森恵 カバー 『粉雪』『愛をこめて花束を~SUPERFLY~』他

https://youtu.be/uPf0d65NkJI?list=RDuPf0d65NkJI&t=118

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら

二人の孤独を分け合う事が 出来たのかい

(詞・曲・歌 藤巻亮太)


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【愚の骨頂】伝統結社の句会は時間とカネの無駄!?/新俳句入門(43)

2018-02-04 01:02:31 | 新俳句入門

この土日は、気温がまた10度近くまで戻った。先週の金曜に行き掛かり上、歴史的結社の句会に出席したが、句会自体がちょうど1年ぶりだった。続いて、日曜には参加同人誌の新年会に出席した。90歳の有名女流と元タレントのご子息がゲストで面白かった。二次会では、35年ぶりに再会した代表に加え、夫人の有名女流と接することも出来て、大変に有意義な一時を過ごすことが叶った。このうち前者の首都圏の俳句連盟(自主)句会だが、実質は単なる伝統結社の句会に過ぎなかった。私の出句はダメな所ほど不人気で(プロ選の誌面を除く)、ここでも入門者の1点だけだったが、他の出席者の句も低劣なものばかりだった。1人偉そうな幹部同人がいて、アレコレ添削じみたことをやっていたが、ただのテニヲハばかりで、俳句の本質を度外視した技術論ばかりで、実に馬鹿げた内容だった。参加同人誌の代表にこのことをメールで知らせると、唯一言【時間とカネの無駄】とのことだった。まさにその通りである。ちなみに、この句会は会費千円だったが、同会場で後刻、別件で逢った知人が立て替えてくれたので大助かりであった。この知人の顔見知りがこの句会に欠席投句したので、一緒に負担してくれたのだ。・・・《続く》

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