まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【句会納め】驚愕!伝統俳句の再生とは・・結社定例句会に出席/新俳句入門

2019-12-21 19:36:32 | 新俳句入門

空白に重さとふもの古日記   主宰句  最高点 

*私は『空白の重さ』に常套を感じ、予選で落としました。やっぱり伝統結社は合わないのかもしれません。

今日、近隣の下町タウンで新参加の伝統俳句結社の定例句会に初出席しました。最新作の中から3句出した内の1句が会員選に入りました。50人近い参加者の大半が同人(句歴10年以上)なのですから、こんなものでしょう。元々句風が全然違う所で0点(各自3句出句・3句選。70歳代の女性主宰と同人会長のみ10句選)を免れたわけですから上出来でしょう。逆に、非同人の中によく選んでくれた人がいたものです。この結社は、一見ズブズブの伝統派なのですが、そうとも言えない特徴がありました。同人会長の80歳代の男性が興味ある主張をしているからです。次記事で主宰とこの同人会長の出句や選句を紹介しながら検討してみたいと思います。・・・《続く》 

 


エコエコアザラク宙空にあり日向ぼこ まほろば/新雑句雑感(36)~プロローグ7の始まり

2019-12-21 08:11:15 | 新雑句雑感

師走空MDMAの夜が明ける

極月の棒切れのように死ぬ病

浪曲の七色の声日短か

凍晴るるイエスは死んだと叫びだす

エコエコアザラク宙空にあり日向ぼこ

冬の蝶愛こそすべてと告げて去る

寒さふと大観音の手のひらに

蓮掘りの血脈たどる白き腕

寒喰いの彼方に蒼き国のあり

冬帽子土鳩の影を追い詰める

夢醒めてオリオンの蒼強まれり

凶星の尽きたる証し冬落暉

ぼろ市の歌謡全集完売す

柊挿す地獄はもっとあったはず