先のダンスの発表会で、久しぶりの方にあった。
かつてわたしが、カードで占いをして差し上げた事を、大変大切にしていてくれて、本当にあの時はありがとう、と、言ってもらえた。
わたしがカードでリーディングしていたのは、5年前の事だ。
実は、大学生の頃は、手相研究会だった。
学園祭で200人くらいの手相を見た。
最後は線なんて見ない。
ただ、読み取る。くるのを言う。
これが、当たる当たると評判になった。
その頃、飲み屋さんでアルバイトしていて、
そこのお客さんの手相も見てあげたりした。
ある日、赤い顔したおじさんの手相を見た後、
お返しに、名前を見てあげるよ、と言われた。
自分の名前を紙に書いたら、おじさんは、スイスイいろんな事を言った。
いろいろ当たっていたけれど、
中でも
「あなたのご両親は、男の子が欲しかったんだねぇ。ずいぶん、期待されていたんだねぇ。」
と言った。
えー。そんなの聞いたことない。と思った。
そして、おじさんは
最後に、
「手相を見るとか、そういうのはやめたほうがいい。」と言った。
後で両親に聞いたら、本当にその通りで、男の子の名前まで用意されていたとのこと。
わたしは、わたしの知らなかった両親の気持ちまで当てたおじさんにびっくりした。
思い返すと、おじさんのおでこの目と目の間には、大きな立体的なホクロがあった。
第三の目!!
あのおじさんは、神様だったんだ。と、思って、もう手相を見るのはやめた。
しかし、思えばなぜ禁止されたか理由を聞かなかった。
同じリーディングをする者同志、聞かなくても、深いところで腑に落ちる、そんな感じが漠然とあったからだ。
それでも、しばらくたって、わたしは一時期カードリーディングなどをした。
やっぱり、面白いから好きなんだな。
結果としては、ちょっと、おじさんの言うことを聞かなかった時期があったと言う事なのだが。
でも、喜んでくれて、こんなに長いことわたしのした占いを大切にしてくれていた人がいるのがすごく嬉しかった。
それで、気づいた。
「読んで終わり、じゃなくて…」
今ならはっきり、おじさんの言いたかった事が、わかる。
「それから、先をやるんだよ。」
読む、次がある。
わたしの本当の仕事はそういう事だ。
読むのに夢中になっちゃって、忘れてしまうところだった。
そうだね。ありがと、おじさん神様。
さて、やりますよ。わたしの仕事を。
かつてわたしが、カードで占いをして差し上げた事を、大変大切にしていてくれて、本当にあの時はありがとう、と、言ってもらえた。
わたしがカードでリーディングしていたのは、5年前の事だ。
実は、大学生の頃は、手相研究会だった。
学園祭で200人くらいの手相を見た。
最後は線なんて見ない。
ただ、読み取る。くるのを言う。
これが、当たる当たると評判になった。
その頃、飲み屋さんでアルバイトしていて、
そこのお客さんの手相も見てあげたりした。
ある日、赤い顔したおじさんの手相を見た後、
お返しに、名前を見てあげるよ、と言われた。
自分の名前を紙に書いたら、おじさんは、スイスイいろんな事を言った。
いろいろ当たっていたけれど、
中でも
「あなたのご両親は、男の子が欲しかったんだねぇ。ずいぶん、期待されていたんだねぇ。」
と言った。
えー。そんなの聞いたことない。と思った。
そして、おじさんは
最後に、
「手相を見るとか、そういうのはやめたほうがいい。」と言った。
後で両親に聞いたら、本当にその通りで、男の子の名前まで用意されていたとのこと。
わたしは、わたしの知らなかった両親の気持ちまで当てたおじさんにびっくりした。
思い返すと、おじさんのおでこの目と目の間には、大きな立体的なホクロがあった。
第三の目!!
あのおじさんは、神様だったんだ。と、思って、もう手相を見るのはやめた。
しかし、思えばなぜ禁止されたか理由を聞かなかった。
同じリーディングをする者同志、聞かなくても、深いところで腑に落ちる、そんな感じが漠然とあったからだ。
それでも、しばらくたって、わたしは一時期カードリーディングなどをした。
やっぱり、面白いから好きなんだな。
結果としては、ちょっと、おじさんの言うことを聞かなかった時期があったと言う事なのだが。
でも、喜んでくれて、こんなに長いことわたしのした占いを大切にしてくれていた人がいるのがすごく嬉しかった。
それで、気づいた。
「読んで終わり、じゃなくて…」
今ならはっきり、おじさんの言いたかった事が、わかる。
「それから、先をやるんだよ。」
読む、次がある。
わたしの本当の仕事はそういう事だ。
読むのに夢中になっちゃって、忘れてしまうところだった。
そうだね。ありがと、おじさん神様。
さて、やりますよ。わたしの仕事を。