かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

半田運河沿いの醸造蔵~ミツカン半田工場(愛知県半田市)

2012-06-23 | 知多の近代建築
旧カブトビール工場の見学を終え247号線を東へ向かうと半田運河と阿久比川に架かる半田大橋に出ます。
半田大橋の手前を運河沿いに南下すると、両岸にはミツカンや旧万三商店(現ミツカン)、亀甲富(キッコウトミ)の黒板塀の醸造蔵が建ち並び、「蔵のまち半田」と呼ばれる特徴的な景観をつくりだしています。


■半田運河の右岸沿い(写真向かって左側)に建ち並ぶミツカンの醸造蔵群。
 ひときわ背の高い現代的な黒っぽいビルはミツカングループ本社。(船方橋より上流を撮影)



■ミツカンサンミ(旧第一工場)半田工場
 大正12年に第一工場が火災で焼失し、大正末~昭和初年にかけて再建された当時の工場が今も残っています。

 

■その時に建てられた鉄筋コンクリート造の4号醸造庫





■旧第一工場の車庫と粕倉(大正~昭和)~防火対策としてレンガ造の防火壁などが設けられました



■明治期に建てられた旧第一工場の事務所が、博物館「酢の里」として再活用されています



■半田ミツカン第三工場
 旧第一工場の南側には木造の11、12、14号醸造庫(明治22年以前)と9、10号醸造庫(大正~昭和)が現存しています







■第三工場の南側にある旧万三(現ミツカン)の醸造庫







■第三工場の対岸(左岸)にあるミツカン半田第二工場~江戸時代から戦前にかけての工場、倉庫が残っています。





■運河沿いに続くコールタールを塗った黒板塀の蔵は、戦前の半田の景観を今に伝えています







撮影:2012/05/04