豊川稲荷の総門前の道を南へ向かうと、姫街道との交差点にちょっと変わった古い木造2階建の建物があります。大正5年に建てられた松井線香(旧日本駆虫品製造)の工場で、道路に面した東側は線香の乾燥室になっています。板張りの壁はブラインドのように板が開閉可能で、線香を自然乾燥させるための空気調整ができる昔ながらの工夫が見られます。
◆松井線香製造所(旧日本駆虫品製造)/愛知県豊川市中央通1-11
竣工:大正5年(1916)
構造:木造2階建
撮影:2014/05/03
■乾燥室の板がブラインドのように開いているのが分かります