美濃赤坂駅は大正8年(1919)、東海道線の支線大垣~美濃赤坂間5.0kmの開通にあわせ、終着駅として開業。実際の美濃赤坂線は東海道線から北側にチョロンと分岐していて、路線の長さは1.9kmというまさに盲腸線という呼び名がふさわしい短さです。
列車を降りると開業当時の面影を残す年季の入った木造駅舎がお出迎え。ローカル線の終着駅ならではの雰囲気を存分に味わえます。広大な駅構内は金生山からの石灰石運搬用の貨物専用の側線とプラットホームがあり、鉄道輸送最盛期の往時の面影を今に伝えてくれます。ひなびた駅舎と郷愁漂う構内の雰囲気は、鉄道ファンならずとも一度は訪れる価値のある鉄道遺産です。
■美濃赤坂駅で出発を待つ2両編成の313系電車
■駅舎正面
■駅舎全景
■駅舎ホーム側
■駅舎玄関
■開業時の面影が残る待合室は、95年前に時を戻してくれます
■朝夕の通勤通学時間帯以外は、1時間に1本あれば良い方です
■貨物線のホームと線路が延びるひとっこ一人いない駅構内は静まりかえり、「遠くへ行きたい」のテーマソングが頭の中を流れます
◆美濃赤坂駅~JR東海 東海道線/岐阜県大垣市赤坂町153-1
竣工:大正8年(1919)
構造:木造平屋建
撮影:2014/09/28
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