丸一国府商店から瀬戸川沿いの道を東へ向かうと、記念橋南の交差点にタイル張りの和風の小さな建物が建っています。すぐ東隣りには記念橋交番がありますが、この建物は元々昭和14年に交番として建てらたものです。反り返った切妻の屋根と唐破風の玄関は、伝統的な寺社建築を思わせる外観で、当時としてもかなり珍しい近代和風建築の交番でした。
建築当初は現在の位置から道路を隔てた西側の蔵所町にあり、蔵所交番として蔵所ミュージアム建設(平成17年開館)のため現在地に移築されるまで現役の交番として使われていました。現在建物は建築当時の外観を保ったまま移築復原され、観光案内所「案内処・集い処らくちん」として再活用されています。
■建物北面~特徴的な外観を残したままきれいにリニューアルされ、観光案内所として活用されています
■建物西面
■建物南面~手前の平屋部分は移築復元時に増築された模様
■建物東面~隣は記念橋交番です
■蔵所交番として現役だった頃の外観(平成13年撮影)
■正面妻壁の中央、大屋根の鬼瓦、玄関のむくり屋根に警察の桜のマーク(旭日章)が掲げられています
◆案内処・集い処らくちん(旧瀬戸警察署蔵所交番)/愛知県瀬戸市末広町1丁目
竣工:昭和14年(1939)
構造:木造
撮影:2015/1/25
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