手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

事例写真参照・・・

2012-02-26 | 家造り
統一感のあるインテリアとは・・・

材質と色味で統一感を計った事例写真を掲載しよう。



           


           ライフスタイル44-1

居間からダイニングキッチンを見た写真。

壁・天井の白色・・・床・家具の木肌色

ツートンカラーで纏め上げている。


天井際に吊り込んだ収納が、横ラインを印象付ける。


キッチンカウンターは右側のTV台と一体になって、

下段のラインを形作っている。


機能性を重視すると、TVの高さはこの位置になる。

化粧棚の高さも自ずと低く・・・


鍋釜はうまく隠しているが、料理の後片付け無しで・・・うまくダイニング空間を

演出できるか、生活写真が見てみたい。



生活観は別の話とばかり、大鉈を振るったのがこちらの写真。


          

          ライフスタイル44-2


イギリスの建築家 ジョン ポーソンの自邸

1949年イギリス・ヨークシャー生まれ。

30代でa.a schoolにて建築を学び、1981年に事務所を設立。

家具、インテリア、個人住宅から空港ラウンジまで幅広いデザイン活動を行う。

現代ミニマリストの旗手として、世界的に知られる。


さすがにミニマリスト・・・無駄が無い。

と言うより、生活観が感じられない。

好きなデザイナーは誰かとの問いに、

利休の名が出るほど。


ダイニングキッチンの楽しさよりも、

真っ直ぐ伸びたキッチンカウンター・・・余りにも、すごい!


デザイン性のハッキリ打ち出された一枚でした。

インテリアをスッキリ見せるコツ・・・

2012-02-25 | 家造り
室内の雰囲気をスッキリ見せるには、ちょっとしたコツがある。

縦横の線を揃えること。

材質感を統一すること。

色目を統一すること。



            


            ライフスタイル43


上段にリビングの展開を書いた。


両サイドに

机の高さ700

吊り戸棚の下端の高さ1,500

開口部の高さ1,800

出入り口の高さ2,100

を記載した。

アイランドキッチンと流しの高さは850~900の高さになるので、ちょっと出っ張る。


コーナーソファーの天端にも木製の笠木を廻し、

水平ラインの伸びやかさを強調した。


ソファー・ワーキングデスク・壁収納の下段天板の高さを700で統一し、

要素の一体感を図る。


7.2メートルの一体家具は、リビングダイニングの主役になるだろう。

リビングのコーナーベンチ

2012-02-19 | 家造り
リビングのベンチソファーの仕組みを確認する。

寸法と可動方法は検討を要する。


              


              ライフスタイル42

中庭向きのソファー幅は90cm、キッチン側を向いたソファー幅は190cm・・

4人~5人の人が利用できる。

3人掛けのソファーは可動式で、ベッド状にしたときは

幅90cm長さ240cmの範囲が、ベッドとして利用できる。


うたた寝するには十分な広さ・・・


ソファーは厚手の生地でウレタンを包み込んだオーダーメイド。

既製のソファーを買うよりも、愛着が湧くかもしれない。

家具メーカーと取引のある設計者に頼めば、

世界に一つの家具も可能。



いよいよ家の中心・・・リビングダイニングへ

2012-02-18 | 家造り
なんといっても、家の中心はみんなが集まるリビングダイニング!

描くライフスタイルを基に、間取りを検討しよう。


          

          ライフスタイル41

左半分に間取りを書いた。

右下が玄関の位置。

玄関ホールから、引き戸を開けて入ると・・・


時計回りに、リビングのコーナーベンチ。

L型ソファーの前には、ティーテーブル。

ソファーの一部が、引き出せるように記載されているが・・・

この部分は、ソファーベットにしたい。

椅子の生活は体に楽だが、ゴロッとできない。


このゴロッとした生活感覚は捨てがたい。

作り付けのソファーベンチを作るにしても、何とか実現したい。


その上は、ワークコーナー。

中庭を背にして、パソコンに向かうスペース。

このコーナーがあると、家族と話をしながら時間もつぶせる。


その上はダイニングコーナー。

壁面には収納を十分取り、部屋の中は整然と使いたい。


ダイニングテーブルは、4人から6人は使用可能。

来客時にも十分対応できよう。


最上部はキッチンコーナー。

アイランドのコンロキッチンと壁前の流しで、料理環境は完璧。

流しの並びには冷蔵庫を配して、作業性を向上。


どこに座っても、中庭を眺められる配置に固執したプラン。


部屋の広さは20帖・・・まずまずの環境確保。

パウダー鏡の仕組み

2012-02-12 | 家造り
カウンターに組み込む鏡の仕組みを検討しよう。


部屋に入ったとたん、カウンター上に鏡が合ったのでは、

せっかくの外の風景・・・緑の壁がかわいそう。

カウンター上には何も無く、必要に応じて鏡がセットできる工夫は?



            


            ライフスタイル40

左側にイメージを。

カウンタートップは木目の仕上げ。

書き物もできる仕様とする。

蓋状の部分を反転させると、鏡が出てくる。


蓋の下にシンクを組み込めば、水も使用できる。


右側にシンクの断面を。

奥行き20センチ、深さ20センチのシンクが組み込めそうだ。

小振りだが、化粧に必要な機能は確保。


目立たないようなディテールを工夫するほど、

発見したときの意外性が楽しい。

もー一つのパウダーコーナー

2012-02-11 | 家造り
自然系のライフスタイルを前提に考えると

違ったパウダーコーナーが見えてくる。

                
パウダーコーナーの前面に、庭になる空間があるとしよう。

自然系のライフスタイルを希望する人は、庭を造る・・・?


奥行きの無い庭でも良い。

緑の壁を作ろう。

                


                ライフスタイル39

パウダーコーナーの前面壁を、ガラス張りにする。

カウンター越しの景色は、このようになるだろう。

庭の中で・・・自然の中で、身だしなみの確認。


訪問先での息抜きにもなる。

住宅にあるまじき環境の取り込み・・・

驚きと楽しみの空間。


次回はパウダーコーナーに不可欠の鏡。

これをカウンターにどのように仕込むか・・・

仕掛けを検討しよう。



住宅には、物語を演出したい。

鏡張りの洗面カウンター

2012-02-05 | 家造り
洗面カウンターの鏡を、壁面いっぱいに張った。


目的は、空間の広がりと賑わいの雰囲気作り。


           


           ライフスタイル38


足元まで鏡張りにした。

これなら全身を映す姿見にもなる。

訪問先で、身だしなみを整える無くてはならない空間。


右側にトイレが見える。

手前に書き込まれたのが、トイレとパウダー空間を仕切る透明ガラスと、

外壁に設けられた縦長窓。


床から天井までの窓は、抜けの良さを感じさせる。

外光を取り入れた・・・ブティック風パウダーコーナー

2012-02-04 | 家造り
ブティック風とは・・・住宅らしからぬ表現。

でも、考えてみると“住宅らしい住宅”も変な思い込みだ。


型にはまらないライフスタイルから、テーマの「楽しい住宅」が生まれる。


          


          ライフスタイル37


パウダールームの中を、化粧台を背にコートハンガーの壁を見る。

左手はトイレのエリア。


ここで工夫する点は、正面の壁を広く見せること。

幅1.8mしかないものを、如何に長く見せるか。


トイレの仕切りに入る壁をガラスにした。

正面壁から手前に30㎝ほどの範囲を透明のガラスにする。

この範囲なら、トイレの中を見通すことはできない。


更に、トイレ内の壁にもブラスト処理したガラスを入れる。

壁を這うように外光がパウダーコーナーまで届いて、

気持ちの良い空間ができる。


壁に掛かったコートも、色鮮やかに・・・