欧州アカマツ

欧州アカマツの別名は・・・
レッドパイン、ヨーロピアンレッドウッド、スコッチパイン、
ソスナ（ロシア連邦）

産地は欧州、中央アジア、シベリア。
画像で見ると・・


欧州アカマツの柾目板

辺材は淡い黄白色～淡い赤色。

心材は淡い褐色～赤褐色。

辺心材の境界はやや不鮮明。

木理は通直で、
肌目は密～粗まで幅があり、
脂条がかなり多い。

国産のアカマツに比べ、
やや軽軟で強度も劣る。

大径木が得られやすい
利点がある。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、下地材、造作材、建具、家具など。

紅松・・いよいよ朝鮮に突入

紅松の別名は・・・
チョウセンマツ、チョウセンゴヨウ、ケードル（ロシア連邦）

それでは画像を


紅松の板目画像

産地は朝鮮半島、
中国黒竜江沿岸地帯、シベリア。

辺材は淡い黄白色。
心材は淡い黄褐色～淡い赤色を帯びており、
辺心材の境目は明瞭。

木理は通直。

肌目も緻密だが、脂条が多い。

やや軽軟で、加工性が良く、
狂いも少ないが、
割れやすいので・・・注意！

耐朽性は小～中程度。
性質は国産のヒメコマツに近い。

用途は敷居、鴨居、造作材、建具、木型、彫刻など

北洋蝦夷松

北洋蝦夷松・・・
別名はスプルース、ホワイトウッド、エーリャンスカヤ（ロシア連邦）

産地はシベリア、中国東北部、沿海州、樺太、千島。


柾目板の画像。

辺材は淡い黄白色。
心材は淡い赤褐色だが、
辺心材の境目は、不明瞭。

木理は通直。

肌目はやや緻密で、
光沢を有するが、
脂条が多くみられる。

軽軟で乾燥・加工性が良く、
特に表面の仕上がりが良好。

耐朽性は小。

用途は構造材、造作材、建具、器具、箱材　など。

北洋唐松（柾目）・・いよいよユーラシア大陸へ

外材もいよいよユーラシア大陸の木材に。
北洋唐松・・別名グイマツ、ラーチウッド、リストベンニッツア。

産地はシベリア、沿海州、樺太、千島。


柾目板の画像

辺材は淡い黄白色。
心材は黄褐色～紅色を帯びた黄褐色。

一般に国産のカラマツより黄色味を
帯びている。

木理は通直だが、肌目は粗い。

脂気が多く、重硬で強度も高い為、
加工性にやや難がある。

乾燥は容易だが、
狂いが出やすいので・・要注意。

耐朽性は中程度。

用途は土台、梁、板材、器具、杭　など。

レッドウッド

別名セコイア、アカスギ。
セコイア類、スギ科。・・・別名の意味が何となく・・分かる。

赤い材質の写真？



確かに赤い！

産地はオレゴン州南西部～カリフォルニア州中部の太平洋沿岸。

辺材は、ほぼ白色で幅が狭く、
心材は淡い赤色～濃い赤褐色。

辺心材の境界は明瞭。

写真には、辺材が写っていないのか？

木理は通直だが、
肌目はやや重硬な割に、
乾燥・加工性は良い。

衝撃にやや弱い。

耐朽性は極めて大きい。

用途は構造材、屋根材、下地材、板材、造作材、家具、内装用合板、水廻りなど。

ノーブルファ―・・モミ類マツ科

別名ベイモミ、レッドファー、ホワイトファー。

レッドとホワイトでは、真逆の気もするが？

写真を見てみよう。



写真からでは、赤白の意味が不明！

産地はワシントン州～カリフォルニア州北部の太平洋沿岸、カスケード山脈。

全体に白色～淡い黄褐色を帯びており、
辺心材の境界は不明瞭。

木理は通直で、
肌目はやや粗～やや緻密。

サテン状の光沢をもつ。

軽軟で乾燥が容易な上、
加工性も良い。

特に表面の仕上がりが良好。

耐朽性は小。

用途は羽目板、造作材、内装材、建具、家具、合板、集成材、器具など

「令和」初回の投稿！・・ウエスタンラーチ

元号が変わったので、ペンカラーを変えてみる。

ウエスタンラーチは・・・
別名タマラック、ハックマッタクラーチ、マウンテンラーチ。

産地はカナダ・ブリティッシュコロンビア州南東部～オレゴン州。

ここで写真を・・・



辺材は白色～淡い黄褐色で幅が狭く、
心材は小豆色～赤褐色。

木理は通直だが、肌目は粗く、
脂っぽい感触を持つ。

やや重硬だが、加工性は比較的良い。

樹脂成分が多い為、
着色・塗装性に難がある。

釘打ちで割れやすいので、
注意が必要。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、床材、内装材、合板など。