手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

壁充足率が変わった

2013-04-28 | 家造り
吹抜け部分を削除して、
壁量充足率を算出してみる。

      
      20130428-1

左側が吹抜けがある状態の四分割。
右側は吹抜けを除いて四分割した。
当然の事だが・・・側端部3,4の幅が狭くなった。
加えて、外壁に在ったX方向の耐力壁が、2箇所カウントできなくなった。
これで充足率は、かなり下がるはず!

      
      20130428-2

判定欄を見ると、2階の側端部1,2の充足率が1/3程度になった。
充足率が1以上あるので、基準法的にはOKだが、配慮したほうがよい。

2階の耐力壁はバランスよく入ったか?

2013-04-24 | 家造り
2階には、吹抜けがある。
壁バランスは、うまくいっているか・・・?

          
          20130427-1

2階の東面(右側)には、外壁に沿って吹抜けがある。
床があるとして、まずは側端部を想定してみる。
(品確法ではこのように参入)

右側側端部4が、吹抜けのあるゾーン。
外壁面から室内側へ、1/4を側端部とした。

          
          20130427-2

判定でも分かるように、壁量充足率は5倍以上ある。
この判定結果では、バランスに問題は無い。

しかし・・・床の無い所では、水平力が耐力壁にうまく伝わらない。
外壁に面した吹抜けは、排除して四分割をする必要があるのでは・・・・

耐力壁はバランスよく入ったか・・・

2013-04-20 | 家造り
耐力壁はバランスよく配置されていないと、
地震等の水平力がかかったとき捩れが生じる。
建物を四分割して、耐力壁の存在量を確認するのが、
四分割法。

各側端部について、存在壁量を必要壁量で除した値(壁充足率)が、
1を超えればOK。

側端部の存在壁量を確認する。

           
           20130420-1

X方向に側端部1,2があり、Y方向に側端部3,4がある。
ハッチングの部分が、確認できるだろうか?

この範囲に、耐力壁がどの位あるか算出する。
右側に、範囲とその平米数を算出した。

必要壁量はこの面積に1階に在っては0.29mをかけて算出。
それでは、計算結果を一覧表にしよう。

          
          20130420-2

一番下の判定欄を、ご覧いただきたい。
側端部1,2(赤塗り部分)では壁量充足率が4倍ほど・・・
側端部3,4(緑塗り部分)では7~14倍程ある。

建物全体に、バランスよく耐力壁が配置されたことが分かる。

2階の存在壁量

2013-04-14 | 家造り
1階と同じように、2階の存在壁量を確認しよう。
前回の壁位置図で、耐力壁の位置は分かった。

X方向(緑色)の壁は8箇所。
壁倍率4.2が7箇所と壁倍率3.4が1箇所。

Y方向(赤色)の壁は9箇所。
壁倍率4.2が5箇所と壁倍率3.4が4箇所。

壁の長さは0.91mあるので、X方向は0.91×7×4.2+0.91×1×3.4=29.848m
             Y方向は0.91×5×4.2+0.91×4×3.4=31.486m

2階の必要壁量は、梁間方向(X方向)11.6m
         桁行方向(Y方向)6.9m  で、
存在壁量の方が、はるかに多い。

壁量計算では、安全性が確認できた。

2階の耐力壁の位置・・・

2013-04-13 | 家造り
2階の耐力壁を検討しよう!

1階と同じように、X・Y方向に色分けして、耐力壁を記載した。


         

         20130413

ハッチングした所が2階の床面。左下には1階の屋根部分が見える。

2階の左下部分(ハナマルを付けた部分)に、壁が少ない。
1階部分に壁が設けられないので、2階にあえて耐力壁を設置しなかった。
1階と2階で耐力壁の位置を合わせれば、力がスムーズに流れる。
2階の耐力壁は、左下のX方向の壁1箇所を除いて、全て1階の位置に合わせた。

全体の壁長さは足りるだろうが、何となくバランスが良くない。

これでまず計算してみて・・・不都合が生じたら、プランを再考しよう。

存在壁量を算出しよう!

2013-04-07 | 家造り
1階部分にある存在壁量を算出する。

          

          20130407

緑線(X方向)は梁間方向の耐力壁、赤線(Y方向)は桁行き方向の耐力壁を表す。
W4.2は、壁倍率4.2の耐力壁。外壁廻りは、全てこの倍率で計画した。
内部壁に関しては、両面に12.5ミリの石膏ボードを張ったので、
壁倍率は3.4になる。W3.4がそれを表す。

X方向はW4.2が9箇所 W3.4が4箇所ある。
Y方向はW4.2が9箇所 W3.4が6箇所ある。

壁の長さは0.91mあるので、X方向は0.91×9×4.2+0.91×4×3.4=46.774m
Y方向は0.91×9×4.2+0.91×6×3.4=52.962m

必要壁量は桁行き方向が19m、梁間方向が25.3mだったから、

必要壁量<存在壁量が確認できた。

m数だけ見ると、倍以上の数字(安全過ぎないか?)になっているが、
当初算定した必要壁量は、建築基準法で要求される最低数字であること念頭に!


壁量計算するための壁倍率は・・・

2013-04-06 | 家造り
一般的な壁の作り方で、壁倍率はどの位あるのだろうか?

外壁の標準仕様を書く。

          

          20130406

上方が室内・・・下方が屋外の平断面図。
屋内側には、火災予防も配慮して、不燃の石膏ボードを張るのが良い。
12ミリの構造用石膏ボードを、N50の釘で150ピッチに打ち付ければ、
壁倍率1.7

屋外側は12ミリの構造用合板を張る。
上記と同じような止め方をすれば、
壁倍率2.5

このような外壁を作れば、1.7+2.5=4.2で
壁倍率4,2がゲットできた。

壁倍率のMaxは5.0だから、かなり変形に強い壁となる。
土台ー柱ー梁・桁を、剛性の高い板で止め付けるのだから
強い壁ができることになる。

このような壁を、家全体にバランスよく配置すれば、
地震に強い家になる。