平成最後の投稿！・・ポンデローサパイン

10連休の２日目・・
皇室行事も最盛期に入る。
「令和」は、どのような時代になるか？

ポンデローサパイン・・
別名イエローパイン、ブラックジャックパイン、ブルパイン。

まず写真を・・



産地はカナダ・ブリティシュコロンビア州～カリフォルニア州の
太平洋沿岸及びロッキー山脈。

辺材は白色～淡い黄色～橙色。

心材は極めて少ない。
今までにこのような類は・・少なかった。

木理は通直。

肌目は緻密～やや粗と、
材に幅がある。

やや軽軟で加工性は良いが、
衝撃に弱い。

耐朽性は小～中程度。

用途は構造材、下地材、建具、家具、合板、集成材など。

ウエスタンホワイトパイン・・今回も松 平成最後ブービーの投稿

元号改元と元号発表を間違えて、
先月末に投降したが・・・
今回は間違いなく
改元前のブービーになるはず！

今回のお題は・・ウエスタンホワイトパイン。

パイン類ーマツ科・・生粋のマツみたい。

別名は、アイダホホワイトパイン、シルバーパイン、ホワイトパイン。

写真を見てみよう。



北米内陸部に広く分布。

辺材はほぼ白色。

心材は淡い黄色～淡い褐色～淡い赤褐色。

時間の経過とともに、濃色に変化する。

木目は通直だが、
肌目はやや粗く、
脂気も多い。

軽軟で乾燥・加工性が良く、
狂いも少ない。

耐朽性は小さい為、
水湿の多い場所への使用は、
避けたほうが無難。

国産の姫小松に似ている。

用途は構造材、床材、家具、合板の心材　等。

エンゲルマンスプルース

トウヒ類マツ科。
別名はコロンビアンスプルース、マウンテンスプルース、シルバースプルース、
ホワイトスプルース。

写真を見ると・・



産地はカナダ南部～カリフォルニア州の太平洋沿岸、ロッキー山脈など。

全体に白色～黄色を帯びた淡い褐色。

辺心材の境界は不明瞭。

木理は通直で、肌目も緻密～やや緻密、
美しい光沢を持つ。

軽軟な為、乾燥・加工性が容易で、
曲がりや狂いが少ないうえ、
表面の仕上がりも良好。

耐朽性は小さい。

用途は下地材、床材、建具、家具、器具、楽器など。

シトカスプルース・・トウヒ類、マツ科

スプルースとはトウヒに同じ。
しかも、科目はマツ科。
マツの仲間と考えればよいか？

別名は、ベイトウヒ、アラスカヒノキ、コーストスプルース、イエロースプルース。

まずは、シトカスプルースの柾目板。



産地はアラスカ州南部～カリフォルニア州北部の太平洋沿岸。

板目板はこのような絵柄。



全体に白色～淡い黄褐色。

辺心材の境界は不明瞭。

木理は通直で、肌目も緻密。

仕上げ面には縞目の美しい光沢が現れる。

軽軟だが強靭で、収縮が小さく、
乾燥・加工性も良い。

耐朽性は小さい。

用途は、内部造作全般に用いられるほか、
建具、家具、箱材、楽器などに使われる。

針葉樹のカラーリング

針葉樹の簡便着色法。

ダークブラウン色仕上げ



顔料着色剤を用いた仕上げで、
夏材部にも若干の色を付着させ、
春材部の色との違和感をなくすため、
この程度の濃色着色が必要となる。

この写真はウレタン塗料で
比較的厚膜に仕上げてあるが、
用途に応じて塗装仕様は選択が可能。

この着色技法なら、
現場塗装にも適用できる。

針葉樹の欠点をカバーする仕上げ法に、
素材を「浮造り」する方法があるが、

もう一つの方法として、
アーリーアメリカン調仕上げがある。



この写真がアーリーアメリカン調仕上げ

この方法は・・・
長年使いこんだ、古い家具のような表情を出すために、
あらかじめ素材に傷をつけたり、
人為的に着色剤の飛沫を付けたりする。

この様にしておけば、
後で付いた傷も、
簡単に補修でき、
違和感もない。

ベイマツ・・

ベイマツ・・別名ダグラスファー、
オレゴンパイン、アメリカトガサワラ、ダグラスモミ

マツなのかトガなのかサワラなのかモミなのか・・・
どの木にも似ているのだろうか？

まず写真を



柾目板のベイマツ

産地はカナダ・ブリティシュコロンビア州～カリフォルニア州太平洋沿岸。

ここで板目板の写真



辺材は淡い黄白色～赤みを帯びた白色。

心材は黄褐色～赤褐色。

木理は通直で、
肌目はやや緻密～粗。

樹脂成分が多い。

強靭だが加工性は比較的良く、
狂いも少ない。

樹脂成分による塗装障害を注意。

耐朽性は中程度。

用途は構造材、造作材、建具、家具、合板　等。

ベイツガ

別名ヘムロック。
又は・・ウエスタンヘムロック。

写真から見る。



ベイツガの柾目板



こちらが板目板。

産地はアラスカ州東南部～カリフォルニア州北西部の太平洋沿岸。
カナダ東南部～アイダホ州北部の山地。

全体に桃色を帯びた白色～淡い黄白色。

辺心材の境界は不明瞭。

木理は通直で、肌目も緻密。

国産の栂と比べても、遜色なし。

やや軽軟で加工性は良いが、
割れやすく、
腐りやすいので・・注意！

耐朽性は、小さい。

用途は構造材、柱材、鴨居、長押、家具など。

何にでも使えそうだが、
耐朽性は少ないので・・

安普請の住宅の
代名詞にもなっていた。

ベイスギ

別名ウエスタンレッドシーダー。
又はアメリカネズコ・・・

まずは写真から。


こちらは、ベイスギ柾目板

そして・・・こちらが板目板


色が黒い！

産地はカナダ～米国の国境地帯。
アラスカ南部～オレゴン州の太平洋沿岸。
アイダホ州北部。
ロッキー山脈・・・

広い範囲に分布している。

辺材は白色で、幅が狭い。

心材は赤褐色を呈し、
製材後はさらに褐色化が進む。

肌目はやや粗いが、
木理は通直で、特有の芳香がある。

軽軟で強度はやや落ちるが、
加工性が良く、
表面の仕上がりも良好。

耐朽性は大きい。

用途は構造材、屋根材、下地材、羽目板、造作材　等