手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

フローリング2

2008-07-27 | 建材
フローリングの種類はたくさんある。
桐のような柔らかい木を、床仕上げに使う例もある。角のとがったものには、容易にへこんでしまう。
しかし・・・
スチームアイロンの蒸気を当てると、湿気を吸って・・・復元するとのこと!
足に触れる桐材の感触は、なんとも良いものだろう!

                
                フローリング3

一枚目の写真は、ナラ材のフローリング。
ナラは家具等に多く使われている。
ほどほど強く、色味も白いので塗装にも適する。
木目らしいものも目立たないので、均一感もある。


                
                フローリング4

フローリング4は、メルバオ無垢フローリング。
ナラよりは、随分赤みが強い。
染色して色を付ける事もあるが、天然木ならその色を生かしたい。

特 徴⇒ マダガスカルから東南アジア、ニューギニアを経て、オーストラリア、サモア、マーシャルなど
熱帯地域に広く分布するメルバオは、クウィラ、イピルとも呼ばれ、熱帯産木材では最も利用されている
材のひとつである。

心材と辺材がはっきり区別でき、前者は鉄を思わせるような色をしている。
特徴としては、導管の中によく白色や黄色のシュウ酸石灰を含んでいるので他の材と区別しやすい。
白蟻や害虫に強く、耐水性や、熱射に対する耐性も十分にあり、
南洋材の中でも最も重硬な木材の一つとされており、
重量工作物、橋げた、床板、床柱、仏壇、重量物梱包用材などの
強度、耐久性を必要とされる用途に用いられる。


これまで参考に掲載したフローリングは、天然無垢材なので、心材・辺材の色違い、
木目の不揃いが目立つが、これをどのように感じるか・・・
練付合板に慣れてしまった目には、違和感があると思う。

練付合板は、同一材から薄く削いだ単板を、合板の上に貼り付けたものだから、
木柄も色味も均一にできる。

日本人の感性にあった材料はどっちだろう・・・



リビングのフローリング

2008-07-26 | 建材
住宅の床材は・・・
一時は絨毯・カーペット類が、隆盛?を極めていた。
ところが、床材の汚れ・ダニ・維持管理の容易さから、最近は板材が多いように思われる。

            
            フローリング1

この写真は、赤松無垢無節フローリング。
無垢材か合板かは、写真ではわからないが、色目は解かる。
赤松と言っても、松材は一般に白っぽい。
部屋の広さも感じるし、誇りも目立たない。


            
            フローリング2


この写真は、チーク無垢材。南洋材・・・東南アジア原産。
かなり硬い材料で、下足使用の床材としても使われる。色は全般に赤が強く
床材として張ると、色むらも出る。

特 徴⇒ 心材と辺材の差は明らかで、辺材は黄白色を示す。心材は産地によってかなり差があり、
金褐色、濃褐色などを示し、しばしば濃色の縞をもつ。木理は直通で、
肌目は粗である。世界の最高級銘木の一つである。

チーク(TEAK)は、中南米産のマホガニー、北米産のウォルナットと共に世界3大銘木に数えられ、
材木の中でもひときわ人気のある高級銘木のひとつである。
寸法安定性に優れ、その上腐食、磨耗等の耐久・耐水性も良く、
さらに曲げ、圧縮、剪定強度もあり、白蟻や害虫等にも強く
世界で最も有用かつ人気のある材のひとつである。


こんなに寛げるだろうか・・・

2008-07-20 | 家具
            
            フレデリシア社1

寛ぎすぎのこの写真・・・
北欧家具メーカー製品。
暖炉前に置く家具にいかがかと、掲載してみた。

            
            フレデリシア社2
軽やかな美しいフォルム。お尻がスッポリ入ってしまいそう?

巨匠ボーエ・モーエンセンとのコラボレーションをはじめ、高品質の家具に定評があるデンマークを代表する家具メーカー、Fredericia Furniture(フレデリシア・ファニチャー)社。待望となる日本ショールームが東京デザインセンター(東京・品川区五反田)内にオープンした。

これまでに日本国内で展開されてきた当社の家具は一部のみであった。今回のショールームオープンを機に、半世紀以上の歴史を誇るクラシックラインから、若手デザイナーが手がけるコレクションまでが一同に介することに。日本ではまだあまり知られていない人気の商品がとりそろえられることにより、より多くの人たちがその魅力に触れることが可能となったのだ。

細いスポークの足の先には、これも細い金属製のロッカー。
この足の細さは、イームズの椅子の足にも似ている。
この椅子のベースには、イームズの「ラ・シェーズ(寝椅子・長椅子)」があるのか・・・

「ラ・シェーズ」と言う名は、椅子を製作する上で、インスピレーションを受けた彫刻、
「フローティングフィギア」の作者、彫刻家ガストンラシェーズに由来する由。

それにしても、日本の椅子にはなさそうな、コンセプトと造形力を感じる。
足がブラブラして、かえって落ち着かないかも・・・

リクライニングチェアー

2008-07-19 | 家具
暖炉前の家具を探す。
前回は、<飛騨の匠>が生み出す木工家具・・・
今回は家庭家具でおなじみの・・・カリモク家具。

               
               カリモク1

いかにも緩やかにリクライニングしそうな家具。 

               
               カリモク2

               
               カリモク3

カリモクは、昔 刈谷木工とか言う愛知の家具メーカーだったと思う。
ホームユースの家具を多く生産しているのでは・・・?
匠の技と言うよりは、工場で機械が大量生産・・・よって安価と言うイメージがある。
間違っていたら大変失礼。

消費者ニーズは"安くてよい品を・・・”だから、これを満たしてくれる企業は、
ベスト企業と言う事だ。

デザインも良いと思う。肩肘張らず・・・馴染みやすい。
写真で見る限りでは、素材は合皮だろうか?
暖炉の熱から、どのような影響を受けるのだろう・・・
チョッと気になる。

暖炉コーナーに置く椅子

2008-07-13 | 家具
暖炉の前に置く家具は、如何に・・・
癒される家具・・・
暖炉の熱に耐える家具・・・
メンテナンスの容易な家具・・・
長持ちする家具・・・

             
             家具1

今回は飛騨の曲げ木・・・あるいは削り出しの木製家具を紹介。

家具1はイバタインテリアの家具。
飛騨古川に工房がある。

現在の民芸家具をテーマにデザインしました。
日本の伝統文化と美しさに敏感な、深みのある女性をイメージしています。
なんとなく懐かしさを感じるのはこの椅子の魅力だと思います。
柔らかなフォルムがとても印象的ではありませんか。
この椅子の背部から肘に至る曲線は1本の曲木で作られています。
木材をどの方向に曲げるかで仕上がりが決まります。そのため、木材選びがとても重要です。
1本の木をこれほど曲げる例は少ないと思います。

            

            家具2

家具2は、オークウ‘ィレッジ有限会社のフォレストチェアー。

フォレストチェアはゆったりしています。
座板が大きく、あぐらがかけるくらいです。木目を活かした背板、またその曲線は
「森の木立」をイメージしています。
仕上げは漆と自然素材のオイルがあり、若い人には素材の色が活かされるオイル仕上げに人気があります。
座るとまるで森に抱かれたような気分になります。
手触りがよく、なんだかホッとし、とても落ち着きます。

隣に暖炉が写っているので、説得力があります。
もう少し、リクライニングする物があると、よりbetter!

今回は小さな工房の家具でしたが、飛騨には「飛騨産業・柏木工・日進木工・シラカワ」と言った、家具メイカーもあります。

暖炉のコーナー

2008-07-12 | インテリア
リビングとダイニングキッチンのコーナーにある、暖炉コーナーを検討する。

           
           全体図

左下が暖炉のコーナーになる。
リビングが12帖。ダイニングキッチンが12帖。この二つの角にあるのが、8帖弱の暖炉のコーナー!
耐力壁を背に90㎝角のコーナーに納まる。

           
           インテリア15

暖炉を中心に2、4m角の床は、石張りとする。
今時分の暖炉は、木を燃やしても、火が飛び跳ねることは無いだろうが、
念のために不燃の材料を選択する。
玄関に使用したライムストーンで良いと思う。
材種を限定することは、インテリアの纏まりを、まとめやすい。
暖炉は鋳鉄製・・・オリジナルデザインのこだわりを置きたい。

この広さだと、暖炉前には二脚の椅子が丁度良い。
間にティーテーブルを置いて・・・

夏場はテラスに出て、日光浴!
テラスにも二脚程度の椅子は十分置ける。
周辺の景色がよければ、午睡を楽しみながら・・・終日黄昏れる。

テラスの高さは、地面から40センチぐらいが良いだろう。テラス床が、椅子の座面高さなら、直に座って椅子になる。
外部に張る床材は検討を要する。木なら日射による、反り返り・変色・腐蝕・メンテナンス・・・



組み合わせ家具をデザイン

2008-07-06 | 家具
メーカー家具には、なかなか組合せが可能な家具が少ない。
こ~なったら<終の棲家>で使う組合せ家具を、自分でデザインしよう!

家具のコンセプトを決める。
コンセプトワードは、<トルネード>

            
            トルネード1

画像が小さいので解説を・・・
<コンセプト>
単板を張り合わせ、三次元曲面をプレス加工する成形合板の技術から、
軽やかに舞い上がる、風のような・・・家具をイメージした。
反面、強靭な反発力・弾力性は、「Tornado」の持つ力強さにも匹敵する。
地上の万物を吸い上げる竜巻の漏斗は、テーブル・椅子の支柱をイメージさせる。
テーブル上の荷重を、また椅子の座面に掛かる人の体重を、しっかりと受け止める合板支柱は、
極細の形状を、可能としよう。

“軽やかに・・・
   繊細に・・・
      ・・・そして、力強く!”

下段には、左から<スツール><アームチェアー><ハイバックチェアー>の椅子バリエーション展開が
書かれている。
その右には、テーブルのバリエーション<シングルレッグ><ダブルレッグ><トリプルレッグ>と
テーブルの大きさに対応した、支柱本数の違いによる展開が書かれている。



            
            トルネード2

上段は、粘土模型の写真。
下段には、左からスツールを連結して、ベンチ状にした図。
ダイニングユースにテーブル・椅子を配置した図。
リビングユースで、みんながテーブルを取り囲むように配列した図。
三本足のワークテーブルを囲んだ図。
ろの字型に囲んだワークユース。

テーブル・椅子の組合せで、あらゆる部屋のレイアウト可。
こんな事ができたら、統一感が出てインテリアの纏まりが付く。

 

リビング家具を探す

2008-07-05 | 家具
リビング家具を検討する。
リビングの広さは、二間×三間の12帖。
ヤマギワで扱っている外国家具。
今回はザノッタの家具。

ザノッタ社は1954年にアウレリオ・ザノッタの指揮の下、ソファメーカーとして誕生しました。
その秀でた発想力、開発力、技術力によって成長し、60年代に入り、前衛的なデザイナー達を起用し、
独自のスタイルを創りあげました。



              
              リビング家具1

この家具は、非常に多彩な建築家・デザイナー、カルロ・モリーノの木を活かした有機的な作品の一つです。
ガラスの天板は透明感があり、空間を広く感じさせる。
木との相性もよさそうだ。ただし、食器が触れた時の硬質な音の響きは・・・


                  
              リビング家具2

このデザインは、design by Emaf Progetti
木製天板に、しっかりした木の足。


              
              リビング家具3

この家具は、アドルフォ・ナタリーニを中心として、1966年に結成した「ラディカル・デザイン」のグループ、スーパースタジオによるもの。幾何学的形態を追求したテーブルです。

何れもシンプルなデザインで、リビング・ダイニングの家具としてはOK。
ただ、これらの家具を組み合わせたり、並べ替えたり・・・そのシチュエーションに合わせた
使い分けができるだろうか?