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ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

塩地(シオジ)モクセイ科・・

2019-08-31 | 建材
別名コバチ、アズマコバチ。

木の画像を確認


分布は本州(関東以西)、四国、九州、中国大陸

樹形は卵形。

樹皮は褐色を帯びた灰褐色で、
縦に裂ける。

葉は7~9個の小葉を持つ
奇数羽状複葉で、
対生する。

小葉は8~20㎝の狭長楕円形で、
葉縁に細かい鋸歯ある。

葉より先に、
枝の側部から
長さ10~15㎝の円錐花序を出し、
白色の小花を多数つける。

翼果は長さ2.5~5㎝の
狭長披針形~広披針形で、
緑褐色に熟す。

落葉樹で、
樹高20~35m
幹径50~100㎝
花期4~5月
熟期9~10月

タモ・・赤目出しブラック仕上げ

2019-08-25 | 建材
タモは中間的な着色では、
色ムラになり易いので、
ブラック仕上げとしてみた。

画像を見よう


木質感を出すため、
道管に赤色の目止めを
施している。

目止めの赤色を
はっきりと表現するため、
下地の
黒色をあまり厚塗りすることは
出来ない。

そのため、
染料系着色剤ブラックで、
素地着色してから、
黒エナメルを
薄くスプレーしている。

上塗りは
ポリエステルの
磨き仕上げである。

タモ・・根来調黒目出し仕上げ

2019-08-24 | 建材
タモの木理は通直だが、
淡色で肌目も粗く、
均一な素地着色がしにくい材である。

そのため、
エナメル塗装で色付けを行うが、
単一色では素材感が得られないので、
道管を利用して、
二色のエナメル塗装で、
漆の根来塗の感じを表現した。

画像で確認・・


根来塗とは逆に、
ブラウン色を先に塗装し、
後から薄く黒色を塗装する。

これをサンドペーパーで研磨し、
道管部分に黒色を残して、
クリアーを上塗りする。

タモの時代仕上げ

2019-08-18 | 建材
タモ材の仕上げ方法を紹介。

まずは画像から・・


玉杢が生じやすいタモ、キハダ、ヤマグワなどの仕上げに、
時代塗りと言う技法がある。

素地着色は、
重クロム酸カリウムや
阿仙薬(あせんやく=タンニンの一種)を用いて、
薬品着色を行った後、
ウッドシーラーを薄く塗布して、
道管に砥の粉目止め剤を
摺り込む。

一種の白目出し仕上げであるが、
上塗りを厚塗りすると、
道管の白さが失われてしまうので、
上塗りは、
ワックス仕上げや、
ラッカーの薄塗り仕上げを行う。

アオダモ

2019-08-17 | 建材
モクセイ科、落葉樹。
樹高は10~15m。
幹径は20~40㎝。

因みに・・・
ヤチダモの樹高は20~25m。
幹径は60~100㎝。

アオダモはヤチダモの半分程度。

それでは、アオダモの板目板画像。


別名コバノトネリコ。
産地は北海道、本州、四国、九州。

特徴は、
辺材は淡い黄白色。
心材は淡い黄褐色で、
辺心材の境界は、
やや不明瞭。

一般にヤチダモより、
材色がやや淡い。

木理はほぼ通直、
肌目は粗~やや緻密と、
材により幅がある。

重硬な為、
強靭で弾力性に富み、
強度も高いが、
加工性にやや難がある。

耐朽性は中程度。

用途は板材、家具、器具、運動具など。

ヤチダモの、板目と縮杢

2019-08-11 | 建材
先ずは画像をみてみよう。



上段が板目板。
下段が縮杢。

辺材は淡い黄白色、
芯材は淡い灰褐色で、
辺芯材の境目は明瞭。

木理はほぼ通直だが、
肌目は粗く、
時に縮杢などの美しい
杢目が現れる。

重硬で靱性・弾力性に富んでいる。

加工性・耐朽性は中程度。

用途は造作材、装飾材、家具、化粧用単板、内装用合板など。

ヤチダモ(谷地たも)・・タモと言う漢字が出ない!消滅したか?

2019-08-10 | 建材
国産広葉樹・・
モクセイ科で
別名タモ、オオバトネリコ、シオジ(東北地方、新潟県)

地域や県で、他の木材と同名になるのは・・要注意。

分布は北海道、本州(長野県以北)、サハリン、朝鮮など

まずは画像を


樹形は卵形、
樹皮は灰白色で、
皮目が点在し、
浅い割れ目がある。

葉は、7~11個の小葉を持つ、
奇数羽状複葉で、
対生する。

小葉は長さ5~15㎝の楕円形で、
葉の先が尖り、
葉縁には波状の鋸葉を持つ。

枝の葉の脇に、
円錐花序を付け、
淡い緑白色の
小花を密生させる。

翼花は長さ3~4㎝の線状長楕円形で、
緑褐色に熟す。

ナラ材の黒タガヤ調濃色仕上げ

2019-08-04 | 建材
スプレー塗装による、
塗膜着色を前提にしたものだが、
染料・顔料混合の目止め着色剤と、
塗膜着色法の二段着色で、
濃色にした例である。

画像は・・


スプレー塗膜着色法は、
腕の良いスプレーマンと、
工場塗装を前提条件にしたものであるが、

幅の狭い部材などの場合には、
現場塗装でも、
適用可能と思われる。

ナラ材の民芸調ダークブラウン色仕上げ

2019-08-03 | 建材
堅密な材を、
濃色に着色するためには、
目止め剤に染料と顔料を混入した
一回着色法では、
無理がある。

この場合は、
最初に染料系着色剤で、
素地を十分に着色してから、
顔料系の目止め着色剤を施す。

参考画像


ナラ材の場合、
柾目を使用することにより、
放射組織が虎斑模様となって、
面白い味が出る。