手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

オールインワンの水廻り

2014-09-28 | 家造り
オールインワンの水廻りを、絵にしてみる。

        
        20140928

右手が浴室。出入り口と壁面をガラス張りにして、広さを演出。
左手の壁面を前に、奥から洗面シンク・・・カウンタートップ下は衣類ケース。
一番手前が、便器と化粧カウンター。
小物・花瓶の花・・・楽しく演出しよう!

洗面カウンター前は全面鏡。
その上部は換気窓。
壁の向こうは前面道路なので、視線の届かない高窓になる。
ガラス窓で、陽の差し込む明るい水廻りを作る。

平屋部分の天井を、船底天井にしたので・・・柱・梁の掛け方を変更

2014-09-27 | 家造り
平土間・玄関にかけての天井を、船底天井にしたので、
柱・梁の掛け方を変更する。
その結果、プランにも影響が出てきた。

以前のプランは・・・
          
          20140927-1

左上から洗面・脱衣、浴室・・・右に廻ってトイレ。
このプランのままだと、浴室内に柱が出てくる。
この点を改善すると、

変更プランは・・・
          
          20140927-2

水廻りのエリアは変わらないが、浴室・洗面・トイレが all-in-one 形式になった。
浴室は45センチほど大きくなって、1620タイプのユニットバスが入るようになった。
洗面脱衣・トイレ・洗濯コーナーが、同一空間になったことによるメリット・デメリットは・・・

空間の広がりを取るか・・・
トイレの独立性を取るか・・・

右端に描いたが、上段のように、水平梁に小屋束を載せて屋根を作るか、
           下段のように、山形に梁を組んで屋根を作るか・・・
天井を舟形に作るには、棟木を支える位置に、柱を動かしたい。
結果、プラン変更を余儀なく・・・

意匠性・構造の合理性・建設費の妥当性・・・色々な可能性を比較検討しながら、プランが出来上がる。

玄関イメージを絵にすると・・・

2014-09-21 | 家造り
玄関の格子引戸を開けると・・・
左右に収納・・そして奥に伸びる廊下。

           
           20140921

平土間の石張りが、そのまま伸びた玄関床。
天井の形態も、平土間の山形がそのまま伸びた、船底天井にしよう。

デザイン要素は少なくしたほうが、インパクトは強くなる。
研ぎ澄まされたデザイン要素を、何に求めるか・・・

平土間のイメージが固まったので・・・プランを直そう

2014-09-20 | 家造り
空間ボリューム・意匠が固まったので、プランの訂正をしよう。
前回までのプランは・・

          
玄関扉の開き方は、嵌め殺し格子と片引き格子戸。
1.8m幅で、玄関内と平土間の視覚的一体感を、計画した。
しかし・・・
前回のイメージ図で書き表したように、屋根の勾配とその下に見える開口は、
シンメトリーの規則性があるほうが、整然と目に映る。
よって、イメージにあわせ、玄関周りのプランを変更する。

          
          20140920

チョッと古臭いかもしれないが・・・出入口は、引き違いの格子戸にした。
これだけで和風の雰囲気がプンプン。
見上げれば・・・屋根のフレームが、露出して見える。

玄関内は1.8m四方の広がりだが、格子戸を介して、平土間と一体に繋がる。
平土間の先には、ガレージの車が見える。
見通せる長さは、全部足すと7.2m。

玄関内には、1.8m幅のシューズクロゼットと0.9m幅のクロゼットが出来た。

平土間に自転車を持ち出して・・・
隣には子供の三輪車が。
椅子に座って、お茶でも飲むか?

この空間で、どのような生活を紡ぎ出すか・・・

玄関前土間の・・・イメージ

2014-09-14 | 家造り
玄関前土間のイメージを、パースペクティブに見ると・・・

          
          20140914

イメージがうまく伝わらないかもしれないが・・・何となくこんな感じか?

左が前面道路。右側が中庭・・・こんなにスルーな感じ。
竪格子で仕切られた空間は、ほとんどオープン。
屋根が架った、屋外に間違いない。

正面の格子戸越しには、玄関の中が覗ける。

屋根を支えるフレームに、和モダンを感じさせる表現を!
空間が狭いので、高山の民家ほど大きな構成は無理だが・・・
斜材の組合せに、動きのある「和の心」を表現しよう。

よく見る写真・・・伝統の軸組み空間

2014-09-13 | 家造り
重要文化財“吉島家住宅”の、最も象徴的な写真を一枚・・・
入館パンフレットの表紙を飾るプロ撮影の一枚。

          
          20140913-1

・・・土間の吹抜け部分にある、大黒柱を中心として梁と柱によって構成された立体格子が、
   高窓から投げかける光の移り変わりとともに、その陰影と色合いとを転変させていく演出は・・・

建築家伊藤ていじに、この感想を書きしむる空間。

格子組と縦横のシンプルなラインは、「和モダン」を感じさせる構成になっている。
これらのテクスチャーを、玄関前の土間空間に加算させたい。

参考までに、しおりの裏面に書かれたプランを添付する。

          
          20140913-2

何とも、風格を感じさせる立面になっている。

格子の遮蔽効果は・・・実物を見てみる

2014-09-07 | 家造り
千本格子・・・どの位、視線を遮断するか?
岐阜高山にある、重要文化財「吉島家住宅」の写真で、検証してみよう。

        
        20140907-1

通りから見た住宅外観。
代々酒造を生業とした豪商の家。
明治38年の火災後、飛騨の匠によって再建された。

正面に廻って格子を見る。
              
        20140907-2 

このサイズでは、家の中が見えてしまう。
したがって、目線の通るところは、障子紙が張ってある。

千本格子のほうは、どうだろうか?
        
        20140907-3

この角度では、まったく中の様子が見えない。
桟のピッチが、細かいせいだろう。
正面に廻ってみる。

        
        20140907-4

このピッチなら、中が暗かったら・・・中の様子は見えない。

実は、中からの写真で、どの位外の景色が見えるか確認したかったが、
シャッターチャンスを逃した。
何かの機会に・・・確認しよう!

玄関前平土間のイメージ・・・道から見えて、ちょっと恥ずかしいか?

2014-09-06 | 家造り
平土間のイメージは・・・
4.5帖程度の広さだが、
四方への抜けが、功を奏するか?
まずは・・・中庭方向への抜け。

         
         20140906

正面に竪格子。
抜けを保ちつつ・・・緩やかに視線を遮る。
町屋の千本格子に近い遮蔽効果。
中庭が明るいので、格子のシルエットが、さぞ美しいだろう!