手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

公平になるように・・・

2008-05-31 | 住宅設備
前回は、TOTO製品の紹介をした。
今回は、公平さを欠かないように、INAX製品の陶器を検討してみよう。
INAXは愛知県の常滑に工場を持つ。

この周辺は、昔から瀬戸・多治見等、焼物の盛んな土地柄である。
INAXも陶器はもとより、外装・内装のタイルも販売している。


              
              サティス

新商品である。
カラフルで、目に楽しい!
住宅の中に、この程度の色使いをした部屋を作ることは、
気分高揚に、効果があるかもしれない。

これだけのトイレを作るのに、いくら掛かるか・・・65万!
65万/坪である。建物本体の金額を加算すると、ざっと100万。
水周りは金食い虫だ。参考までに内訳を見ると・・・

<シャワートイレ一体型便器タンクレスタイプ>
サティスカラーズ(カラーLS1/BW1) ¥350,000
サティス洗面器セット(角形/カラーBW1) ¥139,250
フリーコレクション:カウンター(注文生産品) ¥57,800
フリーコレクション:カウンター脚(2ケ) ¥42,000
写真プラン価格 ¥646,850

便器は各社とも、35万前後しているが、土を焼き固めて上薬を掛けたものだから、
もう少し、安くしてもらいたいものだ。
せめて20万・・・
トータル40万が、値ごろ感と思うが、いかがなものか・・・?


海外製品のデザインは・・・

2008-05-25 | お助け記事
セラ トレーディング。
TOTOが100%出資している、海外商品を扱っている子会社。
まずは取扱商品。
            
           
           商品名 C

製造はイタリー。

正式社名:CERAMICA CATALANO srl 国名:Italy
1967年、イタリアの衛生陶器の町チビタ・カステラーナにて創業。シンプルなライン、なめらかなカーブ、シャープなエッジなど、細かなディティールにこだわった製品を発表し、この分野のデザイントレンドリーダーとして、ヨーロッパ各国で高い評価を得ています。四角や円といった最も基本的な形状をモチーフとしたデザインは、空間をシンプルに引き立てます。

ほんとシンプル!
便器の蓋も、これなら気にならない・・・不思議。
全体の統一観が美しい!


           
この写真は、水洗が一つ。
上の写真は、二つ水洗が付いているが、並んで使うことも無かろうに・・・
最近の住宅写真には、この手の洗面室が多い。
実用性よりも、見た目の豪華さか?

流行といえば、次の写真

             
何処も彼処も、理科の実験室。
四角の陶器が、ちょこんとカウンターの上に。
これもCatalano社のVersoだが、チョッと浮かしてあるところが、憎い!





             

トイレの衛生陶器

2008-05-24 | お助け記事
衛生陶器のデザインで、トイレの雰囲気もずいぶん変わる。
最近は、サイズもずいぶん小さくなり・・・
まず、TOTOの製品から、見ていこう。

TOTOでは、九州の工場で作っているよう・・・
三種類の鉱石・粘土を混ぜ合わせ、型に流し込んで上下二つに分かれたパーツを作成。
焼成後パーツを繋いだら、上薬を掛け再度焼成。
ザッパに言ったら、こんなことで一台出来上がり!

           
           ネオレスト

なんとシンプルなこと・・・
コンパクトな感じ。
背中にしょっていた、タンクが無くなったせいか?
横に手洗いキャビネットが着き、雰囲気似ている。
手洗器の前の鏡が、チョッと小さいので・・・姿見にはならないか?

            
            ネオレスト寸法 

壁から75センチもあると、納まってしまう。
10センチは縮まったのだろうか・・・
狭い空間での10センチは大きい!

蓋がついている分、形が複雑?
蓋って、ほんとにいるのだろうか・・・
臭くないし・・・いつもきれいなので、必要性を感じない。
外国の製品も、探ってみるか・・・
 

トイレの様子・・・

2008-05-18 | インテリア
あまり見るべきものは無いが・・・
清潔感をどこまで表現できるか。

               
               インテリア7

狭い空間だから、多くのことはしないほうが良い。
壁面もシンプルに・・・色使いも淡い色のほうが良い。
狭い空間で、強い色目を使うと、クドイ!余計狭く感じる。

せいぜいカウンタートップと衛生陶器か・・・色を使うのは?
大きな鏡を置くと、写り込み効果で、部屋を広く感じさせる。

天井高は2.4m。
座って使う空間だから、2.2mもあれば十分と思われるが、
縦長に見せるのも、面白いか・・・?

床の石材をここまで敷き込むから、ホールからの連続感を感じられるはず・・・
左側の絵で、右端に見える窓が、採光・換気に欠かせない。
昼間はこれだけあれば十分明るい。
何よりも、閉鎖感が解消されることは、嬉しい。

自然の「風」を感じる空間・・・ロハスに。


来客トイレの広さ・・・

2008-05-17 | インテリア
玄関ホール脇に設けられたトイレ・・・
来客のパウダールームも兼ねるので、ある程度の広さとインテリアが要求される。
その上、家族のサブトイレとして・・・
将来はバリアフリー対応も視野に入れる。

             
             インテリア6

短辺90㎝、長編180㎝程である。
扉を開けて正面が手洗い・・・右手が便器になる。
扉を開けたとたんに便器が見えたのでは、“如何にも・・”という感じだが、
こらなら、マァマァだろう。
洗面カウンターの前には、大きめの鏡を取り付け、姿見を兼ねる。
身だしなみを整えるには、欠かせない。
正面の壁は、耐力壁なので開口は設けにくい。
部屋内の換気と自然採光は、何らかの方法で確保したい。

右手を見ると、洋風便器。ウォシュレットを付け、センシブルな機器を選びたい。
形と共に、色の選択にも気を配って・・・

便器の芯を、少し右側に寄せてある。
本来なら、将来 体が不自由になったときも、介護者が脇へ廻りこめる
空間を確保したいのだが、この幅ではチョッと無理か・・?
代わりにカウンターを設け、これに手摺を付ける等、今のうちに配慮しておく。

手洗いカウンターは、手洗い器部分で幅を広げ、カウンター下に収納を設ける。
予備のトイレットペーパー・清掃用具・その他小物を
収納する必要がある。

ホテルに置いてあるように、小物入れにアメニティーグッズを入れて・・・
楽しいだろう!

石材の床上を、気持ちよく歩くには・・・

2008-05-11 | インテリア
素足で生活する日本人には、石の床は馴染みが無い。
靴で歩くのが関の山だから、室内に石を張るときは、それなりの工夫を・・・
まず、冬でも素足で寒くない環境を!(だめだったらスリッパを履こう)

               
               インテリア5

左上に、床材の構成を書く。
表面はライムストーン。
その下に、穴の開いた合板。暖気を石材に伝えなければならない。
さらに、根太・大引きが下に入る。

左下に断面を・・・
床下に設置した蓄熱体から、昼間蓄熱した暖気が、夜間部屋内へ。
石の床を素足で歩いても、冷たさは感じないだろう・・・?
明け方、冷え切った状態では、スリッパが必要か?
石は、熱伝導率が良いから、フローリングの床より暖かく感じる。

右上に、温熱環境の領域を示す。
「外」と書いた所は、屋外。
「半外」「内」は屋内。靴脱ぎとホールだ。この部分を石張りにする。

石は熱を良く伝えるので、遮熱の位置と方法を、検討せねばならない。

建物の外壁下には布基礎があるので、ここを境に温熱環境の境界を作る。

右下にこの部分の断面を・・・
床仕上げ(ライムストーン)の境は、玄関ドアの下に設ける。
床仕上げを切って、この間に断熱材を挿入する。
仕上げ表面には、ステンレス枠を取り付け、断熱材を隠す。
これなら、床面を水洗いしても、大丈夫!

布基礎の内面には、断熱材を吹き付けるので、外部とは遮熱される。
断熱補強として、折り返し部分にも断熱材を・・・
これで完璧!




石張りの床を裸足で歩けるか・・・

2008-05-10 | 家造り
玄関ホールの床を石張りにしたが、感触は・・・
夏の暑い時はまだしも、冬の寒いときに、裸足で歩くのはつらい。
日本の生活環境は、夏を旨にできているせいか、
薄着・素足での生活が多い。
床暖房などは最近のことで、30年前までは上記の生活!

石床の利点は、メンテナンスフリー。
清掃も簡単なことは、維持管理が容易。
清潔感も完璧。

欠点は、肌に触れる感触と硬さ。
高齢化が進む社会では、転倒による怪我が多くなる。

冬場に、床の石がポカポカと暖かったら、さぞ気持ちよいだろう。
OMソーラーハウスを計画すれば、床下に蓄熱した熱が、
床の石材を介して、放熱される。
これは結構、リッチな環境ができるかも・・・

石の熱伝導率はどのくらいだろうか・・・
金属ほどは無いにしても、木以上だろう。
木の床よりも、熱を伝えやすいと言うことになる。
フローリングよりも、ポカポカするはず!

大理石の伝導率は、1.35
木は、ラワン合板0.11 松0.15 杉・ヒノキは0.08程度
石のほうが、10倍近く熱を伝えやすい。

これなら目的達成!

狭い玄関ホールを広く見せるには・・・

2008-05-04 | 家造り
狭い住宅では、玄関ホールには広い空間を取りにくい。
お客様を迎え入れる、大切な空間であるはずの玄関が・・・

何か工夫はないものか?

                  
                  インテリア4

「終の棲家」には、階段はない。
この写真から、左に写っている階段は、差し引いて見てほしい。

見るポイントは、床材!

靴脱ぎと、ホール部分が同材の石張り。
上がり框も、同質の石。
色・材質を統一すると、空間がシンプルに・・・モダンな感じになる。
床の目地は、このように太く見せる事はない。石を突きつけて、目地を消す。
モダンな空間は、概して広く感じる。要素が少ないせいか・・・

靴脱ぎとホールは、日本の住宅では「外と内」と言う感覚で、「石と木」的に張り分けられる
ケースが多い。
ここを、あえて統一して「石」。
靴のまま、上がり込む人もいないと思うので?

右の壁が、ミラー張りになっている。左側の写りこむ景色が美しければ、
結構、効果的かも・・・
今回、下足入れの扉にミラーを張れば、このような感じになる。
更にモダンな感じとなる。ここまでやるかは、少し考えもの・・・

住宅全体のインテリア観?と、調和を図って!

エントランスにコートハンガーを・・・

2008-05-03 | お助け記事
エントランスには来客用のコートハンガーを!
広いエントランスホールなら、コート用のクロゼットも計画できるが、
日本の住宅環境では、なかなか難しい。
そのような時、楽しげなコートハンガーが置かれて・・・
そこにカラフルなコートが掛けられていたら・・・これは楽しい!

             
             コートハンガー1

このコートハンガーは、存在感のあるフォルムの「Humphrey」のベーシックタイプ。透明のポリカーボネイト製フックはそのままに、脚をシンプル四角いスチールベースにしたことでコーディネートの幅が広がります。住宅だけでなくオフィスなどにも映えるデザインです。
             
             コートハンガー2

木をモチーフにしたジャケットハンガー。ジャケットを掛けていない時でも観葉植物のようなインテリアになるようデザインされています。両サイドの4本の枝の高さはハンガーと同等の傾斜になっており、そのままジャケットが掛けられます。素材はフィンランドバーチ。美しい積層が魅力です。
              
             コートハンガー3

イタリア、ピニンファリーナ社のデザインディレクターを務めた奥山清行氏によってデザインされたコートハンガー。美しいカーブを描く”枝”は、形状の異なる3本1組の成形合板を3セット組み合わせて構成。存在感のあるフォルムは住宅だけでなくオフィスのエントランスに置くオブジェとしてもおすすめです。

[奥山清行]
1959年山形市生まれ。イタリア、米国、日本を拠点に自身のデザイン事務所主宰。山形工房代表。アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(米)卒業後、GM(米)、ポルシェ(独)にてチーフデザイナー、アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン工業デザイン学部長を歴任。 現在はピニンファリーナ社(伊)デザインディレクターの要職を経て独立。フェラーリ・エンツォ、マセラティー・クアトロポルテ、家具、ロボット等数多くの工業デザインを手掛ける。

[ピニンファリーナ(Pininfarina S.p.A.)]
1930年、イタリア・トリノに創業。自動車のザインと製造で世界的に有名なカロッツェリア。流線型の美しいラインが特徴。デザインを手掛けた企業はフェラーリをはじめ、アルファ・ロメオ、ランチア、マセラティ、プジョー、フィアット、シトロエン、ジャガーなど多数。現在はカーデザインだけでなく、エスプレッソマシン、スーツケース、サングラス、ゴルフクラブ、システムキッチン、オフィスチェア、スキーブーツ、プロジェクターなど幅広く手掛け、2006年トリノ冬季オリンピックの聖火台とトーチのデザインも担当。

コートハンガー3が、この中では一番のお気に入り。
赤のビビットな色がなんとも・・・
住宅のインテリアは、それほど激しい色使いはしない。
ワンポイント的に使うのは、このくらいの色合いがベストでは・・・

いずれも、秋葉原にある「ヤマギワ リビナ館」で展示販売しているので、参考に!
この記事の中には“本命”が無いが、お店には購入したい一点があるので・・・
参考までに、ハンガー1¥47,250  ハンガー2¥39,900  ハンガー3¥134,400 です。(Net Price)もっと安く買いたい人・・・相談に乗りますよ!