手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

寝室の様子・・・

2013-06-30 | 家造り
寝室の雰囲気を見てみよう。

            
            20130630

正面にライティングデスクと大開口。
開口は、60㎝角を横3列 竪4段積み上げた。
横幅1.8m 高さ2.4mはとってもリッチ。
床面から開口を設置したので、「抜け」の良さはいいだろう。
最下段と最上段を開閉式にして、通気を図る。

右手にはウォークスルーのクロゼット入口が見える。
ここを通って洗面・シャワールームへ・・・
トイレ前を通って寝室へ戻れるサークル動線は、人の交差を回避。

左手には屋外テラス。
上部には2階の廊下が被ってくるので、上方への開放感には欠けるが、
屋外へ出られる開放感は捨てがたい。

寝室は8帖・・・4帖分のテラス付きはリッチ!

2013-06-29 | 家造り
寝室はNETで8帖の広さ・・・
クロゼットは別に設けたので、空間的広がりは満足のいくものだろう。

           
           20130629

図面の上方が北面。
北面外壁には、採光と通風のために、ワイドな開口を設けた。
開口の前にはライティングデスク。
3.6m幅あるので、夫婦で使っても十分な幅がある。
ベットから見えるように、デスクの上にはテレビを乗せよう。

左手(西側)には、4帖規模のテラス。
幅4m奥行き1.5mの広さになろうか。
隣地側は木製壁で囲い、日よけで上方からの視線をカット。
室内を見るような椅子の配置で、寝室との一体感を確保。

都心では考えられないような「癒し空間」ができた。

水廻り空間を絵にしてみる

2013-06-23 | 家造り
立体的にみると・・・

          
          20130623

トイレからシャワーブース方向を見る。
全体は3帖の空間。
天井高は2.4mもあればよいだろう。
狭い空間で、異様に高い天井も不安になる。

正面とブース内の窓は、60㎝角の窓を4段積み上げる。
ちょうど床から天井までの高さになる。
視線は通らないが、外光が入るので抜けの良い空間になる。

市街地住宅では、このようにして開放性を確保しよう。

シニアー夫婦の水周り

2013-06-22 | 家造り
今回は、1階の水廻り。
想定はシニアー夫婦の二人暮らし。
どのような水廻りが・・・

          
          20130622

まず目に付くのは・・・all-in-one の利用形態。

しかも、浴槽が無い。
シャワーブースのみで、湯に浸かることは無い。
最近の入浴形態を見ると、このような夫婦・・・結構いるのでは?

まず第一に、湯の沸かし変えが無くなった。
夫婦でさえ、お湯を入れ替えるかもしれない。
それなら、シャワーを流しっぱなしで使用しても、湯量は変わらない。
浴槽の清掃が無いだけ楽だ。
椅子に座って、湯を10分も被って居れば・・・冬でも十分温まる。

シャワーブースは、畳み1帖分。
湯は飛び散り、湿気も出るのでガラスの壁で囲い、通気用の窓を設けた。
床から天井までの、採光も取れる窓にしたい。
風の流れを考え、洗面カウンター前とブース内の関連付けを配慮。

洗面脱衣・シャワーブース・トイレで3帖あれば、かなりリッチな空間になる。
これを広く見せれば、結果オーライ。

水廻りの左側には、ウォークスルーのクロゼット。
右端には下着類の収納を組み込み、脱衣空間の機能をフォローする。
上段には洗濯済みの下着を、下段脱衣かごには、脱いだ下着を・・・翌日まとめて洗濯する。
寝室→クロゼット→水廻り の一連の動線は、非常に機能的。
コンパクト設計には是非取り入れたい。

キッチンセットを正面から見る

2013-06-16 | 家造り
正面から見ると、キッチンの姿はどのように見えるか・・・

          
          20130616

左から90cm幅に冷蔵庫。600ℓ容量の冷蔵庫でも75㎝幅があれば収まる。
壁厚を除いても85cm残っているので、余裕で収まる。
冷蔵庫の右側には、255㎝幅のシンクを内蔵したベースユニット。
右端は家電キャビネットのエリア。

流しの正面には、45㎝角のサッシュを、横4列竪2段に設置した。
開口サイズとしては、横幅180㎝竪90㎝の大開口になる。
これは開放的だろう。
ただし、都市型住宅の開口は採光しか期待できない。
ビューは諦めよう!

右端に高さ関係を書いた。
階高は3m。天井懐は30㎝で収めるので、天井高は2.7m。
24帖のワンルームになるので、この高さは必要。

チョッと使いにくいのが・・・吊り戸棚。
高さが高すぎる!
内部の棚が懸垂する物もあるが・・・
鍋釜・食器類が手元の収納で収まれば、あえて吊り戸棚を設置することは無い。
不要なものは捨て、生活に必要なものを選別しよう!

キッチンスペースの確認

2013-06-15 | 家造り
キッチンスペースを拡大して、厨房器機の確認をする。

          
          20130615
東側の窓に面して、ベースキャビネットを設置。
幅255㎝ 奥行き65㎝ 高さ85㎝・・・上部には吊り戸棚を。
ベースキャビネットにはシンクのみを組み入れて、コンロはアイランドキャビネットに設けた。
図面下方には、家電キャビネットを組み入れ、炊飯器・ポットを入れる。
カウンタートップには、電子レンジ・オーブントースターを2段置きする。
シンクの左側は作業台。正面の窓から採光が取れるので、手元は明るい。
作業台の左側は冷蔵庫。食材を取り出して、すぐ作業にかかれる。
冷蔵庫の先にはパントリー。買い置きの食材をキープできる。

「ワイワイキッチン」では、コンロを取り囲んで“焼き物”“煮物”をワイワイ言いながら、
みんなして楽しむ。
ベースキャビネットとの間は90㎝。
これだけあれば、ぐるりと取り囲んで、作業ができる。
キャビネットの半分はコンロ。残り半分は配膳スペースとして活用できる。

因みに、システムキッチンの値段は150万前後になるだろうか?

ここで肝心なことは・・・
食事のとき、調理後の雑然とした鍋釜を見ないで、楽しく食事する環境を
如何に簡便に作るかという工夫。

ベースキッチンの前に、ロールスクリーンを下ろすことにした。
鍋釜・調理道具をベースキッチンのシンク・作業台に移し、
天井面に取り付けたロールスクリーンを下ろす。
綺麗なアイランドキャビネットだけがダイニングエリアに残る。
これなら気持ちよい食事環境となろう。

部屋内からエントランスを見る

2013-06-09 | 家造り
陽が降り注ぐエントランスを見ると・・・

          
          20130609
このような雰囲気か?

左手にキッチン・・・壁際には吊り戸棚とベースキッチン。
横長の窓を設けて、光りだけは取り込む。
ベースキッチンを背にして、1.8m幅のアイランドキッチン。
コンロはアイランドキッチンに設けてあるので、レンジフードが必要だが
形が決まらないので、未記入。
右手にはリビングとダイニングを兼用した大型テーブルを配置。
右手壁面には、一面の収納ケース。幅が3.6mあるので、かなりの量が収納できる。

正面はエントランスに向かって、開口が二箇所。
2.5m幅、2.7m高さの開口は・・・ビッグ!
壁面は石積み風か・・・レンガ積み風、板張り風・・・好みに合わせて自由に。

参考までに・・・
          

          

玄関廻りと視界シェルターは・・・

2013-06-08 | 家造り
視界シェルターと建家の狭間・・・
エントランスはどのような雰囲気か?

          
          20130608
玄関の扉を開くと、5.4m先に内玄関の扉が見える。この先は・・・屋外。
右手には屋外(道路)と屋内を仕切る視界シェルター・・・・
上空にはトップライト。この部分で採光を確保する。
エントランスの土間空間は、屋外に近い採光環境を創り出すだろう。

リビングダイニングからエントランスを見ると、上空から差し込む陽光が、
視界シェルターの壁を、舐めるように降り注ぐ。
屋内にいて屋外を眺めるような・・・
閉ざされた空間で、屋外を感じるだろう!

1階平面・・・

2013-06-02 | 家造り
1階平面を検討しよう。
この階は、シニアー夫婦が使う。

         
         20130602
方位は、図の上方が北。
下方南面が、道路に面している。
東西北面は隣地で、住宅が建っている事とする。

全体を見ると、8帖のブロックが四つ繋がっているのが、分かるだろう。
南面した二つが、リビングダイニングとキッチン。
北西面には寝室。
北東面には水廻り。
実は、リビングダイニングと寝室の間は、高さ1,5mのヘッドボードで、
仕切ってあるだけなので、空間としてはL型に繋がっている。
言ってみれば、24帖のワンルームである。 これは広い!

特徴は、リビングダイニングとキッチン前のオープンコート。
幅90センチ長さ5.4mの空間は、玄関であり・・・通路でもある。町屋の
土間空間にも似ている。
上部は天窓で、燦々と陽が差し込む。
なぜこのような空間が出来たかと言えば・・・建築基準法で要求される
採光を確保するため。
居室面積の1/7以上の採光有効面積を確保するには、
都市型住居では、このような工夫が必要となる。

因みに・・・L型居室に要求される有効開口面積は、45㎡の1/7・・・6.5㎡
窓高さを2mとすると・・・3.3m幅の窓が必要になる。
隣地側は、1.8m離れないと有効開口にならないので、何れの窓もカウントできない。

それでは、道路に面して掃き出し窓を二つ並べた住宅で・・・
道路と住宅の間に庭を取ることなど想像できない都市住宅では、
どのようにして生活するか・・・

視界シェルターの登場となる。
部屋内からは、シェルターの壁に落ちる、陽の移ろいを
楽しむことになる。
音響的にも、街の雑踏を遮断してくれるだろう。

ワンユニット8帖のシステムとは・・・

2013-06-01 | 家造り
住宅は、幾つかのユニットが組み合わさって作られる。居室の基本単位は、8帖を基準としたい。
ワードロープ、収納等を含まずに、居住空間として8帖が確保できれば申し分ないが・・・

前回のプランを基に、話を進めよう。

           
           20130601

このプラン・・・よく見ると8帖が四つ隣り合っている。
四つの中心には、丸い柱が・・・
この段階では、全体の構造イメージを固めつつある。
建物の四隅には、0.9wと書かれた耐力壁が、しっかり入っている。
東西南北面の中央付近にも0.9wの耐力壁。
よく見ると東面(右側)は1.8wの耐力壁・・・西面に階段がつくので、
左右の壁量バランスを取るため、壁長が長くなっている。

部屋内にも耐力壁か柱が無いと、床面を支えられない。
部屋内を広く見せるために壁は設けず、荷重を支える柱だけとした。

全体の構造構想はこのくらいにして・・・間取りを検討する中で、
壁量の調整を図ろう。
かっちりしたケーキ箱のような立体になっているので、
耐震的にも期待が持てる。