素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

松本清張生誕100年

2009年12月14日 | 日記
 松本清張生誕100年を記念してのTVドラマがよく放映される。清張の小説のドラマ化はなかなかむずかしいという思いがある。トリック、時代背景、心理描写をふくめ、あの独特の雰囲気を表現することは至難の技だと思う。

 私が清張の推理小説に出合ったのは中学2年の秋。中学の時はバレーボール部、陸上部、相撲部、気象観測部に所属していた。シーズンによってメインとなる活動を変えていたのである。私だけではなく、運動にそこそこ自信のあるものは複数のクラブに所属した。

 体育祭前、陸上部の走り幅跳びの練習中に、踏み切ったときに右足大腿部の奥でピッと痛みが走った。大きな痛みでなかったので1週間ほど我慢して生活していたが、一向によくならないので病院へ行くと、大腿骨剥離骨折との診断。腰から右足大腿部にかけてギブスで固定され約1ヶ月の入院。

 その時に病院の簡易図書室にあった清張の「点と線」「0の焦点」「Dの複合」などを読んで時間をつぶした。入院がなければあれほど多くの本は読まなかっただろう。

 大学の時、「昭和史発掘」の出版記念で名古屋の『丸善』で講演会があったので聴きにいった。中身は覚えてないが、風貌から受ける印象と違い、結構ユーモアがあったことだけ印象にのこっている。サイン会があり、その時買った「昭和史発掘②」は大切に置いてある。

 せっかくの企画、ドラマを楽しんでいきたい。
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