素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今日は冬至

2009年12月22日 | 日記
 冬至は1年でいちばん昼が短い日だが、なぜか心は浮き浮きするのだ。10月半ばから暗くなるのが早くなってきたなと感じ始め、ふとある日勤務時間の終わる17時15分には外が真っ暗になっていることに気づく。暗くなるのが早くなるにつれて、気分まで暗くなる。

 その底にあたるのが『冬至』である。しかし、はっきりとはわからなくても明日からは、だんだん明るい時間が増えていくのだと思えるだけで、気分も明るくなってくる。

 学校は今日が終了式である。今年から、1週間早く始業しているから、本当に長い2学期だったと思う。加えて新型インフルエンザの影響で、予定通り行事や授業ができなくて、その調整に大変だったと思う。

 列車が分単位で当たり前のように運行されている裏で、ダイヤをつくり、非常事態があれば即対応している「スジ屋」と呼ばれるスペシャリストが存在するのと同じように、学校でも教科時間数のバランスをとりながら、授業がスムーズに流れるようにする裏方の苦労は並大抵ではない。

 ただ、そういう立場にたつ人はごく少数なので、なかなかその苦労はわかってもらえないものだ。世の中、当たり前のように物事が進んでいる、その裏の苦労を感じる感性だけは失くさないでいきたいものだ。

 
コメント
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